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公開 2015年06月11日  

あなたのほめ方・叱り方は子どもの心に響いていますか?

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子どもとのやりとりの中で、ついつい感情的になってしまい、うまく伝えられない時、ありますよね。どうやったら子どもの心に響くほめ方・叱り方ができるのでしょうか。目の前の出来事に対して、「事実は何?」「今自分はどう思っている?」と事実と感情を切り離して考えることで、子どもにしっかりとメッセージを伝えましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018544

子どもが宿題をやっていないとき、なんと声をかけますか

子どもが宿題をやらずにだらだら過ごしているとします。あなたはなんと声をかけますか?



(事実)子どもが宿題をやっていない

(感情)*私は子どもが宿題をやっていないことに対して、イライラしている。 

    *宿題をやらないと、子どもが勉強がついていけなくなるのかという不安がある。



私の場合、まず目の前の出来事に対して、

「事実は何?」「今自分はどう思っている?」

と事実と感情を切り離して、考えるようにしています。

事実を受け止めた上で、I(アイ)メッセージで気持ちを伝える

事実をあるがまま受け止めた上で、宿題をやっていない子どもに対して、次のように話します。



私:「宿題をやったの?」

子:「やっていない」

私:「宿題をやっていないのね。(事実確認)

  私はあなたが宿題をやっていないで、あなたの学力が心配なの。」(Iメッセージ)



このようにして、叱るときは、目の前で起こっている出来事に対して、事実と感情を切り離し、相手に事実の確認をし、その後、私自身の気持ちをI(私)を主語にして伝えるように心がけてみてはいかがでしょうか。



Iメッセージとは、I(私)を主語にして、私自身の気持ちを伝えるメッセージです。



もしYouメッセージをつかって叱ると、「あなたはまた宿題をやっていないの。困ったわね。」このようになります。もしこう言われたら、あなたはどんな気持ちがしますか?ちょっと人格を否定されたようで、嫌な気持ちになりませんか?



叱るとき、Youメッセージはなるべく控え、【事実+Iメッセージ】を意識して伝えてみましょう。

褒めるときも、事実+Iメッセージで

ほめるときも、【事実+Iメッセージ】を意識してみましょう。



たとえば、宿題をやってきたとします。



(事実)宿題をやってきた

(感情)ちゃんと宿題をやってきたことがすばらしい。私の気持ちが伝わり、やる気になったことがうれしい。



ほめるときも、

「宿題をやってきたのね。(事実確認)

 あなたが約束を守って宿題をやってきたことがうれしいわ。(Iメッセージ)」

このように声をかけてみましょう。



ぜひほめるとき、叱るときに【事実+Iメッセージ】を意識してみてください。感情的に声をあげてしまうことも、減るかもしれませんよ。

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