世の中では
・プログラミングを学ぶと将来仕事がありそう
・プログラミングを学習するハードルが下がっている
・アメリカや北欧ではプログラミングの義務教育化が進んでいる
・日本もプログラミングの義務教育化になるのか
といろんなことは言われていますが
「実際のところプログラミング教育ってどうなんだろう」
と僕自身も感じていました
そんなことを感じながら
たまたま仕事で1年間ほど
小学生たちにプログラミングを教えてきました
リアリティのある子どもたちの声やたくさんの成長を見てきました
そこで
「プログラミング教育は
単に技術力を学ぶだけじゃなくって
もっとそれ以外に子どもたちが成長できる素晴らしい可能性がある」
と試行錯誤しながら生み出した3つの手法があるのでご紹介します
一番初めは
「Scratch」というプログラミング言語を使ってゲーム開発を行います
「じゃあ、まずはこのテキストをやってね」
ではなく
「なにつくりたい?」
から始めます
すると
「マリカー!」「RPG!」「ドラクエ!」「マイクラ!マイクラ!」
好奇心旺盛なこどもたちからいろんな声が出てきます
「じゃあそのためにまず初めは
好きなキャラクターをつかって、動かすことをやってみよう」
と課題を提示すると子どもたちは
「おおおお!楽しそう!どのキャラにしよう。。。」
「俺、出来るじゃん」
「私の可愛いでしょ」
「楽しい、もっとやりたい!」
と無我夢中です
普段好きなものを
自分の手でオリジナルな形に仕上げること
は子どもたちにとってワクワクする経験です
もっとやってみたいって多くの子どもたちが思ってくれます
まず
子どもたちはゲームやアニメやマンガなど好きなものを何処かに持っています
それを引き出して
「あ、マリカーだ!一緒にやろう!今度対戦しようね!」
「one pieceしってる!ルフィかっこいいいよね!」
「AKB誰好き?いやこじはるでしょ」
「ボカロ知ってるよー、千本桜ね、超イケてる」
など。ゲームの話を一緒にする、一緒に遊ぶ。
そして次は子どもたちが作りたいものに対して
「そのためにはこうして、こう作るの」
と教えるのではなく
「なにそれ!カッコイイね!どうするんだろう、一緒に考えてみよ」
「こうやって上手くいかないんだけど、どう?」
と一緒に考えて、つくります
さらには子どもたちが作ったゲームに対して
「やらせて!なにこれ!凄い!ムズカシすぎるでしょ笑」
「ここなんでこういうステージにしたの?」
「ここはなんで敵キャラが2人なの?」
「もっとこういうボスも良さそう!」
などと作ったゲームを誰よりも夢中になって遊んで、いろいろ投げかける
同じ目線に立つことで、一緒に考えることで、理由を投げかけることで
・自分で考える癖がつく
・誰かと考える楽しさを知る
ことが出来ます