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黄体ホルモンとは?作用、分泌時期、分泌量、不足している場合の影響・原因・対処法のまとめ

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黄体ホルモンは、妊娠・出産に重要な役割を果たす大切なホルモンです。不足していると不妊につながることもあるので、補充する必要があります。黄体ホルモンが不足する原因や、対処法をまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174006926
目次 黄体ホルモンとは?
黄体ホルモンの作用
黄体ホルモンの分泌周期
生理中の分泌量の変化
妊娠中の分泌量の変化
黄体ホルモン不足の影響
黄体ホルモン不足の原因・対処法
黄体ホルモンを増やすには?
まとめ

黄体ホルモンとは?

黄体ホルモンは、プロゲステロンともいわれ、排卵直後から卵巣でつくられる女性ホルモンのひとつです。

黄体ホルモンは、排卵から次の生理が始まるまでの約2週間のあいだ、分泌量が増え続けます。黄体ホルモンの分泌が増えることで、受精卵が子宮に到達したときに着床しやすいよう子宮内膜をやわらかくし、体温を上げる作用があります。

また、その後の妊娠を継続させるためにも活躍するホルモンでもあります。このため、妊娠を希望する女性で、このホルモンが不足していると妊娠しにくくなる場合もあります。

黄体ホルモンの作用

■基礎体温を上げる
高温期の基礎体温を高くキープし、受精や着床がしやすくなる子宮内環境をつくってくれます。

■子宮内膜を維持する
卵子が成長する卵胞期から排卵までの子宮内膜の厚みは数ミリほどの薄さです。しかし、受精卵が着床するためには、1センチ程度の厚みの子宮内膜が必要だとされています。黄体ホルモンは排卵後に子宮内膜をふわふわした厚い状態を維持する作用があります。

■乳腺を発達させる
無事、受精卵が着床したあとには、乳房の乳腺を発達させる働きもします。生まれてくる赤ちゃんに母乳をあげるために必要な作用です。

■PMS(月経前症候群)への影響
黄体ホルモンが活発に働くことによって水分を排出しにくい状態となり、 代謝も低下した状態になりやすく、心身に様々な不調が出るPMS(月経前症候群)の原因のひとつになっていると考えられています。からだが水分を溜め込みやすくなるため体が冷えてしまい、PMSが悪化しているのではないかと考えられています。

黄体ホルモンの分泌周期

女性の生理周期は、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の4つに分けられます。月経期は生理中のことで3~7日間あります。卵胞期は月経の後に子宮内膜を厚くし、排卵に向けて卵胞が発育し始める時期です。

排卵期は、排卵前後の時期で、妊娠しやすい期間です。個人差もありますが、排卵日2~3日前から排卵日翌日くらいまでが妊娠の確率が高い期間になります。

そして、黄体期は排卵期の後の約2週間ほどの、黄体ホルモンが分泌される期間を言います。通常、黄体ホルモンが分泌されると受精卵が着床しやすいように、子宮内膜はふわふわに厚くなります。黄体ホルモンは次の生理が始まるまでの間に分泌量が増えますが、妊娠しなかった場合は分泌量が減少していきます。そうして、高温期が終わり、厚くなった子宮内膜が月経血として体外に排出され、月経期に戻ります。

生理中の分泌量の変化

妊娠していないときには、黄体ホルモンは生理周期に合わせて決まったリズムで増減を繰り返しています。生理後の低温期には少ない量のままですが、高温期に入るときに増加します。要するに、基礎体温を上げるために必要なホルモンでもあるわけです。

このため、黄体ホルモンが不足していると、高温期に入っているはずなのに体温が上がらなかったり、少しは上がるものの低温期との差があまりないといった状態になることがあります。

その後、高温期である黄体期に最も多くなる黄体ホルモンが急激に減少すると、子宮内膜が反応して剥がれ落ち生理が始まります。同時に基礎体温も低温期に入ります。生理期間中は、分泌量は少ない状態でほぼ一定しています。

妊娠中の分泌量の変化

妊娠すると黄体ホルモンの分泌量は急激に増加します。卵巣から分泌された黄体ホルモンは、赤ちゃんとママをつなぐ胎盤を作る役割があるからです。胎盤が完成する妊娠16週頃には、それまで卵巣から分泌されていた黄体ホルモンが胎盤から分泌されるようになり、妊娠をさらに持続させる動きを始めます。

黄体ホルモンは妊娠8~9ヶ月頃に分泌量のピークを迎え、その後分娩までの間にゆるやかに減少していきます。出産すると分泌量は急速に低下します。

黄体ホルモン不足の影響

黄体ホルモンの不足は、不妊症や流産の原因となります。黄体機能不全と呼ばれる状態で、黄体ホルモンを放出する黄体がうまく機能していない状態が考えられます。

黄体ホルモンは子宮に到達した受精卵が着床しやすいように、子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすくしてくれる役割があるので、分泌量が少ないと受精卵を迎える準備が不十分になってしまいます。このため、受精卵が子宮にやってきても着床しづらくなり、たとえ着床しても流産しやすくなってしまうのです。

■黄体ホルモンの不足は不妊の原因にも

このため、黄体ホルモンの分泌が少ないと、妊娠しづらくなったり妊娠を継続することが難しくなるケースも多くあると考えられます。妊娠を希望しているのに黄体ホルモンが不足していると分かった場合、注射や投薬で黄体ホルモンを補充していく治療がなされるのが一般的です。

黄体ホルモン不足の原因・対処法

黄体ホルモンが減少する原因のひとつに、脳にある脳下垂体という中枢から分泌される「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と「黄体形成ホルモン(LH)」の分泌量の低下があるといわれています。この女性ホルモンの分泌量が減ると卵胞や黄体の発育も悪くなってしまうため、黄体ホルモンが減少してしまうと考えられます。

また、他の病気との関連があるケースもあります。たとえば卵胞発育不全、高プロラクチン血症や多嚢胞性卵巣症候群などの疾患です。これらの病気も不妊症にもつながるので、医師の指示に従い、適切なホルモン注射や投薬を受けることで改善されることがあります。

また、黄体ホルモンが分泌されていても、子宮内膜の感受性の悪いということもあります。通常、黄体ホルモンが分泌されると受精卵が着床しやすいように、子宮内膜はふわふわと厚くなりますが、子宮内膜がそれにあまり反応しない場合、黄体ホルモンが正常に分泌されていても子宮内膜が十分に厚くならず、結果的に妊娠しづらくなる場合も考えられます。

■妊娠を希望するなら早めの受診を

黄体ホルモンの不足が軽度であれば、食事の内容を見直してビタミンEやビタミンCを多く摂ることを心がけたり、サプリで補充することでも改善されることがあります。それでも変わらない場合は病院を受診し、医師の指示のもと漢方や投薬、注射などで補充したり、十分に分泌できるよう体質改善を図る必要があります。妊娠を希望している場合は早めに受診し、投薬や注射などを受けた方がよいでしょう。

黄体ホルモンを増やすには?

病院を受診し、黄体ホルモンが不足していると判断されると、以下のような治療が行われます。

■薬の投与
黄体ホルモンを補充する以下の薬を投与します。黄体ホルモンとして働く「黄体ホルモン薬」です。黄体ホルモンの不足やバランスのくずれで起こるさまざまな症状を改善する効果があります。同様の効果を得られる薬は複数あり、医師の判断により投与されます。

・ルトラール
・プロゲストン
・プロベラ
・ノアルテン
・プリモルトN
・デュファストン

■プロゲステロン(黄体ホルモン)注射
直接、体内にプロゲステロンを注射することで分泌量の不足を補い、妊娠しやすい子宮内環境に導くのがこのプロゲステロン注射です。もともと体内に存在するホルモンなので、比較的に副作用は少ないとされています。

また、治療と並行して、黄体ホルモンの分泌を増やすといわれる栄養素を積極的に摂るのもおすすめです。黄体ホルモンを増やすには、ビタミンEが効果的とされています。ビタミンEは黄体ホルモンの材料になるだけではなく、老化防止や血流改善のほか、女性ホルモンの分泌にかかわる脳下垂体に作用します。また、ビタミンCはビタミンEとあわせて摂取すると、抗酸化作用が高まるので、ビタミンEとあわせて摂取するのがおすすめです。

【ビタミンEを含む食べ物】
・魚卵
・あゆ
・うなぎ
・だいこんの葉
・かぼちゃ
・赤ピーマン

【ビタミンCを含む食べ物】
・赤ピーマン
・黄ピーマン
・アセロラジュース
・ピーマン
・めんたいこ

まとめ

黄体ホルモンは、排卵直後から卵巣でつくられる女性ホルモンのひとつです。妊娠するためには、とても大切なホルモンですので、不足している場合は補充する必要があります。妊娠を希望しているのになかなか妊娠できない…という方は、病院で自分の黄体ホルモン量を検査してもらいましょう。医師に適切な投薬をしてもらうことで、さまざまな症状が改善されることがあります。

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