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胎盤とは?胎盤のつくりと役割、健康な胎盤づくりの秘訣、胎盤に関する病気まとめ

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ママのお腹にいる間、赤ちゃんは”胎盤”と呼ばれる組織から栄養を分け与えられて成長しています。いわば胎盤は”赤ちゃんの生命線”。これが無ければお腹の中で生きることさえできなくなってしまうのです。大切な赤ちゃんを大事に守り育ててくれる胎盤のこと、学んでみませんか。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030017271
目次 胎盤とは?どんな仕組みのものなの?
胎盤はいつからできるの?
胎盤が果たしている機能
健康的な胎盤ってどんなもの?
健康的な胎盤をつくるにはどうすればいい?
良くない胎盤って?前置胎盤、低置胎盤、癒着胎盤とは?
胎盤の病気になったときの対処法
胎盤様様だった!

胎盤とは?どんな仕組みのものなの?

胎盤は赤ちゃんと一緒についてきた細胞(受精卵)から子宮内につくられる、円盤状の組織です。血管が多く含まれている組織であり、臍帯(へそのお)を介してママの身体から胎児へ栄養の輸送を行っています。といっても、ママが摂取して消化吸収された食物がそのまま流れているわけでも、ママの血液がそのまま通っているわけでもありません。胎盤の輸送構造はとても複雑な構造になっています。

胎盤はなにをしているのか

ここで想像してほしいのは、アパートやマンションの渡り廊下。一本の渡り廊下があり、そこに3つのドアが並んでいるとします。1つはママの部屋、2つめは胎盤の部屋、3つめは赤ちゃんの部屋、渡り廊下がママの血液が通る血管です。

3つのドアを同時に開けるとママの血液がそのまま3つの部屋に流れ込んでいきますよね。しかし、これだと赤ちゃんにはよくないものをそのまま通してしまったり、ママと赤ちゃんの血液型が違うと凝集反応という血が固まって流れなくなってしまう反応がおき、ママも赤ちゃんも死んでしまいます。そこで、ママも赤ちゃんも健康に生きられるように”胎盤”が活躍するのです。

胎盤はいわばママと赤ちゃんを隔てるフィルター。ママの血液は胎盤を介して、赤ちゃんにとって栄養になるものだけを選んで運び、送っているのです。ママの血液はいったん子宮内に注がれ、注がれた血液は胎盤の表面で赤ちゃんのためになるものだけを選んで吸収されます。吸収された栄養や血液ガス(血液内の酸素や二酸化炭素のこと)は、臍帯を通って赤ちゃんに送られます。

胎盤はいつからできるの?

胎盤は子宮内膜に受精卵が着床した後すぐからつくられ始めます。胎盤が成長してくると、着床して触れていた部分の子宮内膜に根を張り、血管を張り巡らせていきます。胎盤と触れている部分の子宮膜は、赤ちゃんを産んだ後きちんと剥がれる脱落膜へ変化します。

着床直後から始まっていた胎盤の急成長は、妊娠15〜6週目にいったんお休みになります。つわりがなくなるのは、ちょうどこの頃ですよね。胎盤の完成とつわりが関係あるのかないのかは不明ですが、こんなに大事で複雑な組織をたった15週程度で作り上げるのですから、体の調子が崩れてもおかしくはないですよね。

急成長は終わったものの、そのあとも胎盤は着々と分厚く成長していきます。つわりが終わったからといって無理をするのは胎盤の形成によくないのでやめましょうね。

胎盤が果たしている機能

妊娠の継続を支えている

前にも述べた通り、胎盤は赤ちゃんに栄養を送る働きを持っていますが、それ以外にもたくさんの働きがあります。ママのため、赤ちゃんのため、妊娠が順調に継続できるようにホルモンを分泌しているのです。また、乳腺を刺激して産後母乳が出るよう準備してくれています。

赤ちゃんの部屋を綺麗にする

赤ちゃんはママの子宮の中にそのまま入っているわけではありません。羊膜と呼ばれる膜に包まれ、その中に羊水があり、赤ちゃんが浮かんでいるのです。赤ちゃんは羊水を飲んでは排泄しているので、そのままだと汚れていきますが、胎盤が綺麗にしてくれます。羊水の汚れをママに処理してもらうため、老廃物をママの体へ送ってくれるのです。

赤ちゃんに必要なものを見極める

胎盤はフィルター、と説明しました。ママから送られてくるものなんでもかんでも通してしまうのではなく、赤ちゃんにとって有害か無害かを見極めて通しています。

しかし、残念ながらこのフィルターは万能ではありません。タバコに含まれる有害物質のひとつであるシアン化合物は、簡単に胎盤を通ってしまいます。また、ニコチンや一酸化炭素も血流量を低下させ酸素を結合できなくするので、赤ちゃんは苦しいうえに発育不全にもなりかねません。

タバコを吸うのは赤ちゃんの首を絞めているのと同じです。また、副流煙も危険なので、吸っていなくても煙には十分注意してくださいね。

健康的な胎盤ってどんなもの?

健康的な胎盤を作るには、ママが健康的な生活を送る必要があります。健康的な胎盤とは、ハリがあり石灰化(石のように固くなっていること)や血管の詰まりがなく、どっしりと重く厚みのある胎盤のことを言います。胎盤には血管が無数に存在しますので1本や2本詰まって流れていなくても…と思うかもしれませんが、わずか10か月で赤ちゃんの身体をつくりあげるためには、たとえ1本の細い血管であってもスムーズに流れていることは重要なのです。

これに対し、不健康な胎盤は色が悪く、厚みがないようです。十分な栄養の蓄えや血流が不完全となり、赤ちゃんの育ちが悪くなってしまいます。

高齢のママだと胎盤の質が悪いだなんて心ないことを言う人がいるようですが、まったくのウソなので心配しないでくださいね。

健康的な胎盤をつくるにはどうすればいい?

胎盤の血液が集中する組織ですので、健康的な胎盤を作るには血液をサラサラにすることが重要と言えそうです。血液をサラサラにするにはいくつかのポイントがあります。

きちんと栄養を取る

栄養バランスのとれた食事を摂り、特に血液をサラサラにする以下の食べ物を多く摂るとよいようです。

・大豆
・たまねぎ(ねぎ類)
・ヨーグルト
・緑黄色野菜
・しょうが

なかにはつわりの最中に食べるのがつらいものもあるかもしれませんが、ヨーグルトや野菜、豆腐などをミキサーでジュースにして少しずつ飲んでみるのもいいかもしれませんね。

■適度な運動をする

血流をよくするためには、筋肉のポンプを強化することが大切です。筋肉を維持するにはやはり運動が一番。つわりで体力が落ちているママは無理は禁物ですが、5~10分でも良いので歩くことを意識してみてください。リフレッシュにもなり、運動不足解消に役立ちますよ。

これらの対策は、良い胎盤づくりとの直接の因果関係が明らかになっているわけではありませんが、健康的な生活を送ることはママと赤ちゃんにとって良い影響を及ぼす可能性は高いと考えられます。でも、つわりなどの不調ある人は、無理をしないでくださいね。

良くない胎盤って?前置胎盤、低置胎盤、癒着胎盤とは?

胎盤の形成にトラブルが起こると、出産に危険が及ぶことがあります。胎盤の異常には以下のような病気があります。

■前置胎盤

前置胎盤とは、通常子宮の上部に形成される胎盤が、子宮口近くに形成されてしまうものです。超音波で子宮内を見たときに胎盤が確認できるくらいの大きさになると、子宮口近くに形成されているかどうかがわかり、前置胎盤の可能性を指摘されるようになります。

ママにはほとんど症状が出ませんが、子宮口に胎盤が少しでもかぶってしまっている場合は、刺激をすると出血の原因となるので内診には注意が必要になります。胎盤は血管が集まる組織ですから、多量に出血することも考えられます。30週を越えたあたりで前置胎盤の診断が確定すると、絶対安静が必要となります。ちょっとした子宮収縮で出血する可能性があるからです。

前置胎盤の場合、自然分娩では危険なため、帝王切開での出産となります。

■低置胎盤

低置胎盤も、前置胎盤と同様に子宮口近くに胎盤が形成された場合のことをいいますが、子宮口には胎盤がかぶさっていない状態です。前置胎盤よりは出血などのリスクは低いとされていますが、子宮が収縮するとその可能性は捨てきれません。

診断が確定すれば、前置胎盤と同様に絶対安静が指示されることが多いようです。お産は基本的には帝王切開となりますが、症状が軽ければ経過を見て経腟分娩ができる場合もあるようです。

■癒着胎盤

通常胎盤と子宮の間には脱落膜と呼ばれる膜で隔てられていて、分娩後にこの膜は剥がれ落ち胎盤が後産として排出される仕組みになっています。癒着胎盤は、まれになんらかの原因で胎盤が子宮から離れない状態になることをいいます。

胎盤すべてではなく、一部のみが張り付いたままになることもあります。無理にはがそうとすると大量出血し、最悪の場合はママの命の危険が及びます。しかし、胎盤が残ったままでは感染や出血の原因になるので、子宮そのものを摘出する手術が行われる可能性があります。

胎盤の病気になったときの対処法

これらの胎盤の異常には、ママ本人に自覚症状がほとんどないため、必ず医者に診断してもらう必要があります。出血することがあるので、この場合は必ず医師に報告しましょう。

自宅で出血したら、まず写真を撮っておくのがベストです。抵抗があるかもしれませんが、出血の状態を正しく伝えるためには有効な方法です。病院の先生たちは血液等に見慣れていますので気にする必要はありません。

もし胎盤の異常の診断が出ても、自分を責めたり、過度に心配する必要はありません。健康的な生活を送っていても、なんらかの原因で胎盤に異常が生じることはあります。これらの胎盤異常では設備の整った病院に転院となることも多く、いずれの場合でも医師の指示通りに生活し、治療を受けることで多くのママが無事に出産しています。

胎盤様様だった!

妊娠中の赤ちゃんの命を支えている胎盤。赤ちゃんの未熟な体をサポートするため、お腹の中で多くの役割を果たしてくれています。そして、ママがわが子誕生の喜びに浸っている間に、ひっそりと後産として排出されていくのです。その姿を見ることはないかもしれませんが、胎盤さんお疲れ様!赤ちゃんを無事に育ててくれてありがとう!と心のなかで伝えてあげてくださいね。

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りっくんmama

24歳新米mamaです。
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