ー 約7割のママが育児で孤独感を感じている
現代社会における子育ての「孤立化」に焦点をあて、育児ストレスの「本当の原因」を最先端科学で解明する番組、NHKスペシャル『ママたちが非常事態!?』。
ママパパに大反響『ママたちが非常事態!?』が第二弾を放送決定!番組収録へ潜入取材!
108,578 View現代社会におけるママたちの育児ストレスの「本当の原因」を解明する、NHKスペシャル『ママたちが非常事態!?』。1月末の放送が大反響を呼び、2ヵ月足らずで第二弾が放送されることになりました。今回もConobie編集部が番組収録に潜入取材!最新科学から、「男女の脳の違い」などを紐解いていきます。
大反響だった前回の放送ではこんな反応がありました。
「子育てがツライのは、自分が母親として失格だからじゃないと分かって、涙が出た」
「夫に攻撃的になってしまうのはホルモンのせいだと分かって、少しほっとした」
「子どものイヤイヤ期は、大切な成長過程のひとつだと分かってから、見方が変わった」
と、今までの子育て感がガラッと変わるような、「目からウロコ」な内容に、放送前後はSNS上でも大きな話題となり、Conobieで取り上げた取材記事にも8,000以上の「いいね!」とシェアがつきました。
そんな第一弾の反響を受け、NHKスペシャルでは第二弾を緊急放送!
3月27日(日)21時に放送される第二弾の番組収録に、Conobie編集部が再び潜入取材してきました!
「夜泣きのお世話は、僕が全部やります」3児の父ユージさんが参戦!
第二弾で子育てについて語るのは、
前回に引き続き、4児のパパのホンジャマカ恵俊彰さん、一児のママの北陽・虻川美穂子さん、同じく一児のママのタレント・眞鍋かをりさん。
そして今回初参戦するのは、3児のパパであるタレントのユージさん!当時小学生の息子さんがいた奥さまとご結婚され、新たに生まれた1歳半と生後7ヵ月の娘さんも合わせ、現在は5人家族。
母親や育児の問題を進化の観点から研究する京都大学大学院教授の明和政子先生と、男女のホルモンの働きに詳しい麻布大学教授の菊水健史先生も交わり、番組のスタートです。
眞鍋さんは
「先日初めて娘が夜泣きしたとき、『お腹の中にいたときの睡眠リズムの名残で、赤ちゃんは夜起きて泣いちゃうんだよね』と、番組で学んだことを思い出すことができた」
とコメント。
一方で虻川さんは
「私は夜泣きの理由が分かっていても、やっぱり『またか〜』とイライラしちゃいました」
と苦笑い。
「女性は赤ちゃんの泣き声を聞き分けることができたけど、男性は夜泣きにすら気が付かないよね」
という恵さんに対し、
毎晩夜泣き対応をしているというユージさんは
「トレーニングすれば、聞こえるようになります!」
と発言。
え〜!?と驚く出演者に対して、
「たしかに、男性も子育てによって脳が次第に変わっていきます」
と、菊水先生。
果たして、男性の脳は子育てによってどのように変化していくのでしょうか・・・!?
イクメンの“つもり”になってない?女性と男性の脳の違いに迫る
VTRに出てきたのは、3歳の娘と生後半年の息子のママとパパ。
「イクメンです。二人がかりでやらないと、と思っているので」
とコメントするパパ。
事実このパパ、休みの日には上の娘に付きっきりで面倒を見ているようですが、ママからの評価は「それでも気がつかないところがあって、イライラしてしまう」とのこと。
そこで、ご自宅での食事の様子にカメラを設置。
すると、上の子が食べ物をこぼしたり下の子が泣き始めると、ささっと反応して動き始めるママに対して、マイペースに黙々とご飯を食べ続けるパパ・・・
その明らかな「違い」に、VTRを見たパパは「反応していないのをつきつけられた感じ」と気まずそうに苦笑いしていました。
ママがさっと動いて、パパはのんびり無関心。
この違い、どの家庭でもよくみられるかもしれません。
その違いは「夫の性格の問題」と思われがちですが、実は女性と男性では、そもそも子育てに関する脳の機能に大きな違いがあることが、番組では明らかになります。
ママだけが持っている「子育てのための脳機能」。男性は育児に不向きなのか!?
番組では、ママだけが持っている「子育てのために発達した脳機能」に着目。
その働きもあって、子どもの泣き声に対する反応が男女で違うのだと分かり、
「自分だけがピリピリしていると思って気になってたけど、これってしょうがないんですね・・・」
と、虻川さん。
しかし、男女で育児の能力に差があったとしても、
「今は働いている女性も多いし、昔とは違う。一緒に子育てをしなくちゃやっていけない」
との眞鍋さんのコメントに、一同が賛同。
果たして男性は“育児に不向き”なのか?
番組では、男性が育児を経験することによって、どのように脳の活動が変化していくか?という部分にも科学で迫っています。
子育てによって男性の脳はどのように活性化していくのか?そして、現代の核家族家庭において、ママとパパ各々の強みを活かしてどのように子育てをしていけばいいのか?
夫婦で番組をみながら、これからの子育てについて一緒に考えていく良いきっかけになるかもしれません。
イヤイヤ期のわが子にうまく向き合うヒントが脳科学にあった!
さらに番組では、イヤイヤ期が起こるメカニズムと、その上手な対処法についても解明。
イヤイヤ期は「我慢」をする脳機能が未成熟なことから引き起こされますが、そのような時期において、「とにかくダメダメと言って、親が子どもに無理に我慢させても、抑制機能は発達しません」と、研究者は語ります。
とはいっても、時には1年近く続くイヤイヤ期は、親にとってもかなりツライもの。
そんなイヤイヤ期をうまく乗り越えるためには、親が子どもにどのように関わったらよいのでしょうか?
「親も忍耐力がいりますよね。『ダメでしょ!』に変わる言葉が知りたい・・・」
と眞鍋さん。
番組では他にも、激しい人見知り泣きのメカニズムを最先端科学で解明。
人見知りやイヤイヤが起こる「原因」を知ることで、その対処法も自ずと明らかになってきます。
大反響のNHKスペシャル『ママたちが非常事態!?』、第二弾を緊急放送!
「現代は、子育ての新しいチャレンジに入っているということだね」
と、恵さん。
チンパンジーから枝分かれして、700万年もの間進化してきた、私たち人間。
一方、核家族化が進み、「孤育て」家庭や「夫婦共働き」家庭が増えたのは、ここ100年くらいの話。男も女も、脳や体の仕組みが、その急速な変化について行けていないのは無理もないこと。
だからこそ、人間が進化してきた道のりと、脳や体内にすり込まれた本能的なメカニズムを知ることで、私たちが生きる「現代社会」において、どのように子育てをすればみんなが幸せになれるのか?その答えを探していく必要があります。
ママ一人で、子育てはできない。
でも、男性と女性では、脳の働き方も体の仕組みも、同じではない。
その現実を科学的に理解した上で、どうやって夫婦や家族、地域で支えあって子育てをしていけばいいのか?
番組をみながら、みんなで一緒に考えていきましょう。
気になる番組の放送は、3月27日(日)総合テレビ 午後9時〜
NHKスペシャル 『ママたちが非常事態!?2 ~母と“イクメン”の最新科学~』
Conobie編集部一同も、放送を心待ちにしています。
27日の放送を、お楽しみに!
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