1. >
  2. >
  3. >
  4. 精巣上体炎とは?男性不妊の原因になる?原因・症状・治療法まとめ

精巣上体炎とは?男性不妊の原因になる?原因・症状・治療法まとめ

精巣上体炎とは?男性不妊の原因になる?原因・症状・治療法まとめのタイトル画像

男性不妊の原因となる病気のひとつに、精巣上体炎というものがあります。精子を貯蔵する精巣上体に炎症が起こり、そのまま放置しておくことで男性不妊となってしまう場合があります。精巣上体炎の原因や症状、治療法をまとめてご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044006404
目次 精巣上体炎とは?
精巣上体炎になる原因
精巣上体炎の症状
精巣上体炎の診断方法
精巣上体炎の治療方法
精巣上体炎は不妊症の原因になる?
まとめ

精巣上体炎とは?

精巣上体とは、精巣の横にある小さな器官のことで、副睾丸とも言われています。精巣で作られた精子は、いったん精巣上体に入って成熟した後で外に出ます。精巣上体炎とは、この精巣上体が炎症を起こしてしまう病気のことです。

精巣上体炎は突然症状が出ることが多く、「急性精巣上体炎」や「急性副睾丸炎」とも呼ばれます。発症する年齢の多くは、19~35歳の男性です。

精巣上体炎になる原因

精巣上体炎になる原因のほとんどは、細菌感染です。通常、尿の中には細菌感染を引き起こすほどの細菌は存在していませんが、尿道炎などの病気にかかった場合には精巣上体炎につながることがあります。具体的な原因としては、次のような場合が挙げられます。

・尿道炎や性感染症の原因となる細菌・ウイルスが、尿道を伝って精巣上体に上がった場合
・大腸菌や黄色ブドウ球菌が侵入した場合
・高齢の方が前立腺肥大症や尿道狭窄・膀胱結石などの病気になり、尿が汚れて尿道から細菌が上がった場合
・肺結核の結核菌が尿へと移行した場合

これらによる炎症は、精巣上体だけではなく、精巣や精管までにまで広がってしまうこともあります。

精巣上体炎の症状

精巣上体炎が悪化すると、歩くだけでも痛みを感じる場合もあり、日常生活に支障をきたしてしまいます。精巣や陰嚢に違和感を覚えたら、早めに泌尿器科を受診し、治療を開始することが大切です。以下のような症状に注意してください。

痛みや腫れを感じる

精巣上体炎の初期症状としては、精巣近くにある精巣上体に軽い痛みが出現します。まずは精巣全体に痛みがあるように感じることが多く、その痛みはだんだんと陰嚢全体へと広がります。また、痛みだけでなく、陰嚢部分が硬く腫れあがり赤くなることもあります。この時に、太ももの付け根や下腹部に痛みを伴うこともあります。

高熱が出る

患部の症状だけでなく、38度以上の高熱が出ることがあります。精巣に軽い痛みが出た初期の段階で熱が出ることも多いようです。

しこりを感じる

陰嚢に痛みや腫れを感じたり、高熱が出たりといった症状は、急性期の症状です。急性期の症状であれば、きちんとした治療を受ければ症状は軽減・回復します。

しかし、急性期から進行すると、精巣上体に「しこり」が残る可能性もあります。このしこりは、痛みや違和感があったにも関わらず、すぐに適切な処置を受けなかった場合に精巣上体炎が慢性化して発生するものです。しこり自体には、痛みを伴うことはありません。

陰嚢部分に膿をもち、破れて膿が出る

精巣上体炎が悪化すると、陰嚢部分に膿をもち、破れて膿が出る場合があります。陰嚢部分が熱を持っている場合は重篤であると判断され、多くの場合に切開して膿を出すことになります。

また、糖尿病患者やステロイドを服用している方は、免疫力が弱まっているので、広範囲にまで腫れが広がりフルニエ壊疽(えそ)を引き起こす可能性があります。命に関わるほど重症化する場合もあるので、特に注意が必要です。

精巣上体炎の診断方法

陰嚢の腫れや痛みを感じたら、泌尿器科を受診してください。泌尿器科では、最初に目視で陰嚢の腫れや硬さ、斑点の有無を確認します。次に尿検査を通して、尿中の白血球や細菌、ウィルスの有無などを調べ、どの抗生物質が効きそうかの目途をつけます。合わせて血液検査も実施して、全身への影響や炎症反応のチェックを行います。

精巣上体炎の原因として、性病の可能性もあるため、性病の検査をする場合もあります。基本的には、尿検査の際にクラミジアのチェックも合わせて行っています。クラミジアが原因であると疑われる場合には、パートナーである女性も合わせて検査を受けることをおすすめします。

精巣上体炎の治療方法

症状が軽い場合

精巣上体炎が起きる原因は、尿道から上ってきた細菌やウィルスの感染であるため、治療の基本は細菌やウィルスに効果的な抗生物質の投与となります。使われる抗生物質は、ユナシンなどのペニシリン系、セフゾンなどのセフェム系、クラビットなどのニューキノロン系が一般的で、飲み薬として処方されます。

病気の初期の段階で治療を開始した場合は、処方された抗生物質を服用するだけで治ることが多いようです。発熱や陰嚢の腫れ、痛みなどがある場合には、対処療法として痛み止めや冷湿布、サポーターを使う場合もあります。

症状が重い場合

高熱が出ていたり、その他の全身症状が見られたりする場合には、入院をする場合もあります。入院中は、炎症を抑える薬や抗生物質を服用しながら、安静にして点滴での治療をします。

症状が特に悪化している場合には、陰嚢に膿が溜まっていることが考えられるため、切開して膿を全部出したり、精巣を含んだ副睾丸を摘出したりしなければならない場合もあります。いずれの場合にも、主治医とよく相談しながら治療方針を決めていくことになります。

治療期間の目安

発熱や炎症などの症状は、適切な治療を受けていれば、2~3週間程度で快方に向かうことが多いようです。陰嚢の腫れやにぶい痛みなどは、回復までに1ヶ月程度の時間が必要です。

治療中の過ごし方

精巣上体炎の治療中は、できるだけ安静に過ごしましょう。激しい運動は避けて、飲酒や暴飲暴食、偏った食事などは避けるようにしてください。陰嚢に痛みや腫れがある場合には、サポーターなど着用すると症状が和らぐのでおすすめです。精巣上体炎の治療中には、精巣への刺激を与えないためにも、性行為は避けるようにしましょう。

精巣上体炎は不妊症の原因になる?

精巣上体炎は、精子が通り成熟する場所の病気であるため、このことが原因で男性不妊症となってしまう場合があります。精巣上体炎は、通常では片方だけに起こることが多いのですが、両側ともかかってしまった場合には、そのリスクがさらに上昇します。

精巣上体炎は細菌による炎症であるため、そのまま放置してしまうと、炎症が精巣全体に広がっていきます。その結果、性細胞を死滅させて精巣機能が不能になり、不妊症の原因となる可能性もあります。

精巣上体炎にかかった可能性がある場合は、重症化する前の早期の段階から治療開始することが大切です。また、この病気にかかったことがあり、男性不妊が疑われる場合には、治療歴について正しく医師に伝えるようにしましょう。

まとめ

精巣上体炎は、自然治癒することはない病気であるため、早期発見と適切な治療が必要です。陰嚢のしこりや腫れ、発熱、痛みなどの症状がある場合には、できるだけ早い段階で泌尿器科を受診するようにしましょう。

目黒区、学芸大学駅の病院【五本木クリニック】泌尿器科(精巣上体炎)

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事に関するキーワード

妊活・不妊 男性不妊症

この記事を書いた人

ももこ

産んだ子・産んでない子ひっくるめて男女3人の子持ちのアラフォー主婦です。
猫とスズメと子供と一緒にマイペースに暮らしています。
笑顔ばかりの毎日じゃないけど...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. 精巣上体炎とは?男性不妊の原因になる?原因・症状・治療法まとめ