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公開 2016年06月12日  

保活はいつから始める?すべきこと・情報収集方法・着目すべきポイント・体験談まとめ

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都市部では社会問題化している待機児童問題。保育園への入園に向けた「保活」はいつから、何を始めるべきなのでしょうか。情報収集や押さえておきたい保活のポイントについて、体験談を交えてご紹介します。


目次 保活(保育園入所活動)とは?
保活は早めの対策がカギ!いつから始める?
保活って具体的に何をすべき?
保活の情報収集!着目すべきポイントと情報の集め方
まとめ

保活(保育園入所活動)とは?

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保活とは保育園への入所に向けた活動のことです。都市部では、保育園への入園を希望者する子どもの数が定員を大きく上回り、大激戦となっているる地域が多くあります。こうした地域では、入園できずに空きを待つ「待機児童」が多数出ています。待機児童になれば仕事復帰を断念したり、延期しなければならなくなるので、こうしたことを避けるための対策を保活といいます。

希望する時期に保育園に入園し、スムーズに仕事復帰をするには、具体的にどういったことをすべきかみていきましょう。

保活は早めの対策がカギ!いつから始める?

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保活をいつから始めるのがいいのでしょうか。実際に経験した方の口コミをみてみましょう。

私は子供を10ヵ月~1歳で保育園に入れたいと考えていて、出産直後に保育園の見学→申し込みをしましたよ。
申し込み後すぐに入園ではなく、希望入所日を書く形になるので希望の日付を書けばよいと思います。

情報収集は妊娠発覚直後からしました。実際通っている保護者の方の意見とか、スーパーで走り回っている子とそうでない子の制服見たり(どの程度のしつけをする親御さんが通わせているかを見るために)…あとは市の申し込みなどのスケジュール確認とかは事前にできるので。

見学に行くのはうちの市の場合、4月入園は申込書の配布以降なので申込書の配布の日に第一志望、あとは順次電話で予約して行きました。一次締切りの1ヶ月前には書類を揃えて提出しましたよ。

私の体験ですが、まず妊娠して臨月前ぐらいに
一度、希望する保育園に連絡を入れました。
まずは自治体の係にその旨、伝えてくれとのこと。
ただ早く言ってもらえたので、考慮しますと言われました。
予定が3月だったので4月の一斉入所は間に合いませんでした。
因みに4ヵ月で要れる予定でした。
自治体の係にその旨伝えたら、書類を渡されて
出産されたら再度来てください。あと保育園にも入園状態を
ご自分で確認してくださいと言われました。

出産してから1週間ぐらいに保育園に連絡入れましたところ
ちょっと難しいけど、前から話を聞いてるから入れてくれるとなり
自治体で手続きしてくださいと。
そして自治体に書類を持参し、保育園に空きがあると伝えました。

うちは結構な激戦区みたいで下の子5ヶ月で育休を切り上げて0歳4月入園を申請したけど入園出来ずに丸1年間無認可だった。

まさか入園出来ないと思わず無認可を抑えてなかったから認可不承諾が出てから無認可を探して2ヶ月半待ってやっと入園出来た。

生後7ヶ月から認可外保育園に入れて今年4月から復職してます。

妊娠5ヶ月ぐらいのときに認可外保育園の予約をしてなんとか入れました。

認可外は保育園によって、申し込み順だったり、認可と同じような点数制のところもあります。保育園によっては妊娠中から申し込みできるところもあります。

早い人は妊娠中から活動を始めていることがわかります。申し込み自体は産後でなければできない自治体がほとんどですが、情報収集や保育園の見学なら妊娠中でも可能です。出産後は育児に追われて時間がなくなるので、妊娠中にできることはやっておくとよさそうですね。

保活って具体的に何をすべき?

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情報収集

保活は、一にも二にも情報収集が命です。入園の要件や優先順位などは自治体によって異なるので、自分に入園しやすい条件がそろっているかどうかをまず確認する必要があります。特に0歳からの入園を考えている方は、産後から入園申し込みまでに時間がないので、妊娠中から情報収集を始めておく必要があります。

まずは市区町村役場で、入園申し込みの資料をもらいましょう。自治体にもよりますが、保育施設には認可保育園、認可外の保育園、保育室、保育ママなどさまざまな種類があります。どの保育園を目指すか、そして通いやすい保育園はどこにあるか、定員はどのぐらいか、といったことをチェックしましょう。

■優先順位の基準は自治体により異なる

市区町村によっては保育園ごとの空き状況や、前年の倍率などの情報をホームページで公開しているところもあります。入園は保育の必要性を点数化して優先順位が決まるのが一般的ですが、どのぐらいの点数の人が入園できているかといった情報が公開されているところも。ホームページには出ていなくても、保育園入園担当課に問い合わせれば教えてもらえることも多いので、まずは自治体のホームページをチェックしたり、窓口に足を運んでみましょう。

保育園を見学

大切なわが子を預けるのですから、見学をしてから申し込む園を決めた方が安心です。0歳入園を考えている人は、妊娠中に済ませておきましょう。小さい子を連れて行くなら、病気が流行しやすい冬場よりも暖かい季節を選ぶといいでしょう。また、4~5月の保育園は新入園の子どもの対応に追われる忙しい時期なので、できれば6月以降のほうがおすすめです。

見学をする場合には、まず保育園に予約を入れます。見学に行ったら、他の園との違いや様子などをきちんとチェックしましょう。質問事項があれば、メモしておくと聞き忘れがなく安心です。自宅からの通園ルートを実際に通り、どれくらい時間がかかるか、お迎えはすぐにいけるかなどを実際に体験してみるのも重要です。

赤ちゃんが産まれたら

赤ちゃんが産まれたら、入園申し込みの準備を始めましょう。年度途中の入園を希望するならいつでも申し込めますが、激戦区では年度途中の入園は非常に狭き門となります。

4月入園の場合は前年の秋に受付し、年末までにはいったん締め切るケースが多いようです。0歳入園を希望する人で、1~3月の早生まれの場合は特別な枠や締め切りを設けている自治体もあります。

認可保育園以外では園に直接申し込む必要があるため、入園を希望する園に確認して個別に申請します。こうした民間の保育園の中には先着順としているところもあるので、早めの行動が肝心です。

保活の情報収集!着目すべきポイントと情報の集め方

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市区町村役場や園へどんどん質問を

保活の勝敗を分けるのは、情報収集力といっても過言ではありません。過去の入園実績や空き状況などを把握することで、入園しやすい園を狙い撃ちしたり、自治体が定める入園基準に合うよう対策することもできます。

市区町村のホームページにもたくさん情報が出ていますが、そうでない場合も実際に窓口に足を運んで質問すれば答えてもらえることもたくさんあります。質問が少ないなら電話でもいいですが、できれば足を運んで相談にのってもらうのがおすすめです。担当者にもよりますが、実際にどんな人が入園できて、どんな人が選考からもれているのか、現在の自分の立場で入園の可能性がどれぐらいあるかを率直が答えてもらえる場合もあります。

自分の地域の入園基準について把握する

入園の優先順位と言うものは点数形式になっており、その基準は自治体によって異なります。パートよりフルタイムが優先されるのは多くの自治体で共通していますが、たとえばきょうだいが入園していると非常に有利に働く自治体もあれば、それほど考慮されない自治体もあります。

中には、少しでも自分に有利な基準を設定している近隣の自治体に引越しを検討する人もいるようです。

多くの園へ見学にいく

保育施設は数多くありますが、実際に入園を検討している有力候補にはできるだけ見学をしたほうがいいでしょう。最初はただ見ているだけでも、2園目3園目と見学していくと園ごとにさまざまな違いがあることがよくわかります。

認可保育園は市区町村などで定めた共通の基準のもとに運営されていますが、それ以外の民間の保育園では自由度が高く独自性が強くなっています。認可保育園に入園できなかったときのために、認証保育園など認可外保育園への申し込みも考えている場合は、なるべく見学しておきたいものです。

施設はもちろんですが、子どもたちの様子や保育士の表情などもよく見ておきましょう。

まとめ

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保育園に入りたくても入れない、待機児童の問題が深刻化している昨今。激戦区に住むパパママは、保育園に入園させて仕事復帰を果たすまでは気が休まらないかもしれません。

保活の勝負を分けるのは、早めの情報収集と行動です。自治体の認可保育園への入園申し込みと並行して、万一入園できなかったときのための認可外や認証の保育施設への見学や申し込みも早めに済ませておくと焦りや不安も軽減されます。とくに0歳での入園を目指すママは身軽な妊娠中にできることは済ませておくのがおすすめです。

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