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公開 2016年03月24日  

保育園入園前に「子どもを預けて夫婦で食事に行きたい」理由とは

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こんにちは!マドレボニータ・産後セルフケアインストラクターの吉田紫磨子です。いよいよ4月の職場復帰、保育園入園が目前に迫って参りました。
あれもやってない、これもまだ…と焦る時期ですが、ぜひとも保育園入園前にして欲しいことを、4回の入園、認可外からの転園を含めると、全部で9回(!)の保育園入園を経験した私から、2つだけ提案します。


保育園入園前にしてほしいこと①お子さんを預けて、パートナーと2人っきりで食事に行く!

これからお子さんが保育園に入園するという方にぜひしてほしいこと。
それは「お子さんを預けて、パートナーと2人っきりで食事に行ってほしい」ということです。

え??
「お昼寝用シーツ作る」とか、「今のうちに子どもと目一杯過ごす」じゃなくて!?

そうなんです。
ぜひ、お子さんを預けてカップル(夫婦)二人で食事をしに行ってください。

それには2つの大きな理由があります。

理由その1:育休中に子どもの保育セーフティーネットワークをつくる

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ファミリーサポートや一時保育などを育休中に利用したことはありますか?
「まだ」という方は、ぜひとも復帰する前に一度利用しておくことをおすすめします。

ファミリーサポートは自治体によって制度が異なりますが、どこでも共通しているのが、事前のマッチング。

「明日利用したい!」といって、急に利用できるのではありません。
場合によってはマッチングまでに数週間かかってしまう場合もあります。

ファミサポさんは一時的にお子さんを預かってもらえるだけでなく、保育園の送迎で間に合わない時にも頼りになります。
我が家は子どもが小学生になってから、仕事時間と調整が効かない時に学童への送りをお願いしたこともあります。
また一時保育も、万が一保育園がお休みの日曜祝日などに、仕事や用事が入ってしまった場合に預けられる先として確保しておくと安心です。

「これから保育園に入るんだから他の保育先は必要ないよね?」
「来月慣らし保育が始まってからでいいんじゃない?」
と考えがちですが、4月以降は親子ともども怒濤の日々が始まり、ファミサポさんと顔合わせする時間を捻出するのも難しくなります。

理由その2:二人で「子どもを育てながら働く」ことについて話し合いをする

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育休期間中、ついつい家事も育児も女性一人で背負い込んでしまっていませんでしたか?
入園申請も、説明会参加も、入園グッズ準備も母一人でやっていませんか?
そして入園後の送迎も母担当、と考えていませんか?

保育園は「お母さんが働くため」ではなく「両親が働いている時間を、子どもが健全に過ごすため」の場所。
だから見学をして入園申請先を決めるのも、書類を書くのも、入園準備を進めるのも、本来はカップル二人で話し合い、一緒にするべきことです。

でも妻が育休をとっていて家にいる時間が長いと、ついつい全部妻1人でやってしまいがち。
しかし職場復帰をして二人とも働くようになったら、すべて妻が、というわけにはいきませんよね。

また、忙しくなって疲弊してくると、冷静な話し合いができずにケンカになってしまうことも…。

ぜひこの育休期間中に、お子さんを預けて二人で「子どもを育てながら働くことや、その思い」についてじっくり話し合う時間を捻出してくださいね。

特に重要なのは家事・育児の分担ではなく、お互いの将来や思いについて話すことです。
きっちり分担し過ぎると、かえってコミュニケーションが減り、二人の関係性が殺伐としてしまうことも!

保育園入園前にしてほしいこと②保育園の生活リズムに合わせる練習

お子さんが保育園に入園するということは、ご自身の職場復帰も着々と近付いているということ。

育休期間は、あれやりたい、これやりたい、あの人に会っておきたい、あれ食べに行きたい、せっかくだからミシンでいろいろ手作りしたい!などとたくさん欲が(笑)出てくるのですが、ぜひ今から保育園に通わせるつもりの生活時間帯で過ごしてみて下さい。

朝6時に起きる、夜8〜9時には寝る!
大人が9時に一緒に寝るのはしんどいことかもしれません。

ついついその後、起きて自分の時間を確保したくなるのもわかりますが、これを機に朝型にシフトしていくのも健康面ではよいと思います。私も10年以上9時就寝の4時起きです。

これにも2つの大きな理由があります。

理由その1:子どもの生活リズムをつくるため

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保育園が始まると、子どもたちは遅くとも9時半までには当園です。
昼食は11時半頃からスタートし、その後お昼寝をします。
15時に起床しておやつを食べて午後の遊び。そしてお迎えを待つという1日の流れになります。

ならし保育があったとしても数日間。
子どもも毎日のんびりお母さんに抱っこされていた生活から、急に保育園という「社会」で少なくとも8時間は過ごすことになるわけです。
子どもだって疲れます!!!

「入園した途端、しょっちゅう発熱呼び出し」ってよく聞くケースですが、これは集団生活で風邪をもらってくる…以上に、生活の変化による疲労が大きいと思います。

理由その2:大人の生活リズムをつくるため

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「確かに子どもは大変かもしれない。でも、私は大人だから大丈夫」ってタカをくくってはいませんか?
そうは言っても多くの方は、1年以上に渡って社会で長時間過ごす生活から遠ざかっていましたよね。

それまで一日中つけていた”母マスク”から”サラリーマンマスク”という分厚くて呼吸しづらいものにつけかえて、満員の通勤電車に乗って戦いの場(!)へ向かわねばなりません。

・・・お母さんも疲れます!!!

帰宅後もまっすぐ冷蔵庫に直行し、「やれやれビール」ではなくて、まずはお迎えに行って、帰宅してほっと一息つく間もなく子どもの食事にお風呂。やっと寝かしつけたら洗濯や食器の片づけ…と、一時も休めません。

というか、大抵の場合、子どもを寝かしつけながら自分が寝ちゃいます。起きられません。
だったらいっそのこと、子どもと一緒に寝て、その分朝早起きする生活に切り替えてみませんか?

ちなみに…お子さんが発熱で呼び出される時は、母にも疲労が溜まっていることが多いです!
私も毎回復職後1ヶ月後(5月頃)に自分が体調を崩していました。張り詰めていた気が緩むのかもしれません。

そんな時は自分を過信せず、ぜひともご自身も生活リズムを整えることを心がけてみてください。
あ!!!!もちろん父たちもですよーー。

もし叶うのであれば、妻の復職タイミング、子どもの保育園入園タイミングで、父が育休を取得するのもおすすめです。
育休といわずとも、妻の復帰にあわせて父も4月はガチガチに仕事の予定を入れず、少し余裕をもったスケジュールにしておけると、入園後にやって来るかもしれないお子さんの体調不良にも対応しやすいので安心ですね。

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大人も子どもも大きな変化を迎える春。

新生活をみんな元気に、そしてスムーズにスタートできることが理想的ではあります。
でも、すべてが思い通りにうまくいく・・・とは限りません。

そんなときに1人で悩みを抱え込んだり自分を責めたりしないで、ぜひパートナーと喜びとや苦労を分かち合い、育児の心強いサポーターである保育士さんやファミサポさんの力を借りることを忘れないでくださいね。

焦らず、ぼちぼち、でいいんですから!

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