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公開 2016年05月24日  

5月24日は「世界おねしょデー」!ママには言えない、子どもの悩みと対処法

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子どもの「おねしょ」を正しく知りましょう!


目次
5~6歳を過ぎてのおねしょは、病気の疑いもある「夜尿症」
6歳くらいまでの「おねしょ」なら、気にせずに!
6歳以降のおねしょが気になったら…

本日は、「世界おねしょデー」であることを、
ご存知でしたでしょうか?

生まれて2歳ごろまでの子どもは毎晩おねしょをしますが、
その頻度は年齢とともに減っていくのが一般的です。

「おねしょ」について、みなさんはどう感じていますか?

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20~59歳、おねしょをする5~12歳以下の子どもがいる女性対象のWeb調査より

実は、3人に2人のママは「子どもがおねしょに悩んでいる」と感じてない、
という結果が出ています。

「おねしょは治したいけど、あまり通院はしたくない」
と約50%ものママが感じているそう。

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引用:ママには言えない、おねしょの悩み。

実際に、ママにインタビューをした動画では、

「おねしょについては、全然気にしてないので…」
「まだ小さいので、そういうこともあるかなって。」
「本人も、特に気にしてないのかなって思うんですけど…」

どのママも比較的、笑顔で話します。
あまり気にしていない、がほとんどの意見でした。

では、子どもたちはどうなのでしょうか?

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引用:ママには言えない、おねしょの悩み。

「なんで僕だけしちゃうんだろう?」
「恥ずかしいし、弟ももうしていないのに、お兄ちゃんとして情けない」
「早く辞めたいなあって…」
「おねしょをしちゃうかもしれないから、合宿(泊まり)には、いけない」

みんな、深刻な悲しそうな顔をしています…。

5~6歳を過ぎてのおねしょは、病気の疑いもある「夜尿症」

「おねしょ」と「夜尿症」の違いは年齢がポイント。

乳幼児期の夜尿を「おねしょ」といいますが、
5~6歳(小学校入学前後)以降は一般的に「夜尿症」と呼びます。

時々おねしょをしてしまう程度のお子さまの比率は。5歳で約15%、
小学校低学年で約10%と減少しますが、小学校高学年でも約5%にみられます。

また「おねしょ(夜尿症))」が子どもに与える精神的ダメージが
非常に大きいことも研究から分かっているそう。

それは、なんと「いじめ」よりも強く、トラウマになりやすいんです。

そうなる前に、お子さんへのおねしょケア、
しっかり対応していきたいものです。

6歳くらいまでの「おねしょ」なら、気にせずに!

一回なくなったおねしょが、また始まる…という場合は、
環境の変化が一因としてはあるようです。

ただし、6歳ころまでのおねしょは、気にすることはありません。

6歳以降のおねしょが気になったら…

夜尿症かどうか心配な場合は、まずは小児科を受診してみましょう。治療は生活指導が中心になりますが、医師の指導のもとに夜尿アラームという装置を使ったり、抗うつ薬や抗利尿ホルモン、抗コリン薬といった薬物治療をする場合もあります。

やはり、お子さんのことを考えると、
一回診療に行った方が良いでしょう。

チェックリストとしては下記、一つでも当てはまる場合は、
夜尿症を疑った方がいいです。

 □昼間も失禁することがある
 □熱中する時に、もらしてしまうことがある
 □落ち着きがない
 □寝る前にいつもトイレに行くのを忘れてしまう

  ※池田 裕一氏(昭和大学藤が丘病院 小児科 准教授 医学博士)による

また「おねしょ卒業!プロジェクト」では、
全国の「夜尿症の診療を行っている医療施設」を検索することができます。

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夏に多くある宿泊行事に向けて、気になる方は今から
対応するのが良いかもしれません!

「子どもの自信」のため、ぜひ一度、見直してみてくださいね。

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