退院後、小さな赤ちゃんを前に「可愛い!」と思うより、真っ先に感じていたのは「不安」でした。
産後一週間の入院生活で赤ちゃんのお世話を学んだのですが、一週間で全てが分かるわけもなく、本当に私にできるのだろうか…という不安を常に感じていました。
産後は1ヶ月間、実家に帰って、母の助けを借りながらの、育児スタートとなりました。
モロー反射‼︎
小さな体がビーンと伸びきった時、
私の片手がゆるんでしまいました。
そしてその直後…
母が慌てて私のサポートをしようとしたのですが、ビビりまくっていた私が邪魔だったのでしょう…
孫を守るため、私の体を跳ね除け、孫を救助。
そして半ショック状態の私をよそに、安堵する母と旦那。
「おっちょこちょいなお前じゃダメだ!」
(※誰も言ってません)
「やっぱり新米ママより、経験を積んだお義母さんの方が断然頼りになりますね〜!」
(※言ってもないし、恐らく思ってもないです)
そんな風に感じてしまい、勝手に悔しい思いをして、娘を奪い返してしまいました。
助けてくれた母や旦那に対して、申し訳ない…
こんなちっぽけな人間で情けない…。
色んな気持ちが入り混じり自己嫌悪に陥りました。
そして、ひたすら凹む事、数時間…。
モヤモヤとした気持ちが抑えられなくなり、旦那に気持ちをぶつけてしまいました。
旦那からしてみればなになに?という感じだったと思いますが…
吐き出さずにはいられませんでした。
ただひたすら、胸の内を旦那に吐き出しました。
が、
解決には至らず。
私、何言ってるんだろう…と、また自分を責めました(苦笑)
そして数日経ったある日…。
育児の忙しさもあり、モヤモヤした気持ちも時間とともに薄れてきていたある日。
初めてなんだから失敗は当たり前。
初めてなんだから分からなくて当然。
そう思っていても、私は、自分の不甲斐なさに落ち込み、自信をなくしていました。
だけどそう思わなくても良いんだと気付いたんです。
娘は私のおっぱいや、ミルクを飲んで生きようとしてる。
オムツが気持ち悪いと泣いて伝える。
私の抱っこで眠りにつく。
娘には私という存在が必要なんだ。
そう考えると、自分が焦って「お母さん」になろうとしなくていいんだと思えました。
娘が話すことの出来ない赤ちゃんの時期は、たくさん考えて落ち込む事も多々ありましたが、日々、自分の事を必要としてくれる娘を見ては喜びを感じ、少しずつ「お母さん」になれた気がします。
今、そんな赤ちゃんだった娘も4歳。
それはそれでいろんな悩みもありますが、この記事を書くことで4年前を思い出すことができました。
子ども達に感謝の気持ちを持ちつつ、明日からもまた子育てに励みたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。