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  5. 妊婦のりんご病の赤ちゃんへの影響は?病状、検査方法、予防法まとめ

妊婦のりんご病の赤ちゃんへの影響は?病状、検査方法、予防法まとめ

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りんご病は子どもに多い病気で、ほとんどの場合は発疹や軽い風邪のような症状で済みます。しかし、大人が感染することもあり、中でも妊婦が感染すると胎児に重大な影響を及ぼすことがあります。妊婦のりんご病の赤ちゃんへの影響や症状、検査方法や予防法についてまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030017272
目次 りんご病とは
りんご病の原因は?妊婦でもなるの?
りんご病の症状
胎児への影響はあるの?
りんご病の検査方法
妊娠初期の妊婦さんは注意!
りんご病の治療法
りんご病の予防法
まとめ

りんご病とは

りんご病は、正式名称を伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といいます。発熱はほとんどなく、あっても微熱程度のものであることがほとんどです。

症状としては、まずはじめに顔に発疹が出て両頬が赤く染まります。これはりんご病の名前の由来です。また、頬ではなく鼻根部に発赤が現れることもあります。その後、手足を中心にからだ全体への赤い発疹が出てきます。

りんご病とはっきり分かる発疹の症状は、感染から17~18日程度後になってに現れます。感染力のあるウイルスの排泄は感染後7~12日後がピークで、発疹が出てりんご病の診断がついたときには感染力はほぼなくなっています。

りんご病の原因は?妊婦でもなるの?

りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。飛沫感染・接触感染により拡散するので、保育園や幼稚園などの集団生活の場で感染するケースがほとんどです。ただし感染力そのものはあまり強くないので、短期間で大流行するということはほとんどありません。

発症するのは多くが3~6歳ごろの子どもですが、大人が感染することもあります。通常なら感染しても、それほど重い症状にはなりませんが、りんご病は母子感染することがあるため妊婦が感染した場合は注意が必要です。お腹の中の胎児に感染し、重大な影響をもたらすおそれがあるからです。

りんご病の症状

大人がりんご病になると、主に以下の症状が現れます。

■症状①高熱、めまい、吐き気
子どものりんご病では高熱が出ることはあまりありませんが、大人の場合、高熱を伴うことが多いようです。熱は3日ほどで下がりますが、めまいや吐き気が出る場合もあります。

■症状②筋肉痛、倦怠感、関節痛
筋肉痛や倦怠感、関節痛などを伴うことがあります。関節が痛くて歩くこともできない、経験したことがないくらいのだるさであると感じる方もいるようです。

■症状③湿疹
頬の赤みがさしたり、腕や太ももなどに帯状の湿疹が現れることがあります。子どもがりんご病になったときに現れる、頬の赤い発疹は出ないことがほとんどです。

胎児への影響はあるの?

妊婦がりんご病に感染して胎児へ感染すると、以下のような影響が考えられています。

■胎児への影響①胎児貧血
胎児貧血とは、胎児の脳の血液の流れに異常がある状態のことです。胎児貧血のほとんどは「血液型不適合」という母体と胎児の血液型が異なることが原因でおこりますが、りんご病による母子感染でも起こります。

胎児貧血を診断する方法は超音波検査と胎児採血の2通りあります。

1.超音波検査
リスクが無いため繰り返し何度も行うことができますが、正確性は胎児採血に劣ります。

2.胎児採血
ほぼ確実に胎児貧血かどうか分かりますが、胎児から採血するというのは非常に高いリスクが伴います。そのため、胎児採血は勧めない医師も多いようです。

■胎児への影響②胎児水腫
胎児水腫は胎児の体内に水分がたまり、水膨れのように全身がむくんでしまう状態のことです。発症率は非常に低く珍しい病気のため、まだ解明されていない部分が多くあります。最近は、赤ちゃんの心臓の奇形や染色体異常といった先天的異常が主な原因と考えられているようです。

胎児水腫も胎児貧血と同様に「血液型不適合」という母体と胎児の血液型が異なることが原因でおこります。しかし、りんご病や風疹による母子感染でもおこってしまいます。

■胎児への影響③流産・死産
りんご病の原因ウイルスであるパルボウイルスB19が感染するのは、「赤芽球」という赤血球のもとになる細胞です。りんご病に感染すると赤芽球が 破壊され、新しい赤血球が作られなくなってしまうおそれがあります。

胎児の赤血球も減少すると、胎児は「胎児貧血」になり、さらにこの貧血状態が進行すると「胎児水腫」の状態になってしまいます。厚生労働省研究班の調査によると、胎児感染を起こした妊婦の約7割が、最終的には流産や死産に至っています。

りんご病の検査方法

りんご病は、医師が頬の赤さと手足の紅斑状態から診断します。そのため、頬の赤さが出る前の風邪のような症状の時には、りんご病とは診断することができません。

現在は保険診療での検査に制約があり、通常は確定診断のための検査は行いませんが、妊婦の場合は保険適用で血液検査し、確定診断を受けることができます。

妊婦がりんご病であるとされた場合は、さらに胎児への感染を確認する必要があります。胎児がりんご病に感染しているかどうかを調べる場合は、エコー検査による脳の血流の速さや、推定体重などから判断します。

妊娠初期の妊婦さんは注意!

特に妊娠20週未満の妊娠初期にあたる妊婦さんがりんご病に感染すると、胎児感染のリスクが高くなるといわれています。お腹の赤ちゃんにウィルスが感染すると胎児貧血になり、さらに長期間ウィルスに感染し続けることで貧血が続くと、発育が遅れて低出生体重児として生まれてしまう可能性が高まってしまいます。最悪の場合は、流産や死産もありえます。

上の子が通っている保育園・幼稚園でりんご病が流行している場合は注意が必要です。兄弟がかかってしまった場合は、妊婦さんは必ず産婦人科で相談するようにしましょう。風邪のような症状の段階ではりんご病とは判断されず、りんご病の特徴的な症状が出てからでは遅いことがあるからです。

とはいえ、妊婦さんがりんご病にかかっても、必ず胎児に悪影響が出るわけではありません。問題なく出産に至り、出生後の発育も順調であるケースも多くあります。

りんご病の治療法

りんご病のウイルスに効果のある特効薬はありません。発疹がかゆいようならかゆみ止めを、発熱がひどければ解熱剤、せきや鼻水にはこれらの症状を軽減する薬を処方を受けるなどの対処療法がとられます。

かゆみがある場合はお風呂に入ると体が温まってかゆみが強くなるので、ぬるめのシャワーだけにするなどします。また、肌を強くこすることも避けましょう。

りんご病の予防法

りんご病への感染を予防するには、以下の対策が有効と考えられています。

■手洗い
手指の衛生を保つことは、りんご病に限らずあらゆるウイルス感染を防ぐ上で非常に重要です。手洗いの際は石けん液を泡立てながら、もみ洗いをしましょう。しっかりと乾かすことも大切なポイントです。手洗いの後は、手指の消毒用アルコールをしっかりとすり込むとより効果的です。手洗いすることで接触感染によるりんご病ウイルスの感染をある程度防ぐことができます。

■うがい
ウイルス感染症では、空中に飛び散ったり手についたウイルスがのどに張り付き体内に入ることで感染することが多くあります。日常生活でウイルスを全く吸い込まないのはとても難しいことですが、ウイルスが細胞内に入り込んでしまう前に洗い流せば感染を防ぐことは可能です。流行している場合はこまめのうがいが有効になります。

■マスク
普通の風邪やインフルエンザなどと同じように、マスクにも飛沫感染を防ぐ一定の効果が期待できます。子どもはマスクを嫌がって外してしまいがちですが、しっかり言い聞かせてマスクをさせるようにしましょう。

感染源となる人がマスクをすることにも効果があります。マスクをすることによって、くしゃみをしたときに外側に飛び散ることを防ぐことができるからです。発疹が出た時点では感染力はほぼなくなっていますが、風邪と似たような症状が出た時点でマスクを着用していればある程度の効果は期待できるでしょう。

まとめ

りんご病は基本的には微熱とかゆみを伴わない発赤(紅斑)と軽めの風邪のような症状で済みますが、まれに重症化したり合併症を併発するケースもあります。特に妊婦さんに感染したりすると胎児への影響は計り知れません。妊婦さんは油断せず、うがいや手洗いを徹底して、感染の予防に努めましょう。

また、産まれたばかりの赤ちゃんにもりんご病は感染します。りんご病に感染するのは3歳~6歳の幼児が多く、2歳以下の子どもが感染するのはまれだと言われていますが、赤ちゃんが全く感染しないというわけではないので注意しておくとよいでしょう。

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