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早期閉経とは?妊娠はできる?症状・兆候、原因、診断方法、治療方法、予防方法まとめ

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「早期閉経」という言葉をご存知でしょうか?閉経年齢より前に排卵が止まり、卵巣年齢が閉経年齢に達することで、月経が永久的に止まってしまう状態のことです。「早期閉経」にはどのような症状がみられるのでしょうか?原因や治療方法も合わせてご紹介していきます。

目次 早期閉経とは?無月経との違いは?
早期閉経と妊娠の関係―妊娠はできる?
早期閉経の原因・どんな人がなりやすい?
早期閉経の兆候チェックリスト
早期閉経の症状
早期閉経の検査・診断方法
早期閉経の自宅でできる予防・対処法
早期閉経の治療方法・費用(保険適用の有無)
まとめ

早期閉経とは?無月経との違いは?

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「早期閉経」という言葉をご存知でしょうか?まだ閉経年齢にならない40歳より前に排卵が止まり、卵巣年齢が閉経年齢に達してしまっている状態をいいます。このことにより、月経が永久的に止まってしまうことを指しています。自然な閉経時期が40歳代後半から50歳代であることから、「早期閉経」と呼ばれています。

では、「無月経」とはどのように違うのでしょうか。「無月経」の場合は、同じように生理がないことをいいますが、卵巣機能が休んでいる状態で、回復することがある状態です。卵巣を再び機能させて生理を起こすことができます。一方、「早期閉経」は卵巣機能が停止してしまっているので、生理がくることはありません。卵巣の働きが機能していないのか、働きが休眠してしまっているだけなのか、そこが大きな違いです。

岡山中央病院 セントラルクリニック伊島

SMC諏訪マタニティークリニック

早期閉経と妊娠の関係―妊娠はできる?

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早期閉経の場合、卵巣機能が止まってしまっている状態なので、妊娠することは難しいと言われています。卵巣機能が止まっているということは、排卵することがなく、排卵が起きなければ、妊娠することも不可能です。

しかし早期閉経と診断された人の中でも、自然に排卵が回復したり、月経が起きたりすることも全くのゼロではありません。たとえば、1年のうちにほんの1、2回排卵するという場合があります。その場合にはホルモンのレベルを調整する治療などを続け、排卵が来るのを待つという治療法も行われています。しかし何回繰り返しても排卵がおきない場合には、妊娠することは難しいと考えられます。

早期閉経の人が赤ちゃんを授かるために、体外受精という方法もあります。専門の医療機関を受診し、根気よく治療をつづけていくことになります。これにより必ず妊娠できるかというのも個人差もあるので、信頼のできる医療機関でしっかりと相談していく必要があるでしょう。

毎日新聞 2015年7月27日 東京夕刊

早期閉経の原因・どんな人がなりやすい?

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早期閉経の原因は様々で、下記のようなものが原因とされています。

■遺伝的異常
性染色体などの染色体異常や遺伝によるものです。性染色体の異常には、ターナー症候群やY染色体が関与している疾患などがあります。

■自己免疫異常
卵巣を含む体内組織を攻撃する異常な抗体を、体が作り出してしまうことがあります。たとえば、甲状腺炎、白斑や重症筋無力症などです。

■化学療法や放射線療法
癌に対する化学療法や抗がん剤による卵巣障害、卵巣の放射線被ばくなどです。

■婦人科系の手術
卵巣を外科的切除する手術が早期閉経を招くことがあります。

■その他
おたふくかぜなどのウイルス感染症、アジソン病や糖尿病などの代謝異常、タバコなどの毒性物質などです。

以上が原因とされていますが、はっきりとした原因がわかっているのは、一部にすぎません。全体の1~2割とも言われています。

また、ホルモンのバランスの乱れ、無理なダイエットや過度の過労、ストレスも影響していると言われています。長い期間この状態が続くことにより、卵巣機能が修復できなくなってしまい、早期閉経を招きやすくなります。

早期閉経の兆候チェックリスト

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早期閉経の兆候には、どのようなものがあるのでしょうか。基本的には、「月経の変化」「更年期症状」など一般的な閉経の兆候と同じです。それでは、具体的にはどのような体の変化が起きてくるのでしょう。

■月経不順や無月経
・月経の周期が短くなったり長くなったりと不規則になる。
・月経が1年のうちに数回しかない。
・2~3か月、月経がない、もしくは無いことがあった。

■月経の変化
・月経の出血量が少量になる。
・月経の出血は少ないが長期間続く。
・月経がきても出血量が少なく、すぐに終わる。

■更年期症状
・顔がほてったりのぼせる。
・気分にムラがある、疲れやすい。

主にこうした兆候がみられるといわれています。ただし、若い場合は、更年期症状が出ない場合も多いようです。
また、更年期症状が出るのは症状が悪化した状態になってからなので、早期閉経の兆候という段階では更年期症状がみられないことがあります

月経不順が長く続いたり、これまでの月経と変わったと感じる時や、閉経する年ではないにもかかわらず更年期障害のような症状がある場合は、早期閉経を疑って婦人科で早めの検査を行い、正しい治療を受けましょう。

早期閉経の症状

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早期閉経が多く見られるケースとしては、初潮を迎えた頃から月経周期が不順で、そのあとも年に数回程度しか生理がなく、20代あたりで完全に生理がこなくなるといった経過がみられます。この初期症状である月経不順は、ストレス性によるものと区別がつきにくいため、深刻に受け止められずに見過ごされてしまうことがあります。

閉経すると実際の年齢は若くでも、身体の中では老化が進み、更年期に見られる症状が出てきます。若くして卵巣機能がなくなってしまうので、女性ホルモン欠乏の症状が出ます。このように、女性ホルモンの分泌が減少することによって、更年期障害のような症状が現れるのが早期閉経の特徴です。具体的な症状は以下の通りです。

■自律神経調整機能の変化に伴う症状
ほてり、のぼせ、多汗、発汗、息切れ、動悸、めまい

■運動器の症状
関節の痛み、肩こり、腰痛

■皮膚分泌系の症状
皮膚の衰えや乾燥、かゆみ、口のかわき、しみ、しわ、外陰部のかゆみや痛み

■泌尿器系の症状
頻尿、尿もれ、膀胱炎

■精神系の症状
疲労感、記憶力の低下、判断力の低下、イライラ、憂うつ、不眠、頭痛、めまい、耳鳴り

早期閉経の検査・診断方法

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早期閉経の診断にあたって、卵巣機能が停止して閉経しているかの確認と、原因を調べるための検査を行います。

■月経の経過確認
月経がどのくらい止まっているかなどの経過確認をします。

■ホルモン検査
血液中の女性ホルモンと卵巣刺激ホルモンで判断します。早期閉経の場合、卵巣が機能していないため、卵巣を刺激する下垂体からのホルモンが大量に放出されています。そのため、検査では卵巣刺激ホルモンが高値になります。一方、卵胞は育たないため、女性ホルモン値は低くなります。

■その他
病歴や遺伝性、甲状腺機能異常の有無の確認、染色体分析なども行われます。

SMC諏訪マタニティークリニック

早期閉経の自宅でできる予防・対処法

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では、早期閉経を予防する、もしくは早期閉経が疑われる症状が現れた際には、どうすればよいのでしょうか?以下にその方法をまとめました。

■生活習慣を見直す
ストレスや疲労は早期閉経に影響するといわれています。特に睡眠不足はストレスや疲労へつながりやすいため、早めに寝ることを心がけましょう。

■無月経を放置しない
月経がこない状態を放置しておくと、休んでいる状態の卵巣機能がそのまま止まってしまい、早期閉経へとつながってしまいます。3ヶ月生理がない場合には、一度産婦人科で診てもらうことをお勧めします。

■禁煙する
喫煙は早期閉経のリスクを高めると言われています。また、受動喫煙の場合でもリスクが高いため、自分が禁煙をすることはもちろん、周囲の人の理解も必要になります。

早期閉経の治療方法・費用(保険適用の有無)

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早期閉経の治療は、女性ホルモンが足りない状態を補うホルモン補充療法を行うことが一番重要です。これにより排卵を促すことになりますが、妊娠を希望する場合には、排卵誘発を行うこともあります。

これらの治療でも卵胞が育たない場合には、妊娠することは難しいとされています。不妊治療は保険適用外の自己診療になる場合が多いので、長期的な治療は精神的にも経済的にも負担となっているのが現実のようです。

妊娠を希望しなくても、平均的な閉経年齢(50歳前後)までは女性ホルモンを服用する治療は続けていくべきだと言われています。女性ホルモンが出ていない状態が続けば、骨粗鬆症・心筋梗塞・脳梗塞といった病気にかかりやすくなるといわれているからです。

聖マリアンナ医科大学病院生殖医療センター

まとめ

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ここまで、早期閉経についての症状や予防法、治療法などを紹介してきました。その原因も様々ですし、医学的にも原因が特定できない場合も多くありますが、事前に予防できることもあります。

自分の体の不調を後回しにして放置しておくことで早期閉経を招いてしまう場合もあるので、月経不順をはじめ、この記事で紹介したような症状があるときには、産婦人科を受診するようにしましょう。

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この記事を書いた人

yamamichi

旦那、小学生の娘、保育園に通う息子、家族4人で賑やかに暮らしています。結婚を機に東京から山々の見える、畑に囲まれた場所にやってきました。ゆったり子育てしています...

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