子どもというのは、もともとまっさらな状態ですから、親のモノサシがそのまま入っていきます。
わが家はお金がないから、忙しいから、子どもに十分な教育をしてやることができないと
親が負い目に感じてしまうと、子どもにそのモノサシが入ります。
それまで何とも思っていなかったのに
「あ、うちって十分じゃないんだ、よその家よりも問題があるんだ」
と思い込むようになってしまいます。
親が負い目に感じる理由は、どこかの家と比べてのことです。
隣の家は裕福でお金のかかる塾に通わせることができている。
家族で旅行も頻繁に行っている。
それに比べてわが家は……。
隣の家のようにしてあげられなくてごめんね、となってしまうわけです。
十分な教育を用意できなくて、かわいそう。そんな風に親が思ってしまうと、
子どもは「私って、かわいそうな子だったんだ」と思うようになるでしょうし、かわいそうな子の振る舞いになってしまいます。
子どもを「かわいそうな子」にしてしまっているのは他でもない、親自身なのだ。

「だから、子ども時代に一番学習しなければいけないのは、幸福です ママたちとの対話から生まれた 子育ての知恵ツイート41」(著:陰山英男)より、全10回にわたり「知恵ツイート」の一部をご紹介いたします。
第6回目は「子育てに当たり、親は愛情以外、十分な教育条件を用意できないことを負い目に思ってはいけない。子どもが卑下するようになるから。」をご紹介します。
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