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母子家庭でも子どもを大学へ進学させたい!利用できる貸付金・奨学金まとめ

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子どもの希望をかなえるために進学させたい、しかし大学進学時には多額の費用がかかる。母子家庭でそれを用意できるか不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、利用できる貸付金や奨学金が実は多くあります。大学進学にかかる総費用の目安と合わせてご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11071001512
目次 もし自分の子どもが、母子家庭であっても大学進学を望んだら?
大学進学にかかる費用にはどんなものがある?
奨学金①母子・父子寡婦福祉資金貸付金
奨学金②生活福祉資金貸付制度
奨学金③国の教育ローン、日本政策金融公庫
奨学金④日本学生支援機構(JASSO)奨学金
奨学金⑤新聞奨学生
奨学金⑥その他
まとめ

もし自分の子どもが、母子家庭であっても大学進学を望んだら?

大学に進学するためには多額の費用がかかります。しかしながら片親、特に母子家庭でその費用を準備することのハードルはとても高いのが現状です。目の前の生活で手いっぱい、他の兄弟姉妹もいる、とてもじゃないけど進学資金を用意する余裕はない・・・。それでももし子どもが進学を希望していたら、かなえてあげたいと考えるのが親心ではないでしょうか。

子どもが大学進学を希望した時、どんな支援、特に経済面での支援が受けられるか?ここでは、現実としてどのくらいの費用がかかってくるのか、また母子家庭の教育を支えてくれる貸付金・奨学金についてまとめてみました(以下は全て2016年7月現在の情報です)。

大学進学にかかる費用にはどんなものがある?

大学進学にはどんな費用がかかるのでしょうか。大まかに分けて、4つあります。いずれも、大学が国立か私立か、文系か理系か、自宅通学か自宅外通学かによって大きく異なります。また理系・芸術系・医師薬系は比較的授業料が高い学部・専攻です。

塾代や住居費、生活費など、個人差があり、上限が定まっていないものに費用をかけることもあります。また受験日や納入期日の関係で、複数の大学に入学金を支払わないといけない場合があるなど、想定外の出費も予想されます。入学後に学校債や寄付金を求められるケースもありますので、希望の大学に進学するためには総額としていくらかかるのか、よく調べておきましょう。

1. 受験から合格までの費用

・学校外での教育費:塾代や家庭教師代、外部模試代なども含まれる
・受験料:センター入試(3教科受験の場合18,000円)・一般入試(国公立は前期・後期で34,000円、私大は約35,000円)など。複数校受ける場合は増える
・受験校までの交通費
・宿泊費:自宅通学圏外の大学を受験する場合に必要

2. 入学から卒業までの費用

・入学金:国立大、私大文系・理系平均で約30万円。
国立と私立との差が少なくなってきています。納入期限関係で複数の大学に支払うこともあるので要注意
・授業料:国立大約536,000円/年、私大約75~100万円/年
・教科書等の準備費用:最近は学生にPC購入を義務付ける大学が多い

3. 生活費

・小遣い
・交通費(通学定期代)
・住居費、生活用品購入(親元から通わない場合は必要)

4. 20歳以上の学生の国民年金保険料

保険料:月額16,260円、年額195,120円(平成28年4月~平成29年3月までの金額、前納割引あり)

日本国内に居住している20歳以上60歳未満のすべての方に、国民年金への加入が法律で義務付けられています(国民皆年金)。学生であっても、20歳になったら国民年金保険料支払いの義務が生じます。

納付の特例(猶予)の手続きも可能ですが、加算額が上乗せされてしまいますので、できれば正規の期限に支払っておきたいところです。また納付猶予したい場合に手続きを忘れてしまいますと、未納期間として記録され将来の年金額に影響してしまいますので、忘れずにチェックしておきましょう。

学生のための知っておきたい年金のはなし 日本年金機構

大まかな総額は?

自宅生・昼間部の場合、平均の年間支出は下記の通りです(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査結果」より)。

国立大:1,099,300円/年
私大: 1,769,600円/年
平均: 1,677,100円/年

どの大学に行くか、また専攻によっても金額は変動してきますが、およそ年に170万円の支出があると想定しておけば、どのくらい用意しておけばいいかというシミュレーションができます。また20歳以上になると国民年金保険料が年額約20万円プラスされますので、資金計画に入れておきましょう。

気になるお金の話 東進ハイスクール

奨学金①母子・父子寡婦福祉資金貸付金

ひとり親家庭のために、母子・父子寡婦福祉資金貸付金というものがあります。

<制度概要>
ひとり家庭の父母等が、親自身の就労や子どもの就学などで資金が必要となったときに、貸付けを受けられるものです。ひとり家庭の父母の経済的自立を支援するとともに、扶養している子どもへ児童の福祉を授けることを目的としています。

<実施主体>
都道府県、指定都市又は中核市

<貸付利率>
無利子

<償還期限>
資金の種類により、3年間から20年間まで

<貸付対象>
・母子家庭の母(配偶者のない女子で、現に児童を扶養している方)
・父子家庭の父(配偶者のない男子で、現に児童を扶養している方)
・母子家庭の母、父子家庭の父が扶養している児童(20歳未満)
・父母のいない児童(20歳未満)
・寡婦(配偶者のない女子で、かつて母子家庭の母であったもの)
・寡婦が扶養している子(20歳以上)
・40歳以上の配偶者のない女子であって、母子家庭の母及び寡婦以外のもの(寡婦の場合で現在扶養する子がいない場合は所得制限があり)

<借りる事が出来る資金について>
大別すると13種類以上あります。幾つか例をあげますと、生活資金・事業開始資金・修学資金・技能習得資金といった様に分かれており、額面についても異なります。

貸付にあたっては審査があります。また所得制限もあります。平成29年4月からは物価スライド制にも対応してくれるのも心強い限りです。貸付条件、金額、種類は都道府県、指定都市又は中核市によって異なりますので、お住まいの自治体等にご確認ください。

「母子父子寡婦福祉資金貸付金」 財団法人全国母子寡婦福祉団体協議会

「母子福祉資金・父子福祉資金の貸付け」東京都福祉保健局

奨学金②生活福祉資金貸付制度

<制度概要>
生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支える貸付制度です。

<実施主体>
都道府県社会福祉協議会が実施主体で、窓口は市区町村社会福祉協議会となっています。

<貸付対象>
・低所得世帯:目安として、市町村民税非課税程度の世帯
・障害者世帯:身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者
・高齢者世帯:65歳以上の高齢者の属する世帯

<貸付資金の種類>
・総合支援資金
・福祉資金
・教育支援資金
・不動産担保型生活資金

このうち、教育支援資金については、低所得者世帯から大学へ進学する場合、月額6万5千円が支給され、また就学支援金も50万円以内で貸し付けてもらえます。連帯保証人を立てられなくても借入可能なので(利率に条件あり)、収入面に不安がある母子家庭にとっては利用しやすい制度です。詳しくはお住まいの市区町村社会福祉協議会にお尋ねください。

「生活福祉資金について」全国社会福祉協議会

奨学金③国の教育ローン、日本政策金融公庫

<制度概要・実施主体>
日本政策金融公庫が、「国の教育ローン」として運営する教育ローンです。日本学生支援機構の奨学金と併用可能であり、融資利用に際しての条件が幅広いことが、利用する側にとってのメリットとなっています。

<貸付対象>
お子さまの人数に応じて、幅広い世帯年収の方に対応可能です(世帯年収200万円以下の方には優遇制度もあり)。貸付可能な世帯年収の上限額が幅広いので、今まで高校の教育ローンをあきらめていた層でも申し込みが可能かもしれません。

<幅広い用途での借入可能>
・学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)
・受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)
・在学のため必要となる住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)
・教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用、学生の国民年金保険料など

<限度額>
審査に通過すると、学生・生徒一人につき350万円迄融資を受ける事が可能になります。お申込み完了から20日程度で、お申込み人名義の口座へ入金となります。

インターネット(パソコンのみ)や郵送でもお申込みが可能です(来店不要)。受験前、合格前であってもお申込み可能ですので、前もってお申込みができます。学費の納入期限が迫って、慌てなくてもすみますね。

<金利>(平成28年5月10日現在)
年1.90%(固定金利・保証料別)
※母子家庭、父子家庭または世帯年収(所得)200万円(122万円)以内の方は年1.50%(固定金利・保証料別)

学費以外の諸費用にもかなりの金額がかかるため、利用方法を限定しないでも借り入れが出来るということは、特に低所得世帯から進学させる際はとても助けになります。進学費用は利用方法が多岐に渡るため、用途を指定しなくて済むことは、結果的にとても助かるローンということになります。

教育一般貸付(国の教育ローン) 日本政策金融公庫

奨学金④日本学生支援機構(JASSO)奨学金

<制度概要・実施主体>
日本学生支援機構(JASSO、旧日本育英会)が運営主体となっている奨学金事業です。

<貸付対象>
大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)で学ぶ学生・生徒

<採用基準>
1.予約採用:進学前に、進学後の奨学金の予約ができます。卒業見込みであることなどの条件があり、在学する学校長からの推薦が必要です。詳しくは在学校にお尋ねください。
2.在学採用:進学後に奨学金を申し込む場合です。その大学に正科生として在学する人が対象です。

<貸付資金の種類・金利>
第1種(利息がないタイプ)
・無利子ですが金額が少なめで、学業成績(評定平均3.5以上程度)と世帯年収による貸付制限がある
【国公立・自宅通学の場合】月額30,000円または45,000円
【私立・自宅通学の場合】月額30,000円または54,000円

第2種(利息があるタイプ)
・在学中は無利子、卒業後の返還期間には年3%(入学時特別増額の場合は0.2%増加)を上限とする利子がかかる
・貸与を受けたときの利率で固定する固定利率制と、返済するときの状況によって変動する変動利子制の2種類から選べる
・学業成績の一定の基準と、世帯年収による貸付制限がある
・貸付額は月額30,000円、50,000円、80,000円、100,000円または120,000円

<保証制度>
JASSOの奨学金の貸与を受けるには、「人的保証制度」と「機関保証制度」のどちらかの保証制度を選択する必要があります。

JASSOの奨学金は、支給ではなく貸与(給付は海外留学の協定派遣のみ)ですので、卒業後は返還の義務が生じます。奨学金の額も、月額を選べるようになっていますが、卒業後就職して、返済できるかどうかシミュレーションしてから申し込むようにすると安心です。また機関保証への加入や、保証人が必要となりますので、よく調べてから利用するかどうか決定したほうが無難でしょう。

大学で受ける奨学金の予約 第一種  JASSO

大学で受ける奨学金の予約 第二種  JASSO

奨学金⑤新聞奨学生

<制度概要>
在学中に新聞配達業務をすることが条件となり、下記の支給が新聞社からなされる制度です。親に負担をかけずに自立して学業を続けることが可能となります(業務内容によって限度額・給与額は異なります)。
・卒業までにかかる学費の一部もしくは全額
・在学中の住居
・月々の給与

<実施主体>
各新聞社の子会社や販売店組合が主催する奨学会

<メリット>
・学費・住居費・生活費等の経済面の心配をしなくてよい

<デメリット>
・勤務時間が朝刊配達の場合は深夜がメインですので不規則になりがちで、さらに夕刊配達や集金業務もあるコースだと授業との調整が必要
・体力的にも配達をこなしてからの登校となるので、非常にハードである
・上記の勤務時間と講義との調整が可能な学部なので、必然的に文系学部の学生が対象となる
・理系は必修科目が多く、実験もあるので不向き
・勤務に支障が出るので、在学中の部活やサークルとの両立も基本不可

<給付を受けるにあたっての注意点>
・就職活動や健康管理、交通費等のバックアップをしてくれる場合もありますが、代わりに業務内容についての条件は学生側からは出せません。
・通学時間や授業との兼ね合いを考慮し、学業と新聞配達を両立できる地域で、人材募集をしている新聞販売店に配属となります。
・卒業まで働ければ、基本的に返還義務などは生じず、問題はありません。しかし学業と新聞配達との両立が無理となり、奨学会を途中退会となりますと一括返金の可能性も出てきますので、よほど学業との両立に真剣に取り組まないと厳しいと言えるでしょう。

審査にあたっては細かい規定がありますので、各新聞社の募集要項をお調べいただくとよいでしょう。

読売育英奨学生制度とは?

奨学金⑥その他

その他の奨学金としては、下記のものがあります。

・大学が独自に用意している奨学金
貸与型や給付型など、種類もいくつかあります。入試時の成績上位者を対象に、特待生として学費免除の特典を用意していることもありますので、受験校を決定する際にHPや入学案内の情報をチェックしてみてください。

・地方自治体や公共機関、民間が主体の奨学金
当該地方自治体への、一定期間の居住を条件に支給する奨学金や、企業が実施している奨学金もあります。

返済不要! こんなにある「給付奨学金」ガイド PRESIDENT 2014年10月13日号

まとめ

子どもの将来にとって、高等教育を授けてあげることは、大きく人生の可能性を広げていくチャンスが多くなることを意味します。経済的に不安を抱えていても、サポートしてくれる制度はありますので、あきらめずに活用してみてください。

お子さま自身ともよく話し合って、人生で本当にやりたいことを実現するために大学進学が必要であれば、その夢をかなえてあげたいものですね。支えてくれる制度もたくさんあります。その渦中にいる時は、親子共に不安だったり、必死だと思いますが、頑張って学業を成し遂げたあかつきには、やっておいてよかったという感慨がこみ上げるでしょう。そのために、活用できるものはどんどん活用していただきたいと思います。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

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家事ママ

5歳と2歳の長男・長女の母です。近日シングルマザーとしてのスタートを切る事になりました。
これから先、子供達と共に成長していくためにも、この在宅ワークのお仕事...

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