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公開 2021年04月18日  

子どものTVゲームはいつから?ルールは?我が家の付き合い方をご紹介

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少しでも長くゲームをしたい子どもと、止めさせたいパパママ。ゲームについては各家庭でルールを決めていると思いますが、子どもが実際にそのルールを守ることができているかと問われると「難しい」と答えるご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、小学生の息子が2人いる我が家の場合をご紹介しながら、親子ともイライラしない「ゲームとの付き合い方」をお伝えします。



お子さんがゲームをなかなか止めなくて困っているパパママは多いと思います。

ゲームを買い与える時期も、遊ぶ時間などのルールも各家庭によって異なりますし、正解は1つではありませんよね。

ここでは、小学生の息子が2人いる我が家が試行錯誤した末に考え出した、子どもも親もイライラせずにゲームと付き合えるようになった方法をお伝えします。


ゲームを買う時期は?子どもが何歳ごろに買う?


我が家が最初に買ったゲームは、据え置き型ゲーム機です。

長男の希望で、幼稚園年長のクリスマスに購入しました。

なぜその時期にゲーム機を購入したかというと、小学生になる前にゲームのルールを守る習慣を身に付けさせたかったからです。

小学生になると、学校で毎日勉強をし、家に帰っても宿題をしますよね。

小学校入学直後は、子どもが「遊ぶ前に宿題を終わらせる」という習慣を身につける大切な時期です。

そのような時に、買ったばかりのゲームがあったら、子どもは当然「宿題よりも先にゲームで遊びたい!」という気持ちになるでしょう。

我が家の場合は、長男が幼稚園年長のクリスマスに購入することで、小学校入学前の約3ヵ月間で「我が家においてのゲームのルール」を定着させることができるのではないか?と考えたのです。

まだ幼稚園生の息子に、ゲームで遊ぶときのルールを守らせることはとても大変でしたが、今思い返してみても小学校に入学する前の時期に買って良かったと思います。


1日1時間以内でゲームをする子どもは、生活の満足度が高く社交的?!

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オックスフォード大学の研究チームが、イギリス全土の10歳から15歳の子ども5,000人を調査したところ、

ゲームをプレイしない子ども達と比較すると、1日1時間以内ゲームをする子ども達は生活への満足度が高く、社交的だということがわかったといいます。

さらに、1人もしくは他の子どもとビデオゲームをプレイすることにより、幸福感や、一体感を得られるとしています。

一方で、1時間以上プレイする子ども達には、落ち着きがなくなったり、注意力散漫になったりするという問題が出てくるとも述べています。

これはゲーム以外の活動の機会を逃したり、子どもにふさわしくないゲームに触れているからではないかということです。

言われてみれば、我が家の息子たちも、ゲームをどのようにクリアしたのか?今どこまで進んでいるのか?などの話題をきっかけに、新しい友だちができることもあるようです。

そして仲良くなったら、ゲームの話題ばかりではなく学校の休み時間に一緒に鬼ごっこしたりと、友だちの輪が広がっているように思います。

1日1時間以内のゲームであれば、子どもにとっても良い影響があるのかもしれません。


ゲームと上手に付き合うための「我が家のルール」

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我が家では、長男に初めて買った据え置き型ゲーム機の頃から、「ゲームで遊ぶのは1回30分、1日2回まで」というルールを決めています。

長時間ゲームをすることで視力が低下するかもしれないと考えたからです。

他にも、勉強の妨げになる、体を動かす遊びをしてほしいなどの理由もあって、ゲーム購入時にルールを夫婦で考え、我が子に伝えました。

我が子が幼稚園や小学校低学年の頃は、平日でも1日2回ゲームをする時間がありました。

しかし高学年になると、学校からの帰宅時間が遅くなったり家庭学習の時間も増えたりするため、平日は1日1回になることが多いです。

最近は、ゲームをする以外にタブレット端末で動画を見ることもあります。

また、基本的には「勉強が終わってから」「片づけが終わってから」ゲームをするルールですが、我が子が疲れて帰ってきて休憩したい場合などは、例外として許す時もあります。

そこは様子を見ながら臨機応変に…といったところでしょうか。


ゲームを止めない我が子…イライラしないために親ができること

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このように「ゲームは1回30分」と決めている我が家ですが、子どもたちはなかなかルールを守ることができません。

ゲームは「楽しい!もっと遊びたい!」と思ってもらえるように考えて作られているのですから、まあ当然ですよね…。

私も、ゲームを止めない・ルールを守らない我が子についイライラしてしまいますが、このような時の対処法をいくつか挙げてみます。


1. キッチンタイマーで時間を測る

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ルールで決めた30分が経った途端、ゲームを途中で終わらせることは難しいですよね。

我が家では、キッチンタイマーで25分を測り、我が子にはそこから最初の切りがいいところで終了するように伝えています。

場合によって、それが28分の時もあれば32分の時もあります。

いずれにしても、「そろそろ止めなさい」というような曖昧な言い方ではなく「30分経ったから、ゲームを止める時間だよ」と伝えます。


2. それでもなかなかゲームを止めない場合は「イライラの境界線」を意識する

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25分でキッチンタイマーが鳴った後も、我が子がなかなかゲームを止めないことがあります。

特に携帯型ゲーム機の場合は、こちらも我が子の手元を確認するわけにはいかないので、息子たちに「セーブするから、もう少し待って」と言われたまま全く終わる気配がない…なんてことも。

ある時、私は「1回のゲーム時間がどこまでなら、延長しても許せるのか?」を考えてみました。

我が家のルールでは1日2回までとしていても、我が子は1回しかできないことが多いので、ゲーム1回につき35分から40分くらいまでは、私もイライラしないで待てることが分かりました。

ただ、それが45分になるとイライラして「今すぐゲームを止めてほしい!」と感じることも分かりました。

皆さんも、お子さんのゲーム使用について「どこまでなら許せるのか」「ここからは許せない」という、ご自身の「イライラする境界線」を意識してみてください。


3. 我が子にパパママの「イライラする境界線」を伝える

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上記のように、私自身が「ゲーム1回につき35分から40分くらいまでなら許せるけれど、45分までゲーム時間を延長するとイライラする」と分かった後は、それをはっきりと我が子に伝えました。

息子たちも成長とともに、私が声を掛けなくてもゲームを止められることが増えてきました。

「ゲーム使用が40分過ぎたらすぐに止めないと、お母さんが怒る」ということが分かっているので、「もう40分くらいゲームをやっているよ」と声を掛けると大急ぎで片づけています。


「上手なゲームとの付き合い方」を考えよう!

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いかがでしたでしょうか?

まずはゲームで遊ぶ時のルールをしっかりと決めること。

そしてお子さんがルールを守れない場合は、我が家のように「どこまでなら許せるけれど、ここを越えたらイライラする」という境界線をパパママが意識して、それをはっきり我が子に伝える。

子どもも親もイライラしないためにできることを、ぜひ各家庭で考えてみてください。

親子ともに、ゲームと上手に付き合っていけるといいですね。


※ この記事は2024年02月06日に再公開された記事です。

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