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卵巣嚢腫茎捻転とは?症状、原因、治療法まとめ

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卵巣はもともと腫瘍ができやすい臓器で、卵巣嚢腫という状態になることがあります。卵巣嚢腫になると茎捻転を起こしやすく、場合によっては卵巣を摘出しなければならない事態にもなりかねません。卵巣嚢腫と茎捻転について、症状や原因、治療法についてまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030021477
目次 卵巣嚢腫・卵巣茎捻転とは?
卵巣嚢腫茎捻転の症状
卵巣嚢腫茎捻転の原因
卵巣嚢腫茎捻転の治療法
卵巣嚢腫茎捻転は予防できるの?
まとめ

卵巣嚢腫・卵巣茎捻転とは?

女性特有の卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)はどんな病気なのでしょうか。

1. 卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)
卵巣は子宮の左右両側にあります。普段は直径2-3cm程度の大きさだと言われています。卵巣嚢腫はこの卵巣に腫瘍ができた状態のことを言います。卵巣嚢腫が起こると卵巣が腫れて大きくなってしまいます。

たいていは片側だけに発生しますが、両側に発生することもあります。卵巣嚢腫の多くは良性ですが、現実には外から良性か悪性かを判断するのは難しく、中には悪性のものや、良性とも悪性とも言い切れない境界悪性のものもあります。

2. 卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)
卵巣は、子宮との間をつなぐ卵巣固有靱帯と骨盤との間をつなぐ骨盤漏斗靱帯という2本の靱帯で支えられています。これらの靱帯は卵巣を支える以外にも血管、神経、血管の通り道となっています。この2本の靱帯がねじれてしまうことで起こる病気や症状のことを卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)といいます。

通常の状態であればねじれてしまうことはありませんが、なんらかの原因で卵巣が腫れて卵巣嚢腫になっているときに起きるといわれています。このため、卵巣嚢腫と関連が深く、卵巣嚢腫診断された場合には茎捻転を併発していないかを注意して見守っていく必要があります。特に卵巣が5cmー10cmくらいまで腫れていると、茎捻転が起きやすいといわれています。

卵巣嚢腫茎捻転の症状

卵巣嚢腫とそれに伴う卵巣茎捻転の症状にはどのようなものなのでしょうか。

■突然の腹痛
多くの場合は突然の腹痛に襲われます。痛みのレベルは、耐えられないような激痛で、冷や汗も出るほどだと言われています。ねじれは急激に起こるという場合もありますが、少しずつ捻れてしまうときは徐々に痛みが出てくることもあります。
■発熱
炎症が起きている場合、37度から38度台の発熱することもあります。お腹の激痛と発熱があると、虫垂炎と間違われやすいため注意が必要になります。
■吐き気、嘔吐
吐き気や嘔吐などの胃腸の症状が出ることもあり、別の病気と間違われやすくなります。

少しのねじれの場合は自然に元に戻ることもありますが、後に癖になって何度も茎捻転を起こしてしまうこともあります。180度以上のねじれが起こってしまうと靱帯が通る血管もねじれてしまい、血液の流れがとまってしまいます。そうなると、炎症や壊疽を引き起こす可能性も。ねじれにより卵巣に血液がたまってしまうと、卵巣が破裂してしまう恐れもあります。

卵巣嚢腫茎捻転の原因

■卵巣嚢腫が起きる原因
卵巣嚢腫ができる原因とは不明と言われています。ストレスが過労が原因なのではないかとも考えられていますが、はっきりしたことは明らかになっていません。

■卵巣嚢腫茎捻転が起きる原因
茎捻転の多くは、卵巣嚢腫が原因で起こります。卵巣に嚢腫ができると、卵巣は嚢腫の重みでだんだん骨盤の底の方へ下がっていくようになります。そして、この時に卵巣を支えている2本の靱帯「卵巣固有靱帯」と「骨盤漏斗靱帯」も引き伸ばされてしまいます。

これらの靱帯が引き伸ばされることにより、卵巣は2本の靱帯の付け根の部分で「茎」のような形となり、この部分がとてもねじれやすくなってしまうのです。腫瘍の大きさが直径5ー10cmくらいになると茎捻転を起こしやすくなると考えられています。しかし、それ以下の大きさでもまれに捻転を起こすこともあるそうです。

■くしゃみや寝返りで靱帯がねじれることも

卵巣嚢腫が大きくなった場合には、お腹に力を入れたり、体の向きを変えたり、ジャンプをしたり、走ったりすることにより、これがきっかけで捻転を起こしてしまうことがあるそうです。このため、卵巣嚢腫がある場合は、激しい運動は控えるべきだとされています。

しかし、激しい運動をしていなくても、急にねじれてしまうこともあるそうです。人によっては、くしゃみがきっかけだったり、寝返りした瞬間に引っ張られて捻転が起きるということあります。妊娠を気にねじれてしまうケースもあります。

卵巣嚢腫茎捻転の治療法

卵巣嚢腫が5cm以下で、茎捻転が起こっていない場合は、経過観察という判断がなされることも多いようです。

しかし、卵巣嚢腫が大きくなりすぎたり、茎捻転が起きた場合、手術で卵巣嚢腫と卵管を一緒に摘出することになります。かつては5~10cm程度切開する開腹手術が主流で、嚢腫が悪性である可能性も考慮すると卵巣をすべて摘出するのが安全とされてきました。

■卵巣を温存し妊娠出産が可能な場合も

しかし、卵巣や卵管をすべて切除してしまうと妊娠出産ができなくなってしまいます。患者が若く、将来の妊娠出産を希望する場合は、も卵巣全てを切除するのではなく、嚢腫の部分だけを切除して卵巣を温存するという手術も増えてきているようです。

最近は体への負担が少ない腹腔鏡手術を選択されるケースも増えているようです。腹腔鏡を使って、卵巣嚢腫を正常な卵巣部分からはがして摘出したり、ねじれている部分を元に戻したりする手術が行われます

卵巣嚢腫茎捻転は予防できるの?

卵巣嚢腫や卵巣茎捻転は、将来の妊娠出産ができなくなるおそれもある怖い病気です。予防することはできるのでしょうか。

卵巣はもともと腫瘍ができやすい場所であり、卵巣嚢腫は原因が明らかになっていないので、決定的な予防法はありません。それでも、卵巣嚢腫を早い段階で見つけて経過観察していくことで、重症になることを防ぐことは可能です。そのために、定期的に婦人科検診を受けるのが一番です。

■定期的な婦人科検診を受けましょう

卵巣自体は生理周期に左右されるので、何も異常がなくても腫れてしまい、自然に治ることもあります。またストレスで卵巣が腫れることもあるそうです。定期的に婦人科検診を受けるとともに、生活習慣を整え、過大なストレスがかからない生活を心がけましょう。

まとめ

卵巣嚢腫は良性で小さいうちは大きな問題にはなりませんが、大きくなってくると茎捻転が起こりやすくなってしまいます。卵巣嚢腫は普段の健康診断では発見されにくく、婦人科検診で初めて発見されるケースも少なくありません。婦人科検診は内診を伴うので抵抗を感じる人も多いでしょうが、卵巣の全摘といった事態を防ぐには定期的な検診を受けて、卵巣嚢腫が大きくなりすぎる前に早期発見を目指すのが有効な方法です。

これから妊娠出産を目指す人はもちろんですが、そうでない人も気をつけておきたいですね。

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ぶりっじ

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