先日、家事シェア講座でパパさんとママさんにこんなお題について話し合ってもらいました。
パパチームには
「自分がもうちょっとやった方がいいだろうな、と思っている家事(育児)」
ママチームには
「夫にもうちょっとやってもらえたら助かるのにな、と思っている家事(育児)」
それぞれの解答の違いに驚きました。
パパチームのディスカッションの結果は「料理」でした。
理由は、「ひとりで過ごす時間を少しつくってあげられたらいいんじゃないかと思う」
「料理がいつも大変そうだから、そこをサポートできたら助かるんじゃないかと思う」
など。
パパから見たママのサポートってどんな事が必要なのか。
ママがいったい何を求めているのかを一生懸命考えてくれました。
一方、ママチームが出した解答は「完結」。
料理とか、掃除とか洗濯という答えではありませんでした。
いわく、「言ったことはやってくれるけど、それしかやらない」
例えばお皿洗いをお願いしたら、お皿を洗うことしかしない。その後の食器の片付けや机の台拭きまでは思いが至らない。
洗濯物の取り込みをお願いしたら、本当に取り込んで終わり。畳んだりしまったりしてくれることはない。
つまり、どんな家事でもシェアできたら当然助かるんだけど、全体を把握して動いて欲しい。
また、全体を把握するということでは、お出かけから帰って来た時。
ママはごはんを作ったり、お風呂の準備をしたり色々とやっているのに「あ〜疲れたー!」って休まないで!と言う意見もありました。
つまり、まだ家事としてはやらなくちゃならないことがたくさんあるって事です。
ママ達の意見からもわかるように、家事の目的は「完結」させることです。
完結させるためには、何をもってして「完結」なのかを決めないといけません。
例えば食器洗い。
洗った食器を拭いて、食器棚にしまうまでで完結とするご家庭もあれば。
水切りカゴに入れてある状態でとりあえず完結ってご家庭もあります。
どちらが正しいってことはありません。
大切なのは決めた「完結」に夫婦で一緒に向かっていけるかどうかです。
そこで、オススメの家事シェアの方法がこれ。
「〇〇をしてない人が、〇〇をする!」です。
だいたい、家事分担と言うと夫が掃除を担当、とか皿洗い担当という分け方をすることが多いです。
でも家事の完結を目的にして、それに向かって夫婦で一緒に家事育児を行う場合、この考え方の方が一緒に家事育児を頑張っているって実感がわきます。
例えば例に上がっていたお皿洗い。
「お皿を洗ってない人が、食器をしまう」というルールにすれば「最後までやってない!」とイラつくこともありません。
ちなみにわが家では「ごはんを作ってない人が、お皿を洗う」がルールです。
もっと言えば、お皿を洗ってない人が、テーブルを拭きをします。
「掃除をしていない人が、娘の相手をする」し、「保育園への送りをしていない人が、ゴミをまとめて捨てる」のです。