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生理前に体温が上下する理由は?生理周期で基礎体温を計測しよう

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基礎体温は妊娠したい人がつけるもの、と思っていませんか。自分の基礎体温を知ることで生理周期がわかるのはもちろん、自分の身体に起きている変化に気づくことができます。基礎体温を計測するメリットや生理前に体温が上下するメカニズムをみていきましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28182000019
目次 基礎体温を計測しよう
生理前と基礎体温の関係は?
生理周期と体温が連動する理由
体温でわかる体調チェック①高温期に38度近い高熱がでる
体温でわかる体調チェック②高温期と低温期の体温の差が小さい
体温でわかる体調チェック③高温期が長く続く
体温でわかる体調チェック④高温期が短い
体温でわかる体調チェック⑤低温期が短い
まとめ

基礎体温を計測しよう

基礎体温とは、心身ともに安静状態にあるときの体温をいいます。基礎体温を計測するときは必ず、朝に身体を動かす前にベッドやふとんの中にいたまま測るのがポイントです。食また、基礎体温は口の中で測るので、寝る前には体温計を枕元に置いておくのがおすすめです。  

基礎体温は月経周期と関係があり、測ることで“排卵日”と“次の月経のタイミング”がわかります。そのため無排卵や妊娠にも早く気づくことができます。それ以外にも、卵巣機能や女性ホルモンの異常なども早期に発見することができます。

生理前と基礎体温の関係は?

生理直前になると基礎体温はガクっと下がるので、生理が来ることが予測できます。

排卵~生理前までは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌が多くなる「黄体期」で、体温は高い状態が続きます。生理予定日の2週間前から2日前あたりまでの期間がそれにあたります。 

■基礎体温に絶対的な基準はない

ところが、生理直前になると体温が急激に下降し、低温期に入ります。それは妊娠が成立しなかったときに黄体ホルモンの分泌が低下することによるもので、子宮の内膜に増殖したものが剥がれて生理になります。もし妊娠していれば黄体ホルモンの分泌が続き、体温は下がらないので、妊娠の可能性に早く気づくことができます。

体温には個人差があり、高温期の体温は何度以上といった絶対的な基準はありません。高温期の理想は36.8℃前後といわれていますが、低温期の体温に比べて0.3℃~0.6℃程度あがるのが一般的です。低温期は高温期より0.3℃~0.6℃低くなるとされ、36.2~36.4℃が理想といわれます。

生理周期と体温が連動する理由

生理周期と基礎体温は密接に連動しています。その背景には、女性ホルモンがあります。主な女性ホルモンとして、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。

卵胞ホルモンは、主に女性らしさの身体を作り出し排卵を促す働きがあります。生理後から排卵までの時期は、卵胞ホルモンに加え、セロトニン(幸せホルモンとよばれる)分泌が活性化して心も自律神経も安定しやすい時期です。この時期は基礎体温が低いので、低温期とも呼ばれます。

一方、排卵後から生理前までの約2週間は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌が多くなります。黄体ホルモンは妊娠を助けるため子宮の内膜をキープし、温めて妊娠が継続しやすい環境を作ろうとするからです。この時期は基礎体温が高くなるため高温期ともいわれます。

体温でわかる体調チェック①高温期に38度近い高熱がでる

生理が始まる1週間前から2、3日前ごろに、頭痛や吐き気、むくみ、冷え、イライラ、落ち込みなど心身の不調出る状態のことを月経前症候群(PMS)といいます。37℃以上の微熱も月経前症候群(PMS)の症状の1つといわれますが、人によっては38℃以上の熱を出すこともあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

生理前だけでなく、生理中にも発熱38℃以上出す場合は、「月経困難症」の疑いがあります。月経困難症は、生理中に子宮内膜でつくられるプロスタグランジンという痛み物質が過剰に分泌されることで起こるといわれますが、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が引き金になることもあります。

PMSがひどい場合や月経困難症が疑われる場合は、我慢せず婦人科を受診しましょう。

体温でわかる体調チェック②高温期と低温期の体温の差が小さい

基礎体温は高温期と低温期がくっきり分かれるのが理想です。しかし、高温期の体温と低温期の体温の差が0.3℃未満で、体温の差が小さい場合にはホルモン分泌が足りていない可能性があります。

女性の身体は、脳や卵巣から妊娠に必要なホルモンが分泌されますが、不規則な生活、偏食や疲れ、ストレス、寝不足などによってホルモン分泌が減少することがあるのです。それにともない、生理が来なかったり、生理があっても排卵が行われていない無排卵月経になることもあります。

こうした場合、卵巣の働きが低下していることもあり、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)や高プロラクチン血症などの病気のおそれもあります。

体温でわかる体調チェック③高温期が長く続く

排卵がおわると黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌が増え、身体は妊娠が継続できるよう子宮の内膜を整え、体温があがる仕組みになっています。

通常なら高温期は排卵後~生理前までの14日間程度で終わり、黄体ホルモンの分泌が減って生理が来ることになります。しかし妊娠している場合、妊娠を継続させようと黄体ホルモンは分泌し続けている状態になります。高温期が21日間以上続くと妊娠している可能性が高くなります。高体温は妊娠4か月ごろまで続きます。

しかし、妊娠していないのに高温期が続く場合、黄体依存症(ハルバン症候群)が原因の可能性があります。黄体依存症は黄体ホルモンが過剰に分泌される病気です。この場合は高温期が続いても21日以内となります。有効な治療法はなく、病院を受診しても生理が来るのを待つよう指示されるだけの場合もあるようです。

体温でわかる体調チェック④高温期が短い

高温期が短い場合、黄体ホルモンの分泌が少ないことが考えられます。

排卵後から生理前までの高温期には黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、妊娠を維持しようと子宮の内膜を厚くフカフカにして、身体を温めたり水分や栄養を取り込んでいくよう働きます。 

この高温期は通常10日以上続くのが正常とされますが、9日以下の場合には「黄体機能不全」の疑いがあります。黄体ホルモンの分泌が少なくなる黄体機能不全になると、受精卵が子宮にとどまることができず、妊娠しても流産しやすくなります。黄体期に、プロゲステロン値が10ng/ml未満であれば、黄体機能不全といわれています。

黄体機能不全には以下の原因が考えられています。

①脳下垂体から分泌されるはずの卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌が少なくなっている
②子宮内膜自体が黄体ホルモンの感受性が鈍い
③卵胞発育不全、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群などの病気

体温でわかる体調チェック⑤低温期が短い

一方、生理後から排卵期までの低温期が12日以下であれば、通常より短いと考えられます。 

生理後から排卵までの間に多く分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしい身体つきにしたり、排卵を助ける働きがあります。低温期(卵胞期)が短いと、卵胞が成長しきっていないのに、排卵されてしまう状態が考えられます。この場合、妊娠にしくくなる恐れがあります。

あるいは、年齢による卵巣機能の衰えが原因のこともあります。35才を過ぎると徐々に卵巣機能が衰え、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌も鈍くなって低温期も短くなることがあります。視床下部、脳下垂体はエストロゲンを分泌させようとしますが、卵巣は十分なエストロゲンを分泌できず、自律神経系などが乱れて不調をきたします。これが更年期症状にあたり、多くの女性が45才~55才までの期間に経験するといわれています。なかには20代~30代の若いうちにこうした症状が出る若年性更年期障害という病気もあります。

まとめ

基礎体温の計測を続ければ、生理周期や妊娠しやすい日、しづらい日がわかるだけでなく、女性特有の病気の早期発見にもつながります。面倒がらずにぜひトライしてみてくださいね。基礎体温を計測して気になることが出てきたら、基礎体温表を持って婦人科を受診しましょう。

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この記事を書いた人

かぼちゃん

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