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エナメル質形成不全とは?症状・原因・治療方法などまとめ

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エナメル質形成不全という疾患をご存知でしょうか?聞き慣れない病名ですが、この病気は、歯のエナメル質が何らかの原因で形成不全を起こす疾患とされています。今回はこの疾患の原因や症状、治療法などを紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158002587
目次 エナメル質形成不全とは?
エナメル質形成不全の症状
エナメル質形成不全の原因
エナメル質形成不全の治療法
エナメル質形成不全の予防方法
まとめ

エナメル質形成不全とは?

歯は、象牙質の上に硬いエナメル質があるといった構成になっています。歯の表面を構成するエナメル質が、何らかの原因で先天的に障害を受けて綺麗に成長ができなくなり、歯にくぼみや象牙質が露出して黄色くなったりする状態を、エナメル質形成不全と言います。

この疾患は先天的な障害が強い程変化が現れやすいと言われており、受けた障害がエナメル質の発育の初期であればあるほど顕著となります。

一般に肉眼的に明らかなエナメル質形成不全歯は、永久歯では10%程度、乳歯ではそれより少ないといわれているものの、決して珍しいものではありません。

エナメル質形成不全の症状

エナメル質形成不全は先天性の疾患として知られていますが、その症状をまとめてみました。

<軽度の場合>
・歯の表面が白濁したり部分的に白い斑点が現れる
・歯の色が黄色や茶色になる
・歯の大きさが小さく、歯と歯の間に隙間ができる
・冷たいものや温かいものがしみる
・噛み合わせの異常などを伴う

<重度の場合>
・エナメル質の表面に環状の凸凹や不規則な欠損ができ、エナメル質のほとんどが形成されない
・歯茎から出てきたばかりの歯が、欠けたような形をしていたり、綺麗な歯であってもすぐに欠けたりしてしまう
・象牙質が露出する

重度の場合は、エナメル質がほとんど形成されていない状態であることが多いため、虫歯になりやすいといった心配も出てきます。また、虫歯の進行が早くなりますので日常の観察を注意して行うことが大切です。

エナメル質形成不全の症例 山田歯科医院Blog

エナメル質形成不全の原因

では、エナメル質形成不全の原因としてはどんなものがあるのでしょうか?原因としては、全身的な原因と局所的な原因と言われています。具体的にまとめてみました。

<全身的な原因>
・エナメル質が形成される時期(=歯の形成時期)に何らかの全身的な障害があった場合、病気等も含む
・ビタミン不足や栄養障害
・ホルモンの異常など
・遺伝(染色体の問題)
・妊娠初期に母親が飲んだ薬が影響した場合

<局所的な原因>
・乳歯の際に虫歯がひどかった場合
・外傷によるもの

局所的な原因のエナメル質形成不全の場合は、症状は該当する歯に現れる場合が多いのに対して、全身的な原因の場合、これらの症状は乳歯と永久歯両方に現れることがあります。なお原因に遺伝が関与しているものは、症状の程度は様々ですが乳歯と永久歯の全てに現れるとされており、原因究明の目安の一つと言われています。

症状の程度は様々ですが、いずれも適切な処置をしないと永久歯のエナメル質の形成に影響を及ぼす場合があります。もし子どもの歯のこのような症状に気づいたら、まず専門医の診察を受けましょう。

みまつ渡辺歯科医院

エナメル質形成不全の治療法

エナメル質形成不全の治療法は、虫歯の際に行う治療と同じ、歯冠修復処置が一般的となっています。

・患部が歯の表面であれば削る、欠けていれば充填を行う
コンポジットレジン(CR)という歯科用プラスチックを詰める方法です。これは虫歯治療にも用いられています。重度の場合は、歯を保護する目的の治療が行われます。その際にはセラミックやクラウンなどを被せて歯の強化と保護を図ります。

・定期的に高濃度のフッ素塗布をする
エナメル質形成不全の歯は、いったん虫歯になってしまうと大変進行が早いです。歯を強化し虫歯になりにくくするといった予防の観点から、フッソ塗布を行っています。

フッ素は、歯科治療に使われるくらいの微量の摂取であれば大きな問題が無いとされていますが、多量に摂取した場合は、吐き気など体調に変化が出る場合もあります。乳幼児の場合、歯が強くなるからといって過剰に摂取することは避けた方が無難ですので、必ず専門医に判断を仰いでください。

CR接着修復法とは 鍋山歯科クリニック

エナメル質形成不全の予防方法

特徴ある症状が現れるエナメル質形成不全ですが、乳歯の時期から歯のケアを行うことで、ある程度予防することも可能となっています。

1. 乳歯時期の虫歯を放置しない
乳歯は、永久歯より酸に弱いため虫歯になりやすく、放置していると短期間に神経まで進行してしまい感染症を起こしやすくなります。永久歯形成に影響を及ぼす可能性がありますので、虫歯予防に努め虫歯を見つけた際は初期のうちに治療するように心がけましょう。

2. 歯をぶつけないように注意する
エナメル質形成不全は歯をぶつけた年齢が低い程重症化しやすいとされていますので、子どもを遊ばせる際には気をつけてみてあげると安心です。

3. 妊娠中の栄養バランスに偏りがないようにする
妊娠中、母親のビタミン摂取や栄養不足も原因の一つとされています。ママ自身も十分に栄養を取って、お腹の赤ちゃんにも栄養が行き渡るようにバランスを考えた食事を摂ることも予防には大切です。

4. 歯みがきの習慣を身につけさせる
乳歯からの虫歯予防は永久歯のエナメル質形成に需要ですので、歯磨きの習慣を身に付けることが大きなポイントです。

まとめ

エナメル質形成不全については、子どもの歯に変化が見られたときに注目することがほとんどですので、普段と違う歯の症状が出てきたときには驚かれるかもしれません。

人によって原因も症状の程度も様々ですし、治療法もありますので、慌てずに専門医と相談することが大切です。また正しいケアを行っていれば問題のない疾患とされていますので、むやみに不安がらずに病気について知識を高めることも重要です。正しい知識を持って予防や治療を行えば子どもの歯を守ることも可能ですので、虫歯予防に努め定期的に受診すると安心です。

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この記事を書いた人

さきっぺ

都内在住の2児のママです。子育てをしながら記事を書いています♪同じ子育て中のママたちの役に立てると嬉しいです♡...

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