最近は、言葉として聞く機会も増えてきた「産後うつ」。
産後うつとは、出産後の女性に生じるうつの症状のこと。女性は男性の2倍、うつ病になりやすく、産後のホルモン変化による影響が出ることで、10%〜20%の人が産後うつになると言われています。
産後うつは珍しいわけではないのです。
産後うつの症状としては、抑うつ気分や不眠、疲労感や気力の低下、思考力や集中力の低下などがあるそうです。
ふりかえってみると、産後こんな症状があったかもという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1か2に当てはまる場合には、産後うつ予備軍かもしれないそうです。
みなさん、当てはまるものはありましたか?
私は、1も2も当てはまっていたので、おそらく産後うつ予備軍だったと考えられます。
わかりにくかったので、抑うつ気分とはどんなものかを調べてみたところ、「憂鬱」や「気が滅入っている」「うっとおしい」というような感情だそうです。なぜかわからないけれど、気分が沈んでいるという場合は、この「抑うつ気分」に当てはまるそうです。
そもそも、産後うつかも?と思い、周りに相談をしても、理解してもらえないことがあります。
なぜ理解してもらえないのかを考えてみました。理由は3つです。
1.子育ては大変なものだから仕方ない
子育てとは大変なものだと思われている傾向があるため、大変だから疲れるのが当たり前と思われてしまっている気がします。
2.子どもへの責任は親がもつもの
昔は同居が当たり前だったのが、今では核家族が当たり前の世の中です。そのため、何かあっても親に責任を問われ、その責任をともに考えてくれる存在がいないため、「人を育てること」への重圧がかかってきているのではないかと考えられます。
3.小さな子どもがいても就業形態は変わらない
ほとんどの家庭で「母親が子どもを見て、父親は外で仕事をする」という形をとっていると思うのですが、まだまだ社会的に「父親が早く帰って母親の支援をする」という態勢を整えられている会社は少ないように思います。そのため、産前と同じだけ残業が合ったり、経済的に残業を多くしなければならなかったり、父親の帰りが遅くなる傾向があるのではと思います。
その結果、母親は孤立感を感じざるを得ない現状があります。
これに、私の場合、子どもと関わる仕事をしているため、「こんなこと言ってしまったら、どんな風に思われるんだろう」と言い出しにくかったこともあります。