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パタハラの事例と対処法!育児を邪魔するパタニティハラスメントの実態とは?

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イクメンという言葉が古く感じられるほど、男性が育児に積極的に関わることが自然になってきました。しかし、一方でパタハラを受け仕事と育児のバランスが上手に取れないパパもいます。今回は、パタハラの事例と対処法を通して、パパが抱える問題にフォーカスします。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030013660
目次 パタハラ(パタニティハラスメント)とは?
近年、職場でのパタハラが増えている?
パタハラの事例
パタハラの主な原因は何?
パタハラへの対処法
育児を後悔しないための勇気も大切

パタハラ(パタニティハラスメント)とは?

セクハラ、パワハラ、マタハラ、ジェンダー・ハラスメント…。社会に出るといろいろなハラスメントがありますが、子育て世代のパパとママにとって知っておきたいのが「パタハラ」です。聞いたことがないという方も多いと思いますので、日本労働組合総連合会が発行している『働くみんなのマタハラ手帳』から、パタハラについて書かれているところを下記に記載します。

パタニティハラスメントとは、厚生労働省イクメンプロジェクトの推進メンバー・渥美由喜氏が提唱しているもので、男性社員の育休取得や育児のための短時間勤務などを妨げる行為をいいます。たとえば、育休の取得を申し出た男性社員に男性上司が、「育休を取ればキャリアに傷がつく」「育児は母親の役割だ」と発言するのがその典型です。

「なんとなく」想像がついたかと思います。パタハラは、パタニティ・ハラスメントの略で、パタニティ(paternity)は英語で父性を意味し、男性が育児を通して父性を発揮する機会や権利を職場の上司や同僚が侵害する言動に及ぶことを言います。

子育てをママ一人でこなすのは大変です。パパにも積極的に関わってもらいたいと思っているママもいますし、パパ自身ももっと子どもと関わりたいと思っているかもしれません。けれど、仕事がそれを邪魔するということもあるのです。

もしかしてこれはパタハラかも…と心当たりのあるパパも、これから子どもが生まれるプレパパも、仕事と子育てのバランスを上手にとれるように、他人事ではないパタハラについて「なんとなく」ではなく、具体的に勉強しておきましょう

近年、職場でのパタハラが増えている?

内閣府の調査による男性の育児休暇取得率の推移は、平成22年民間企業は1.38%、国家公務員は0.86%だったのが、翌年には民間企業が2.63%、国家公務員1.80%と少しではありますが、取得率が上がってきています。

けれど、一方で日本労働組合総連合会が平成26年に発表したパタハラ調査では以下のような結果がでました。
・職場でパタハラをされた経験がある 11.6%
・周囲でパタハラにあった人がいる 10.8%

パタハラの内容としては、
・子育てのための制度利用を認めてもらえなかった5.5%
・子育てのために制度利用を申請したら上司に“育児は母親の役割”“育休をとればキャリアに傷がつく”などと言われた3.8%
・子育てのための制度利用をしたら、嫌がらせをされた1.9%
というものです。

これらから考えられることは、男性の育児取得率は上がってきているものの、「気持ちよく」取得できているケースばかりではないということです。育児休暇を取得したいと申請しても、上司や同僚は、人事がうるさいから、パタハラなんて言われたらたまらない、組合に報告されたら困るから…などの理由で許可したということもあるかもしれません。

本当にその社員の意思や事情を理解してもらわないと、どこかで上司や同僚の不満がパタハラという形で表れてしまい、結果当然の権利を行使できない、後ろめたい気持ちになるというパパが増えてきてしまうのです。

日本労働組合総連合会 パタニティ・ハラスメント(パタハラ)に関する調査

内閣府男女共同参画局 男女共同参画社会の形成の状況

パタハラの事例

男が育児!?みっともない!

私の両親は要介護状態で介護もあり、その為出産後の1ヶ月の間子供の保育園の送迎やら、家事は私がやろうと思い育児休業を申請しましたが、会社ではあまり良い返事では有りませんでした。
社長からは「男が育児休暇とるのか!! 何故男が育児なんだ、みっともない!! 会社やめろ!!!!!」っと怒鳴られ、私も冷静に、育児より正確には妻が出産後、体調が戻るまでの間だけです、何とかお願いできませんか?
「お前が1ヶ月会社に居なくて会社が回るならば、お前1人分の人材はいらない即辞めろ!!」と更に怒鳴られ。
私も辞める訳にもいかないし、育児休業の申請は1ヶ月前にすることになってる為、途方にくれてます。

50代以上の世代は、男=仕事・女=家事育児という考えが定着しているように思います。それは、おそらくその世代の親の世代において男女の役割分担が明確になっていたことが原因なのでしょう。

現代では男性の育児休暇は当然の権利であるのに、「男が育児をするなんて」という上司の偏見により、思うように取得できないというパパがいるという実態があります。育児と仕事で板挟みになってしまったパパの苦労は計り知れません。

重要なプロジェクトから外される

妻も私以上に働いているので、家事や子育てはお互い役割を分担し協力してやってます。 しかし、私の会社はそこを理解できないようで、私が保育園のお迎えに早く帰らなくてはならなかったり、急病で迎えに行く必要がある場合はしぶしぶ認めるものの、その後ある重要なプロジェクトから外されました。
上司と話をしたら、「子供さん小さくて大変だろうし無理しなくていいよ。 でも業務的に急に穴をあけられるとお客さんが困るから君は無理しないで」と、一見優しい言葉をかけられましたが、これは事実上の窓際宣告で、今まで通り育児や家庭の家事を優先するなら一線には戻さないという事でした。

保育園のお迎えや急病で迎えに行くということは、小さい子どもがいる家庭ではよくあることです。けれど、重要な仕事から外され、その理由が「急に穴をあけられるとお客さんが困る」というのは理屈にあってないように思えます。

本当に子育て世代の日常を把握している上司がいるならば、急な事態に対応できる人材の確保や仕組みが確立されているはずです。パタハラの原因は、上司や同僚という所属部署だけの問題ではなく、職場全体の問題なのかもしれません

親の視点

息子が1年も育休をとっていることが心配で。お嫁さんも育休中でして、息子が育休をそこまで長く取る必要があるのかと。退院後お嫁さんは実家に帰らず、息子とふたりで初めての育児を頑張っています。息子の会社で初めての男性の育休のようで、会社に復帰した際、果たして戻るセクションがあるのか。上司に理解していただけているのか、心配です。パタハラとか聞きますと、今はふたりで楽しく育児をしているようですが、会社で浮いた感じになるのではと心配しています。少しでも早く切り上げて、新年度から仕事に復帰してくれればと思っています。育休はすばらしい権利と思いますが、現実とっていない人が多いのは、出世、仕事のやりがいとかのため取らないのだと考えます。

男性が育児休業を取得し子育てに専念することに対して、職場以外からの視点はどのようなものでしょうか。年齢が上がるにつれて、出世にひびく、周りに迷惑をかけているという考えを持っているように思われます。

パタハラは職場環境の問題だけではなく、「父親は仕事、母親は育児家事」という昔からある慣習や考え方も関わっているのです。

パタハラの主な原因は何?

上記の日本労働組合総連合会のアンケート調査では、「自分の職場で、男性の子育てに対し理解があると思う人が誰もいない」と感じている人や、「子育てのための制度を利用した男性社員をフォローする仕組みが十分に機能していない」と感じている人がいることが分かっています。

この結果からパタハラの原因がわかります。

■上司が男性の子育てに対し理解がない
男女の役割分担で世代間ギャップがあります。男は仕事、女は育児家事という考えの上司だと、部下が育児のために早く帰ることや休業することが考えられないのかもしれません。また、全体を統括する上司は、育児を優先された場合に仕事や他の部下に影響が及ぶことを恐れている可能性もあります。

■同僚が協力的でない
子どもが急病で早く帰らなければならない、お迎えがあるという場合は、残った仕事を同僚に引き継がなければならない時があります。けれど、それを引き受けることを断られる、嫌がられる場合もあります。「どうして育児を理由に早く帰って、そのしわ寄せが自分にくるのか」という不満がパタハラに及ぶ原因になります。

■子育てのための制度を利用した男性社員をフォローする仕組みがない
制度を利用した場合代わりの人員増加がある、出世などに影響しない、急に帰っても残りの仕事はだれでも把握できる仕組みになっているなどのフォローが組織としてあってしかるべきなのですが、それが確立されていないケースも多いようです。そのため、迷惑がかかる、出世に響くという理由で育児をあきらめてしまうこともあります。

パタハラへの対処法

1.状況や考え方を事前に知ってもらう

子どもが生まれる1ヵ月前くらいに急に育休を取りたい、残業ができない、などと言われたら上司も驚いてしまいますし、裏切られた気持ちも芽生えると思います。大切なことは、自分の家族の状況や育児に対する考え方を事前に上司に話すことではないでしょうか。

例えば、奥さんが里帰り出産をしないから自分しか手伝える人がいない、理想の父親像、夫婦間の役割分担などを、出産予定の半年くらい前から上司に話していれば、その間に上司も自分の気持ちを整理したり仕事の分担を考え直すことができます。

2.同僚とフォローしあえる関係を築く

子どものお迎えなどで早く帰ると同僚に残った仕事を引き継ぐ場合があります。早く帰ることは、当然の権利かもしれませんが、必ず同僚に感謝やお詫びの言葉をかけるようにしましょう。一言あるだけでも受け止め方が変わってきます

また、同僚が休んだ時や早く帰らなければならない時など、率先してフォローしましょう。「お互いさま」の関係になるように、仕事をお互いフォローしあい、良い信頼関係を築く努力をしましょう。

3.自分の権利を知ろう

そもそも子どもが生まれたら、自分は法律的にまた会社の規則として、どのような制度を受けられるかを知っていますか。育児休業制度・短時間勤務制度・所定外労働の制限…などさまざな法律から守らています。それに加え、会社の規則があります。

制度を受けるための条件、申請期限、必要書類など、きちんと把握しなければ、やみくもに自分の権利だけを主張するわがままな人になってしまいます。パタハラ以前にできることできないことを把握しましょう

4.人事部を味方につける

厚生労働省が推進する「イクメンプロジェクト」があります。「育てる男が、家族を変える。社会を変える。」をスローガンに、男性が育児に積極的に関われる社会を目指しています。さまざまな取り組みがあり、その1つにイクメン企業アワードがあります。

男性の育児と仕事の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を表彰しています。男性が育児と仕事の両立ができる会社を国が評価しているのです。「男は仕事」では、社会の考えから乗り遅れ、会社としての評価が下がることを、人材管理をしている部署へ意見してみるのも一つの手段です。

人事管理は、従業員が希望しているライフスタイルを実現できるような雇用や処遇の仕組みを提供できなくては、従業員の勤労意欲を高い水準に維持することができない状況にあります。言い換えれば、子育てを含めた従業員の仕事と生活の両立を支援することが、従業員から高い勤労意欲を引き出すための労働条件つまり新しい「報酬」なのです。従業員が子育てと仕事の両立を可能とする施策を整備することが、必要な従業員を確保し、その持てる職業能力を十分に発揮してもらうために不可欠な時代となったといえるでしょう。

男女雇用機会均等法 育児・介護休業法のあらまし

イクメンプロジェクト

育児を後悔しないための勇気も大切

夫婦間の性別役割分業の考え方は、日本の社会に根付いてしまっています。そのため、男性が育児に参加することへ、上司くらいの年代の方には違和感があったり、また職場が対応できていないケースがあります。

その中で、育児のための制度を利用したいと申し出るのは勇気が必要ですし、今後の社会生活への心配も出てくることでしょう。パタハラへの対応は、口で言うほど簡単なものではないかもしれません。

けれど、世の中の流れは確実に男性の育児参加が積極的に求められています。周りの方と相談して、誰でもが気持ち良く働ける職場づくりが必要となってきます。

その先陣をきるのは大変なことですが、その後には同じ志のイクメンがついてくることと思います。ママもパパの頑張りをきっと応援しているはずです。育児は子どもが小さい時しかないのですから、後悔がないようにしましょう。

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poipoi

初めまして!
30代、1歳の女の子のママをやってます♪
「フツーのママ」の感覚を大切に記事を書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。...

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