出産準備を進める中で悩んでしまう人が多いのがベビーベッドです。なにしろ大きくて場所をとるし、高価で、しかも絶対に必要なものというわけではないので迷う人は多いようです。
ベビーベッドの最大のメリットは、赤ちゃんに安全な場所を作ってあげられることです。特に上の子やペットなどがいるような場合には、小さな赤ちゃんにちょっかいを出したり、そばを走り回ったりする危険があります。ベビーベッドに寝かせておけば、その危険から赤ちゃんを守ってあげることができます。
ベビーベッドには柵が付いているので、きちんと柵をあげておけば寝返りや後追いが始まった赤ちゃんで、落ちる心配がありません。ちょっと目を離さなければならないという場合でも安心です。
■使わなくなった後の処分も考えよう
逆に、デメリットとなってくるのが置き場所です。小さな赤ちゃんのものとはいえ、ベビーベッドはかなり大きく、置く場所を確保するのが大変です。確保できても、実際に置いてみたら想像以上に大きくて圧迫感があるという声も。最近では、ミニタイプのものも売られているので、そういったものを選ぶのもひとつの手です。
また、大きいだけに使わなくなった後の処分も大変です。捨てるのも大変ですし、次の子のため、あるいは誰かにあげるために保管しておくのも難しいでしょう。
あってもなくても、それぞれにメリットとデメリットがあるので、家庭の事情に応じて検討する必要があります。
ベビーベッドを用意する場合、必ずしも新品を購入しなければならないわけではありません。中古品やレンタルという選択肢もあります。
中古品はリサイクルショップなどで販売されています。新品で買うよりずっと安く入手できます。普通に使用する分にはベビーベッドはそれほど痛むものではないので、比較的状態がよいものも手に入るでしょう。価格を重視するパパママや、赤ちゃんには新品を用意したい、というこだわりがないのであれば有力な選択肢となるでしょう。ただし、壊れたり不具合が出た場合にメーカーの保証のようなものはない点がネックとなります。
■レンタルは使い終わってからの処分が楽チン
レンタルは、どのぐらい使用するかで費用が異なるので、必ずしも新品よりも安く抑えられるわけではありません。それでも、いらなくなったら取りに来てもらえるので、使わなくなった後の処分が面倒を考える人には有力な選択肢です。また、使う期間が短いと決まっている人には、費用も安くすみます。必要かどうか迷っている場合に、短期間だけ借りて使ってみるというのもおすすめです。
ただし、次の子を考えているような場合は、新品か中古品を購入したほうがいいでしょう。
ベビーベットを選ぶときは、以下の点がポイントとなります。
■サイズ
サイズに関しては置き場所の大きさに加え、パパママが使いやすいサイズであるということも大事なポイントです。現在、標準的なサイズが内径が120cm×70cmのタイプとなっています。最近は、内径が90cm×60cmの小型のタイプや、さらに小さな内径60cm×70cmといったものなどあります。
標準タイプのものであれば一般的なベビー布団がそのまま敷けるサイズですが、小型タイプになってくると二つに折ってちょうど良いこともあれば、専用の布団が必要な場合もあります。メーカーによってもサイズには多少の違いますし、特に小型タイプは違いが大きいので必ず確認しましょう。
当然ですが、小型になるほど使える期間は短くなります。
■ベッドの高さ
次に重要なのがベッドの高さです。ベッドでオムツを変えたり、赤ちゃんのお世話をする際に、高さによって腰が楽だったり辛くなったりするもの。パパママが楽な姿勢で行うことができる高さを選びましょう。高さの調節ができるタイプなら安心です。
■移動のしやすさ
足にキャスターなどが付いていると移動させたい場合は便利です。
■その他の機能
ベッドでは、ベビーサークルとしても使用することができるようになっているようなタイプのものなどがあります。そういった付加機能が必要かどうかも検討しましょう。
・特徴・おすすめポイント
少々お値段は張りますが、赤ちゃんが大きくなったら組み替えてジュニアベッドとして長く使用することができます。ベッドの下の部分は収納スペースとして使えます。
・税込価格
69,830円
・サイズ
幅125cm×奥行78cm×高さ99cm
・特徴・おすすめポイント
コンパクトに折りたたむことができるアップリカのベビーベッド。持ち運べるので、里帰り出産などを検討している人もおすすめです。キャスター付きなので、ママのそばに移動させたり、季節によって赤ちゃんが気持ちよく眠れる場所へも簡単に移動することができます。
・税込価格
21,590円
・サイズ
幅104.1cm×奥行73.7cm×高さ95cm(閉じたとき幅29cm×奥行27cm×高さ95cm)
・おすすめポイント、特徴
床板の位置を三段階で替えられるので、赤ちゃんの成長に応じた使い方ができます。床から56cmのハイタイプとして利用すれば新生児やオムツ替えの時に便利、床から40cmにすれば寝返りを打ち始めた赤ちゃんにぴったりの高さとなり、一番下の床から24cmにすればベビーサークルとして利用することができます。床板はすのこ板となっていますから通気性もバッチリです。
・税込価格
20,520円
・サイズ
幅78cm×奥行き124.5cm×高さ101cm
・特徴・おすすめポイント
通常のベビーベッドとしてだけでなく、一辺だけ柵をなくしてママのベッドにくっつけて添い寝ベッドとして使えます。また、ベビーサークルやキッズベンチにもなるので、長く使用することができます。付属品として持ち運びに便利なコンパクトベットフィットが付いており里帰りや旅行にも便利です。
・税込価格
38,800円
・サイズ
幅94cm×奥行64cm×高さ70cm
・特徴・おすすめポイント
デザイナーズギルドは英国発のブランドですが、日本製のベビーベッドがあります。上品な白とクラシックがデザインが、やさしい雰囲気をかもし出してくれます。床板の下は収納スペースとして使用することができ、別売りのチェストをセットすれば収納力もかわいらしさもアップします。床板は2段階調節することができるのでいずれはベビーサークルとして使用することもできます。
・税込価格
38,664円
・サイズ
幅120cm×奥行773cm×高さ103,75cm
ベビーベッドはさまざまな選択肢があり、迷う人も多くなります。まずは、家庭の環境やどういった点にこだわりたいかをよく検討して決めましょう。ベビーベッドですやすや眠る赤ちゃんの姿は、パパママを幸せな気分にしてくれるもの。まもなくやってくる赤ちゃんのため、おうちにぴったりのベッドを選んであげましょう。