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妊婦のインフルエンザの予防法は?薬や予防接種は大丈夫なの?

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いろいろなことが気にかかる妊娠中、とくに病気や感染症にならないように気を配っていることと思います。それでもインフルエンザの感染を完全に防ぐことはなかなか難しいものですね。インフルエンザを予防するには?もし罹ってしまったらどしたらいいの?そんな疑問点や心配に思う点をまとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030028540
目次 妊婦はインフルエンザになりやすい?
妊婦のインフルエンザの危険性
インフルエンザの赤ちゃんへの影響は?
妊婦がインフルエンザになった際の対処法
インフルエンザの予防接種は受けていいの?
妊婦ができるインフルエンザ予防法
まとめ

妊婦はインフルエンザになりやすい?

妊娠中は健康管理に気を使わなければならないときですが、じつは免疫力が低下しているため、病気や感染症に罹りやすいときでもあります。免疫力とは、身体に入った異物を排除しようとする働きのことです。本来はこの免疫力の働きによって、遺伝子や血液型が全く同じというわけはない赤ちゃんは、ママの身体からは異物として排除されるところですが、妊娠中は免疫力を弱めることでこの働きを抑えているのです。

妊娠中は免疫力を弱めることで赤ちゃんを守っている反面、感染症などに罹りやすくなっているというわけなのです。このことから妊婦は厚生労働省により、インフルエンザ合併症のハイリスクグループに位置づけられており、予防注射の摂取対象者に含まれています。

妊婦のインフルエンザの危険性

妊娠中は感染力の強いインフルエンザには注意が必要です。原因は解明されていませんが、妊娠中にインフルエンザに罹ると、肺炎などの合併症を引き起こしやすくなり、重症化しやすいことが明らかになっています。しかも妊娠の経過が進んでいるほど重症化になりやすいとされています。

厚生労働省科学研究の発表では、日本でインフルエンザで入院した女性のうち妊婦であった割合は0.9%しかなく、重症化の報告もありませんが(2009年12月9日現在)、オーストラリアでは入院した女性のうち11%が妊婦で、ICU(集中治療)に入院した女性のうちで妊婦であったのは13%になっています。人口に対しての妊婦の割合は1~3%ほどですから、妊婦は一般の人に重症化しやすいといえるでしょう。

WHO(世界保健機関)は「妊婦は一般の人より集中治療室(ICU)を必要とする確率が10倍高い」、「特に妊娠28週以降の妊婦は注意が必要」といった声明を発表しています。(2009年10月)

厚生労働科学研究「新型インフルエンザ対策 妊娠中の人や授乳中の人へ」

インフルエンザの赤ちゃんへの影響は?

もし、ママがインフルエンザに罹ったとしても、ウィルスが胎盤から入って赤ちゃんに直接影響することはないと考えられています。しかしごく稀に季節性のインフルエンザで、ウィルスが胎盤に入って赤ちゃんに影響することがあるとの報告もあります。

インフルエンザ罹ってしまった場合は、赤ちゃんへの影響よりも、母体であるママのへの影響のほうが心配になります。免疫力が弱っていることから肺炎などの合併症を引き起こし、重症化しやすいことが明らかになっています。また妊娠早期であれば流産しやすくなったり、また妊娠後期であれば流産しやすくなるリスクがあります。

妊娠中は母子一体ですから、ママへの影響がそのまま赤ちゃんへと影響してしまいます。赤ちゃんを守るためにも、まずはママの健康に気をつけるようにしましょう。

妊婦がインフルエンザになった際の対処法

①症状があった場合にはどうすればいい?

インフルエンザの症状は、38℃以上の熱や、せき、のどの痛み、鼻水、頭痛、悪寒などがあります。熱は上がったり下がったりしながら高熱が続きます。

感染の経路は、感染者のせきやくしゃみで広がったウィルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、せきやくしゃみで散ったウィルスが付いたものを触ることによって感染する「接触感染」があります。

インフルエンザの症状があった場合は病院で診察を受けますが、他の妊婦さんへの感染を防ぐために、一般の内科を受診した方がよいでしょう。まえもってかかりつけの産婦人科にインフルエンザに罹ったときのことを相談しておくといざというとき安心です。

②インフルエンザの薬、タミフル・リレンザとは?

タミフルは錠剤のお薬です。体内でインフルエンザウィルス(A型、B型)を増やさないようにしたり、症状を緩和や治るまでにかかる期間を短くする効果が望めます。身体の中で吸収されるので血液の流れによって全身に行き渡らせ効果を発揮します。

リレンザは吸入薬です。口から直接吸い込んで使用し、のどや気管支へじかに薬を届けてウィルスの増殖を抑えます。インフルエンザウィルス(A型、B型)の表面のたんぱく質に作用し、感染した気道粘膜上皮からウィルス遊離性を抑え、感染が広がるのを阻止する効果があります。

タミフル、リレンザのどちらも発症後48時間以内に使用することで効果があるので、インフルエンザに罹ったら早めに抗インフルエンザに薬を使用したほうがよいでしょう。

③薬の赤ちゃんへの影響は?

妊娠中はできるだけ薬を飲みたくはないものですが、ママの症状が重症化する恐れもあるので、インフルエンザに罹ったときは医師との相談の上で必要な薬を服用し、治療したほうが安心でしょう。

抗インフルエンザ薬であるタミフルは、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがないことが最近報告されています。またリレンザも、直接のどや気管支で作用するため血液に入る量もわずかであることから、赤ちゃんへの重大な影響を与えることは少ないという見解がなされています。

日本産科婦人科学会「抗インフルエンザウィルス投薬与時の妊婦の安全性について」

インフルエンザの予防接種は受けていいの?

厚生省(現厚生労働省)の設置による新型インフルエンザ対策検討会の報告では、妊娠28週以降の妊婦はインフルエンザに罹ると重症化するため、インフルエンザの予防接種の優先順位が最も高い集団に含まれています。

また、国立育成医療センターの調べで、妊娠中に季節性インフルエンザの予防接種をした場合、重症化や感染の予防となる抗体が90%の確率で作られ、赤ちゃんにも免疫力がつくことがわかっています。新型インフルエンザでもその効果が期待できるとされています。

インフルエンザのワクチンが赤ちゃんに影響を及ぼすかどうかですが、新型インフルエンザのワクチンは「不活性型」といわれる病原菌を無毒化したものであるため影響ないとされています。妊娠初期に予防接種を受けたことで、流産や先天性の異常が起こりやすくなるという報告もないとされています。

厚生労働科学研究「新型インフルエンザ対策 妊娠中の人や授乳中の人へ」

妊婦ができるインフルエンザ予防法

①食事で予防する

栄養バランスの摂れた食事を摂ることによって免疫力を高めましょう。

・ビタミンC
抵抗力を高め、体内に入ったウィルスを攻撃します(ブロッコリー、ジャガイモ、キャベツ、みかんなど)

・ビタミンA
鼻や口などのウィルスの侵入する部分の粘膜を丈夫にします(レバー、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、乳製品など)

・ビタミンE
赤血球やリンパの働きをよくし免疫力を高める効果があります(かぼちゃ、アボカド、大豆など)

・カテキン
強い抗菌作用があり抗ウィルスに力を発揮、のどの炎症を鎮める効果があります(緑茶、紅茶、ウーロン茶など)

②生活習慣で予防する

・手洗い、うがい
ウィルスのついた手で鼻や口や目に触れることでウィルスが侵入するリスクが高まります。石けんで指やつめの間までよく手を洗って感染を防ぎましょう。また、外出から帰宅したらかならずうがいをしましょう。水でうがいするだけでウィルス感染の発症確率が40%下がるとの研究報告があります。

・外出はなるべく控える
インフルエンザの流行時期は外出を控え、なるべく人込みを避けて感染を防ぎましょう。

・こまめに掃除をする
ウィルスは物に付着した状態で8~12時間は感染力を保っています。触ることの多いドアノブや電気のスウィッチ、階段の手すり、テレビのリモコンなどは拭くようにしましょう。家庭内でインフルエンザに罹った人がいる場合、鼻や口をふいたティッシュはゴミ箱に入れっぱなしにせず、ビニール袋に入れて捨てるようにしましょう。

③予防接種を受ける

どんなに気を付けていても罹ってしまう可能性があるインフルエンザ。免疫力が低下していることから重症化することもある妊婦は、万が一罹ったとしても重症化を避けることができる予防接種は有効的な予防法です。医師との相談の上、インフルエンザの流行前にはワクチン接種を受けるとよいでしょう。

まとめ

妊娠中はちょっと体調が悪くなるだけでも心配ですよね。インフルエンザが流行する時期は気を付けていても、どこでうつるかわからないし、とくに上に子どもがいるときなんて人込みを避けてばかりもいられないものです。

ワクチン予防接種を受けて重症化を防ぐことと、もし罹ったとしても対処法を知っておけばいざというときにも安心だと思います。手洗い・うがいはインフルエンザに限らず感染症対策には有効なので、外から帰ったら忘れずにしましょう。

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ののちゃん

男の子のママです。どうぞよろしくお願いします。...

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