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エストラーナテープとは?作用、副作用、使用方法などについてまとめ

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エストラーナテープは、通常は更年期障害の改善に使われる貼り薬ですが、不妊治療にも用いられています。不妊治療では、子宮内膜を厚くする目的で処方される薬となっています。エストラーナテープの作用や使用方法、副作用、使用上の注意点についてまとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30703000012
目次 エストラーナテープとは
エストラーナテープの効果①更年期障害の抑制
エストラーナテープの効果②不妊治療にも使われている
エストラーナテープの使用方法
エストラーナテープの副作用、使用上の注意点
まとめ

エストラーナテープとは

エストラーナテープは楕円形の貼付剤で、皮膚を通じて女性ホルモンを補うものです。通常は、更年期障害および手術で卵巣を除去した場合にみられる、顔のほてり・のぼせ・異常発汗・膣の乾燥感などを改善したり、骨の代謝バランスを整え、骨がもろくなるのを防ぐためにも用いられます。

そしてもう1つの用途として、主成分であるエストラジール(卵胞ホルモンに含まれる成分の1つ)の数値を上げることにより妊娠しやすくする目的で、不妊治療にも使われます。

エストラーナテープは作用もありますが、副作用や注意点もいくつかある薬です。使用するにあたって、どの点に気をつければよいでしょうか。

エストラーナテープの効果①更年期障害の抑制

更年期障害は、閉経を挟んだ前後の約10年間に起こる症状で、女性の体内で分泌されるエストロゲンの量が急激に減少するために起こります。日本人の場合、平均的な閉経年齢は50歳と言われていて、一般的には45歳から55歳ぐらいの間が更年期と言えます。

その更年期障害に大きく関連するエストロゲンは、子宮の発育や子宮内膜の増殖に関わっている女性ホルモンで、卵巣で作られています。エストロゲンは、思春期にはその分泌のレベルが上昇して月経がはじまり、性成熟期にはエストロゲンの分泌が安定し、パターン化されます。

更年期になると卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌がうまくいかなくなり、ホルモンバランスが崩れます。それが顔のほてりやイライラ感、発汗などの症状となって現れますが、エストラーナテープはエストロゲンを補って、そのような更年期障害の症状を乗り切るための薬です。

エストラーナテープは閉経前後に使用すると、更年期障害に伴う不快で耐え難い症状を改善してくれるものですが、特にのぼせ・発汗といった血管運動神経症状に優れた効果を発揮します。さらに、泌尿生殖器が委縮することで生じる膣の乾燥感および尿失禁にも効果的です。

更年期障害のための女性ホルモンの補充療法であるHRTには、エストラーナテープのような貼り薬のほかに飲み薬もあります。ですが、経皮吸収型のほうが飲み薬よりも肝臓への負担が少ないという利点があり、加えて確実な効果が期待できるとされています。

ホルモン補充療法(HRT)について 茶屋町レディースクリニック心斎橋

おおつかレディースクリニック

エストラーナテープの効果②不妊治療にも使われている

エストラーナテープは更年期障害のほかに、不妊治療にも使われています。主成分のエストラジオールによって、女性ホルモンのエストロゲンを補い、子宮内膜を厚くするためです。子宮内膜が厚くなれば、受精卵が着床しやすくなって、流産しにくくなります。

女性の身体は、周期的に変化して妊娠に備えていますが、それをコントロールしているのは主に女性ホルモンです。脳下垂体から放出された卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンが、卵胞の発育を促したり排卵を起こしたりします。それが卵巣に作用して、エストロゲンを分泌させます。

月経期には、卵巣内のエストロゲン量が増加し、黄体化ホルモンの放出が促されて排卵となります。その後、エストロゲンと黄体ホルモンの作用によって子宮内膜は厚みを増し、様々な栄養素を蓄えたり、受精した卵子を受け入れ発育させたりすることができるようになります。

不妊治療では、体外受精においてホルモン補充周期により胚を移植する場合、子宮内膜で理想的な着床ができる状態にするために、エストラーナテープを使います。エストラーナテープを皮膚に貼ることで、エストロゲンを補って架空の排卵を作り、子宮内膜を厚くします。ホルモン補充周期での不妊治療は、移植日の調節がしやすいというメリットがあり、生理周期が不順な人や子宮内膜が厚くなりにくい人に向いています。

基礎体温計測推進研究会

エストラーナテープの使用方法

エストラーナテープの使用方法について、ポイントをまとめてみました。

1. 貼り方
更年期障害の改善で用いる場合には、通常、1枚のテープを下腹部か臀部に貼り、2日ごとに貼り替えるようになります。一方、不妊治療では、貼る場所や2日ごとに貼り変えるところは同じですが、2枚以上での処方や、計画に従っての枚数の増減があります。

2. かぶれ対策
同じ場所に貼り続けると皮膚が痒くなったりするので、貼り替えるときは場所を少しずつずらしてみてください。

3. 貼る時の注意点
お風呂に入ったときに剥がれやすくなるので、医療用の防水テープや絆創膏などを上から貼っておくと剥がれにくいです。貼る場所は、あらかじめよく拭いて、汗などをしっかりと取り除き清潔にします。また、傷や傷跡、湿疹の上には貼らないようにし、剥がれやすいベルトラインも避けるようにします。

4. 貼ってはいけない部位
特に注意する点は、乳房局所の細胞増殖を刺激する恐れがあるので胸部には貼らないということです。また、背部は下腹部よりもエストラジオールの血中濃度を高めるため適しません。

エストラーナテープの副作用、使用上の注意点

エストラーナテープを使用しての副作用は、全くない訳ではありません。また使用中に変わった症状が出た時は注意が必要です。チェックポイントをまとめてみました。

1. かゆみ
使用中に、貼付剤の刺激によって、皮膚に痒みが生じたり、赤くなったり、かぶれたりする人が多いです。そういった皮膚症状の軽減や発生を避けるためには、貼り替えのたびに、少しずつ貼る場所をずらすなどして変えていきます。

2. 使い始めに現れやすい症状
使用して間もない頃は、乳房の張りや痛み・生理以外の出血・吐き気・嘔吐・食欲不振・腹痛などが生じることがあります。また、外陰部や膣内、子宮内膣からの分泌物、いわゆる「おりもの」が増える帯下や下腹部痛といった副作用がでる人もいます。

上記の副作用は、身体が慣れてくれば2、3ヶ月ぐらいで症状が軽くなり、気にならなくなるので、それほど心配する必要はありません。しかしながら次に述べる症状が出た時や、既往症を持っている場合は医師との相談が必要です。

3. アナフィラキシー
滅多にないとは言われていますが、人によってはアレルギー反応として、アナフィラキシー状態になる場合があります。使用中に発疹や蕁麻疹がでたり、全身が赤くなったり、顔・口・喉・舌が腫れたり、さらには咳込んだり息苦しくなったりした場合には、アナフィラキシーの初期症状も考えられるため使用を中止し、様子を見て下さい。

4. 血栓性疾患を持つ人は使用禁止
前触れの症状としては、手や足のなかでも特にふくらはぎ部分に痛みやしびれを感じたり、突然息切れが起きたりするほか、胸の痛みや激しい頭痛、めまい、急激な視力の低下、視野が欠ける、目の痛みなどがあります。使用中にそういった症状がでた場合には、すぐ医師に連絡してください。血栓症は、身体の様々な部位の血管内に血液の塊ができることで生じます。そのためエストラーナテープは、血栓性静脈炎や心筋梗塞といった疾患を持つ人は使用できない薬です。

まとめ

エストラーナテープは、女性ホルモンを補充をする薬として、更年期障害の不快でつらい症状を改善したり、不妊治療に使われたりしています。貼り薬なので皮膚を通じて薬効成分が体内に摂りこまれ、飲み薬と違って肝臓などの内臓に負担がかからないのが大きなメリットです。

更年期障害も、不妊も、どちらも女性ならではの大きな問題です。なるべく身体に負担をかけずに症状を改善したい人には、経皮吸収型医薬品のエストラーナテープは大いに役に立つことでしょう。

ホルモンバランスを改善することにより、身体のメカニズムを整えていくために有効な薬ですが、副作用が出ることがありますので、体調を見ながら医師と相談の上、効果的に使っていけると心強いですね。

参考サイト

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この記事を書いた人

さきっぺ

都内在住の2児のママです。子育てをしながら記事を書いています♪同じ子育て中のママたちの役に立てると嬉しいです♡...

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