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熱の出ないおたふく風邪もある!症状・判断方法・対処法まとめ

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おたふく風邪は、耳の下あたりが腫れて痛くなる流行性の病気です。一般的には発熱することが多いですが、熱が出ないケースも見られるため、おたふく風邪であるという判断が難しい場合もあります。熱が出ないおたふく風邪について、症状や判断方法、対処法をご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044013071
目次 おたふく風邪の原因と症状
熱が出ないおたふく風邪の症状は?
熱が出ないおたふく風邪をどう見分ける?
おたふく風邪に似た、他の病気の症状
熱が出ないおたふく風邪の対処法・予防法
まとめ

おたふく風邪の原因と症状

おたふく風邪は、正式名称を「流行性耳下腺炎(じかせんえん)」といい、ムンプスウイルス(おたふく風邪の原因となるウイルス)に感染している人への接触感染や唾液などの飛沫感染が原因で耳下腺炎が起こる病気です。耳下腺は、その名の通り耳の下にあり、ここが腫れておたふくのような輪郭になるので「おたふく風邪」と呼ばれるようになりました。

おたふく風邪に最もかかりやすい年代は、幼児~小学校低学年です。流行期になると、幼稚園・保育園・学校での集団生活によって感染するケースが多いようです。

熱が出ないおたふく風邪の症状は?

おたふく風邪にかかっていても、熱が出ないことがあります。ここでは、熱以外のおたふく風邪の症状・特徴についてご紹介します。

耳下腺の腫れ

おたふく風邪の主症状ともいえるもので、耳下腺が腫れて痛みます。耳下腺の周りの顎下腺や舌下腺も腫れることがあり、そうなると顔全体が痛む感覚になります。痛みが強いと、飲み込みが困難になったり口が開けられなくなったりすることもあります。

咽頭痛

おたふく風邪になると、のどの痛みを感じることがあります。しかし、これは通常の風邪の場合に扁桃腺が痛む感覚とは多少異なり、耳の下から舌下にかけての内側に痛みを感じます。ですから、のど飴をなめたりうがいをしたりという通常の処置では効き目がなく、おたふく風邪の回復を待つしか方法はありません。

流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)NIID 国立感染症研究所

不顕性感染(ふけんせいかんせん)

おたふく風邪は、感染していても30~35%の割合で症状が現れないことがあります。このように感染しても症状が出ない感染のことを不顕性感染(ふけんせいかんせん)と呼びます。症状が表れなくてもムンプスウイルスに感染しているので、人にうつしてしまう可能性があります。また、不顕性感染であっても、おたふく風邪に一度かかると免疫はできます。

熱が出ないおたふく風邪をどう見分ける?

熱以外のおたふく風邪の症状についてご紹介しましたが、それらの症状も確認できない場合は、どのように判断すれば良いのでしょうか?主なものを3つご紹介します。

周りの流行状況

子どもが保育園・幼稚園や学校などで集団生活をしており、そこでおたふく風邪の流行がある場合には注意が必要です。その状況下で子どもが耳下の痛みや倦怠感などを訴えたなら、熱が出なくてもおたふく風邪の可能性がありますので、受診するようにしましょう。

血清学的診断

血液の中にムンプスウイルスの抗体があるかどうかを調べるもので、「発熱を伴わない、おたふく風邪が疑われる症状」が治った後にする検査です。この検査をして抗体があれば、おたふく風邪に罹患したと診断されます。

子どもがおたふく風邪に感染したことがあるのか分からないうちに成長して、将来「大人のおたふくかぜ」にかかってしまうと、重症化してしまうことがあります。これを防ぐためにも、感染の有無を確定させておくことが大切です。

ウイルス学的診断

唾液や尿などからウイルスを分離して、それがムンプスウイルスであるかどうかを確認する検査です。ただし、ウイルス学的診断は症状が出てすぐに検査する必要があることと、結果が出るのに時間がかかるところから、実用的ではないため実施されていないのが実状です。

おたふく風邪に似た、他の病気の症状

おたふく風邪に似た症状が出ますが、異なる病気もありますのでいくつかご紹介します。区別がつきにくいので、間違えないようにしたいものですね。疑わしい時には、医師の診断を仰いでください。

化膿性耳下腺炎

化膿性耳下腺炎とは、口の中の細菌が原因の化膿症です。溶連菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌などの菌が唾液が出る管に入り、炎症を起こします。抗生物質を服用して治療します。

おたふく風邪は両ほほが腫れやすいのに対し、化膿性耳下腺炎はほとんどの場合片側のみに症状が出ます。痛みと腫れに加えて赤みが出ることや、頬を押さえると唾液腺から膿が出るのが特徴です。

反復性耳下腺炎

反復性耳下腺炎とは、耳下腺や顎下腺の腫れが半年~数年間隔で繰り返し表れる病気です。原因として、耳下腺の末端が広くなっているなどの先天性異常、内分泌の異常、ウイルス感染などが挙げられます。抗生剤や消炎鎮痛剤を服用して治療します。おたふく風邪は徐々に頬が腫れ、3~4日後にピークに達するのに対し、反復性耳下腺炎は突然腫れて翌日から徐々に回復するという特徴があります。

唾石症(だせきしょう)

唾液腺に石ができて、詰まってしまう病気です。片方の顎下腺(がっかせん)が腫れ、患部を押さえると顎下腺管(顎下腺の管が口の中に開いているところ)の入口から膿(うみ)のような液が出てくることがあります。炎症を起こしているときには抗生物質を使い、場合によっては手術で石を除去します。

熱が出ないおたふく風邪の対処法・予防法

おたふく風邪の治療は主に対症療法となるため、できるだけ身体を休め、抵抗力をつけることが基本となります。もしも何日たっても症状が改善しないなら、他の病気の可能性もあるため、医師に診てもらってください。

予防法としては、子どもの場合は予防接種が有効です。任意接種のため有料となりますが、2~5歳の好発年齢よりも前に接種することが望ましいでしょう。大人の場合、幼少期におたふく風邪にかかっていても年月が経過して抗体がないことがありますので、抗体検査を受けてみましょう。幼少期におたふく風邪にかからず大人になってからかかると、症状が重くなりがちですので、抗体がない場合は予防接種を受けましょう。

おたふくかぜ 北里第一三共ワクチン株式会社

まとめ

熱も腫れも痛みもないタイプのおたふく風邪は、類似した症状の病気もあるため簡単には診断できないケースがあります。「熱の出ないタイプのおたふく風邪かもしれない」と感じたら、まずは病院で診てもらいましょう。また、症状が治まったら、おたふく風邪の抗体ができているかどうかを確認するため、一度抗体検査を受けてみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

こまもりすずめ

6歳と2歳の子どものママです。文章を通じて同じママたちの気持ちに寄り添えたら嬉しいです。...

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