しょうゆ味の煮物を食べなかったら、トマト煮やクリーム煮にしてみる、カレー風味にしてみるなど味つけを変えてみるのも効果的です。特に葉もの野菜は、クリーム煮にするととろみがついて食べやすいと思います。
色々と試しても食べてくれない場合は、生で食べられる野菜は思いきってそのまま出してみましょう。にんじんを煮ても茹でても食べなかった子が、生のままスティック状にカットしてみそマヨをつけたら食べられたことがありました。くたくたのとろっとした食感が嫌いでシャキシャキした歯応えが好きな子どももいますし、その逆もあります。生の野菜は甘くて美味しい、という経験を是非たくさんさせて欲しいと思います。それでもダメならグリルで焼く、蒸し器で蒸す、素揚げする、など方法は色々あります。
苦手な野菜も自分でお料理すれば食べられることもあります。一生懸命作ったのですから、「ママが作ったのとどっちが美味しいか、食べてみて?」など、まずは一口だけで良いから食べてみることを促す声かけも忘れないでくださいね。
プランターや植木鉢を使って、自宅で野菜を育ててみるのも効果的です。4.にも共通することですが、野菜嫌いの原因の一つとして、食材に対する興味がない、食への興味が薄い場合があります。
スーパーや八百屋さんでどのように売られているか、家庭菜園で野菜がどのように実っているかを見せてあげることにより、野菜への興味関心を引き出してみましょう。また、野菜が実るまでに長い時間がかかることや、水やりなどの手間がかかっていることを真剣に話して聞かせることも時には必要です。
たまにはベランダや公園などの屋外で食べてみたり、仲の良いお友達や、少し大きいお兄ちゃんお姉ちゃんのいるお友達と一緒に食事をしてみてください。お友達や周りに影響されて急に食べられるようになることもあります。食事の時間を楽しくすることも大切です。