1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. >
  6. 産後うつとは?症状、原因、治療法、予防法のまとめ

産後うつとは?症状、原因、治療法、予防法のまとめ

産後うつとは?症状、原因、治療法、予防法のまとめのタイトル画像

無事出産を終えて待望の赤ちゃんを抱いた喜びもつかの間、ママは産後の体を十分回復させる間もなく新生児のお世話が待っています。育児は思い通りにいかないことばかりで、人によっては「産後うつ」に悩まされることも。ここでは産後うつの症状・原因・治療法・予防法について紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030003354
目次 産後うつとは?
産後のうつにはどんな症状がある?
産後うつになりやすい人
産後うつの原因
産後うつの治療法
産後うつの予防法
まとめ

産後うつとは?

出産後、ママの中には気分が落ち込んでしまう「産後うつ」の症状が現れることがあります。産後うつになりやすい時期は、産後2、3週間くらいからで、通常は1ヶ月ほど続きますが、中には1、2年も産後うつに悩まされる人もいます。

一方、マタニティブルーといわれる産後の気分の落ち込みも、産後うつとよく似ています。一般的にマタニティブルーの症状は精神的な落ち込みに限られる一過性の生理的症状で、時間が経てば自然と元のように気持ちが落ち着いていきます。

これに対し、産後うつは病気であり、不眠や食欲不振などの身体的な症状も現れます。放っておくと危険な場合があり、早期に発見し治療する必要があります。

産後のうつにはどんな症状がある?

大変だった出産を終え退院し、実家や自宅で赤ちゃんとの生活を始めた頃にかかることの多い「産後うつ」。主な症状は次のようなものがあります。これらの症状に思い当たれば、専門医に相談してみましょう。

■産後うつの症状
1.身体なもの
・疲れがとれない
・食欲がない
・眠れない
・頭痛がする
・物忘れしやすい

2.心理的なもの
・気分がふさぐ
・泣きたくなったり、涙が出てくる
・不安になる
・緊張状態が続く
・集中できない
・イライラする

これらの症状が進むと、治療にも時間がかかるようになります。早めに兆候を見つけて対処することで、軽いうちに治せる可能性が高まるので、産後に気になる症状が現れたときには医師や助産師、あるいは自治体の専門窓口などに相談することをおすすめします。

出典:日本産科婦人科学会

産後うつになりやすい人

産後の女性すべてが産後うつになるわけではありません。もともとの性格や環境が大きく関わっています。以下の項目に当てはまる人は、産後うつにかかりやすいとされています。

■完璧主義
「何でもきちんとやりとげたい」という気持ちが強いと、思うようにならない育児に疲れ切ってしまう場合があります。実際、それまで仕事や家事を完璧にこなしてきた人ほど、落ち込みは激しくなります。

仕事や家事とは違って、育児は頑張ればそれだけの成果が出るものではありません。うまくいかないことに不満ばかりがたまり、自分を強く責めてしまうのです。

■人に頼れない
「努力すれば自分一人でできる」と思っていると、夫や周囲の人にサポートを頼めなくなってしまいます。また、人に迷惑をかけたくないと考えがちな人も周囲を頼りにくく、育児や家事をすべて抱えこんでしまうことがあります。

■周りに対して責任感が強い
責任感の強い人も、ひとりで抱え込んでしまいがちです。その結果、心や体が耐えられなくなり産後うつにつながりやすくなります。人から自分がどのようにみられるかが気になりやすい人や、嫌われることを極端に恐れる人も発症する心配があります。

■母親像が崇高
理想とする母親像が完璧すぎる人も、その理想と現実のギャップで落ち込みやすく、産後うつが心配されます。母親なら24時間わが子を愛し、大きな心で包み込んであげる、泣いたら常に優しくあやすのは当たり前、といった思い込みは大きな負担になります。

産後うつの原因

産後うつは、ママの性格に加え、周囲の環境も原因となります。

■産後うつの原因
・マタニティブルーの時期の落ち込みが抜けない
・周囲に頼れず、赤ちゃんと自分だけの孤独な育児を強いられている
・わからないことばかりという不安感
・大きな生活環境の変化
・夫が育児をあまりしない

マタニティブルーは産後の気分の落ち込みで、ホルモンバランスの乱れによる一過性のものです。しかしそれをやり過ごすことができず、自分を強く責め続けてしまうと産後うつに発展する可能性があります。

それから、里帰りせずにほとんど一人で産後の生活を始めたような場合も、孤独感や生活の変化に耐えられず発症しやすくなります。また、夫の助けを頼りにしていたのに手を貸してもらえなかった場合にも、産後うつ発症の危険性があります。

産後に落ち込んでいるママに対し、「頑張りが足りない」「子どもがかわいくないなんて」などと、心ない言葉をかける人がいますが、こうした声かけはママをいっそう追い込んでしまいます。産後うつは精神障害のひとつであり、自分ではどうしようもできない病気であることを周囲の人が理解してあげる必要があります。

産後うつの治療法

産後うつとは?症状、原因、治療法、予防法のまとめの画像5

産後うつは放っておけば治ると軽く考えるのは危険です。なるべく早く発見し、治療をする必要があります。最近は、1ヶ月検診や自治体の赤ちゃん訪問などで、ママの産後うつの兆候もチェックされます。産後の気持ちや体についての質問に答えるチェックシートには、現在の自分の状態を正確に記入しましょう。

■産後うつの危険を指摘されたら

チェックシートの回答によっては、受診を勧められる可能性があります。精神的なことで病院にかかることに抵抗を感じる人もいるでしょうが、放っておくとママだけでなく赤ちゃんにも悪い影響が及びます。治療は早いほど簡単なので、なるべく早く受診することが大切です。

■産後うつの治療法

・抗うつ薬
産後うつでは、抗うつ薬が処方されることが多くなります。薬の種類や量によっては授乳中でも飲めることもあり、母乳育児を続けても赤ちゃんに大きな影響は出ないと言われています。ただし、100%影響がないとはいいきれないので、抵抗があるなら母乳育児をやめることを検討してもいいでしょう。

・抗不安薬
母乳育児中の場合は、乳児に影響が出るため使わないことがのぞましいとされています。

・気分安定剤
こちらも、母乳育児中の場合は、乳児への影響が考えられるため使わないことがのぞましいとされています。

・抗精神薬
母乳を通して赤ちゃんに渡ることは比較的少ないため、授乳中でも飲める場合があります。

もし妊娠前にうつ病の症状があり、受診していたときの薬があったとしても、むやみに飲まないようにしましょう。まずは受診し、医師と相談することが大切です。

産後うつの予防法

産後うつはママ自身の考え方や周囲のサポートも大きく影響しています。以下のようなことである程度予防できるので、積極的に取り組んでみましょう。

■産後うつ予防法
1.気持ちの持ち方
・「マタニティブルーはホルモンバランスのせい」と思う。気分の落ち込みはママのせいではありません
・「慣れないからできなくて当たり前」と割り切る。自分に完璧を求めないこと
・「手伝いを頼むことは迷惑ではない」と思うこと。一人で育児はできません。遠慮は禁物
・ひと通りのお世話をしても泣いていたら「赤ちゃんは泣くのが仕事」と割り切る

周囲の人に愚痴を聞いてもらうのも気分の落ち込みを防ぐことに役立ちます。また、同じように悩んでいる仲間をインターネットで見つけるのもいいでしょう。

2.周囲のサポート
・可能なら実家に里帰りしてゆっくり過ごす
・自宅では家事をママ以外の家族が分担してこなす
・家族はママが出産前と同じように動くことを要求しない
・赤ちゃんが泣くとすぐにママを呼びつけない
・たまにはママひとりで外出をさせてあげる

産後のママの体はダメージを受けており、回復しないうちに無理をすると心身への負担が大きくなります。ママは無理をせず周囲を頼り、周囲の人たちもなるべくママの負担を軽くするようサポートすることが産後うつの予防になります。

まとめ

産後うつは3%のママがなるというデータもあり、決して他人事ではありません。時おり報道されるママの自殺や乳児への虐待といった悲しい事件の背後には、産後うつがあることも多いといわれます。自分は大丈夫、妻は大丈夫と思いこむのは禁物。ママは無理せず、完璧な育児を求めず、手抜きを自分に許してあげることが大切です。パパや周囲の人も、積極的にサポートし、ママに変わった様子がないかを見守ってあげましょう。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事を書いた人

まあるいお家

出産して0歳の子どもがいます。産後は子どもに付きっきりで大変なことも多々ありますが、子どもと一緒に一歩ずつ成長していきたいです。...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. >
  6. 産後うつとは?症状、原因、治療法、予防法のまとめ