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妊婦のりんご病の影響は?初期~後期別の胎児への影響と予防法まとめ

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りんご病は、子どもがかかっても軽い症状で済みますが、妊婦が感染すると胎児に大きな影響が出る可能性があります。妊婦のりんご病は妊娠にどのような影響があるのでしょうか。初期〜後期別の胎児への影響と予防法をまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28197000407
目次 妊娠中のりんご病は赤ちゃんに影響するの?
妊婦のりんご病の症状
初期~中期感染の胎児への影響
後期感染の胎児への影響
生まれた赤ちゃんにうつることはあるの?
りんご病の予防法
まとめ

妊娠中のりんご病は赤ちゃんに影響するの?

妊娠中はさまざまなことが赤ちゃんに影響してしまいます。りんご病もそのうちの1つで、妊婦には問題がなくても胎児に大きな影響が出る可能性があります。

妊婦がりんご病に感染すると、急激な貧血になることがあります。ママからお腹の赤ちゃんに感染することもあり、この場合胎児も貧血になることがあります。長期間ウイルスに感染し続けることで貧血が続くと、発育が遅れて低出生体重児として産まれる可能性が高まります。また、胎児の身体がむくんだり、胸やお腹に水が溜まったりしてしまう胎児水腫という症状が起こったり、心不全などの命の危機にさらされることもあります。

りんご病は子どもが多く集まる幼稚園や保育園で感染が広がりやすいため、上に兄姉がいたり、子どもが多く集まる施設に行くときには流行しているかどうか確認したほうが安心でしょう。特に春から夏にかけて流行しやすいので、その時期は注意が必要です。

妊婦のりんご病の症状

りんご病は本来、子どもがかかりやすい感染症ですが、大人もかかることがあります。妊婦が感染すると、主に以下のような症状が現れます。

■高熱、めまい、吐き気
子どもの場合は発熱しても微熱程度で済みますが、大人が感染すると高熱を伴うことがあります。3日程で熱は下がりますが、めまいや吐き気などの症状が出る場合もあります。

■筋肉痛、倦怠感、関節痛
筋肉痛や倦怠感、関節痛などを伴うことがあります。

■発疹、湿疹
頬の赤みに加え、腕や太ももにでる帯状の湿疹が現れます。ただし、りんご病の特徴的な症状である頬の赤みは、大人だと出ない人も多く、りんご病そのものの判断を難しくしています。

■母子感染
妊婦が感染すると、胎児に母子感染するおそれがあります。この場合、胎児の赤血球も減少して「胎児貧血」となり、さらにこの貧血状態が進行すると身体がむくんだり、胸やお腹に水が溜まったりしてしまう「胎児水腫」の状態になってしまうことも。また、早産や流産の危険が高まってしまいます。

初期~中期感染の胎児への影響

妊娠初期から中期に胎児にりんご病が感染すると、以下のような症状が現れる可能性があります。

■胎児への影響①胎児貧血
胎児貧血とは、胎児の脳の血液の流れに異常がある状態のことです。胎児貧血のほとんどは「血液型不適合」という母体と胎児の血液型が異なることが原因でおこりますが、りんご病による母子感染でも起こります。

胎児貧血を診断する方法は超音波検査と胎児採血の2つあります。超音波検査であれば安全なので繰り返し何度も行うことができますが、正確性は胎児採血に劣ります。胎児採血であればほぼ確実に胎児貧血かどうか分かりますが、胎児から採血するというのは非常に高いリスクが伴います。そのため、胎児採血を積極的には勧めない医師も多いようです。

■胎児への影響②胎児水腫
胎児水腫というのは、胎児の体内に水分がたまり、水膨れのように全身がむくんでしまう状態のことを言います。胎児水腫の発症率は非常に低く珍しいため、まだ解明されていない部分が多くあります。最近は、赤ちゃんの心臓の奇形や染色体異常といった先天的異常が主な原因として挙げられているようです。

胎児水腫のほとんどは「血液型不適合」という母体と胎児の血液型が異なることが原因でおこりますが、りんご病や風疹による母子感染でも起こります。

■胎児への影響③流産・死産
りんご病の原因ウイルスであるパルボウイルスB19が感染するのは、「赤芽球」という赤血球のもとになる細胞です。りんご病に感染することにより、赤芽球が破壊され、赤血球の材料となる細胞も壊されてしまい、新しい赤血球が作られなくなってしまいます。

そのため妊娠中に母体がこのウイルスに感染すると胎盤を通して胎児にも母子感染し、胎児の赤血球も減少してしまうことになります。感染すると、胎児は「胎児貧血」になり、貧血状態が進むと「胎児水腫」の状態になって、最終的には流産に至るおそれもあります。

後期感染の胎児への影響

■低体重児が生まれる可能性も
妊娠後期に妊婦がりんご病に感染すると、初期や中期と同様に急激な貧血になるケースがあります。胎盤を経由して赤ちゃんに感染するおそれがあるのに加え、妊婦の貧血で胎盤への血液供給がうまくいかなくなり、赤ちゃんの発育が遅れてしまいます。それにより、低出生体重児として生まれるリスクが高まります。

■出産後の胎児への治療が必要になることも
出産後、低体重児として生まれた場合は新生児室に入り、赤ちゃんの体のいろいろな部位をエコーや血液検査で調べて異常がないかどうかを確認します。異常が見つかった場合は、その症状に合わせた治療を行います。

生まれた赤ちゃんにうつることはあるの?

産まれたばかりの赤ちゃんにもりんご病は感染します。りんご病に感染するのは主に3歳~6歳の幼児が多く、2歳以下の子どもが感染するのはまれだと言われていますが、上の兄姉が幼稚園や保育園などで感染した場合など、赤ちゃんに感染する可能性は十分あります。

ほとんどの場合、微熱とかゆみを伴わない発赤(紅斑)と軽めの風邪のような症状で済みますので、赤ちゃんであってもあまり過度に心配する必要はありません。しかし、ごくまれに重症化したり合併症を併発するケースもあります。

赤ちゃんは体調の変化などを自分で伝えることはできませんので、上の子の園で流行したり兄姉が感染した場合は、体温や赤ちゃんの様子をしっかりと確認し、体調をチェックしてあげましょう。

りんご病の予防法

りんご病のウイルスにはワクチンのようなものはないので、一般的な感染症の予防法をとるしかありません。以下の予防法はりんご病以外の感染症にも効果があるので、妊娠中は特に徹底しておくことをお勧めします。

■手洗い
風邪やインフルエンザなどと同様に、接触感染によるりんご病の感染を防ぐには念入りな手洗いが有効です。石けんをよく泡立てて、指先や指の間、手首なども忘れずに洗いましょう。洗った後はしっかりと乾かして、手指の消毒用アルコールをすり込むとさらに効果的です。

■うがい
りんご病に限りませんが、ウイルスによる感染症では、空中に飛び散ったり手についたウイルスがのどに張り付き、体内に入ることで感染します。ウイルスが細胞内に入り込んでしまう前にうがいで洗い流すことが重要です。

■マスク
マスクを着用することである程度、飛沫感染を予防できます。

まとめ

胎児がりんご病の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19へ感染すると、身体がむくんだり、胸やお腹に水が溜まったりする胎児水腫という症状が起こり、心不全などの命の危機にさらされることもあります。そこまでではなくとも、母子ともに貧血状態が続いたり、これによって発育が遅れて低出生体重児として生まれるリスクも高まります。

とはいえ、妊婦が感染したら胎児が必ずこうした状態になるわけではなく、健康な赤ちゃんを出産するケースも多くあります。過度に悲観することなく、医師の指示に従い、治療を続けましょう。

りんご病は一度かかると免疫がつくので、子どもの頃に感染していれば基本的には心配いりません。自分が抗体を持っているかどうかわからない場合は、医師に相談すれば血液検査で調べることも可能です。もし抗体を持っていないことがわかっても、ワクチンのようなものはないので、うがい手洗いなどを徹底して感染予防に努めましょう。

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