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  4. 更年期障害に効果的!症状別に効く漢方薬の種類と服用方法まとめ

更年期障害に効果的!症状別に効く漢方薬の種類と服用方法まとめ

更年期障害に効果的!症状別に効く漢方薬の種類と服用方法まとめのタイトル画像

急激なほてりや眠気、頭痛、やる気のなさ、大量の汗。
「今までの私と違う……」と悩む前に!

このような症状が現れたら、それは更年期の始まりかもしれません。
閉経に向かう体の不調(更年期障害)は、漢方薬で緩和することができます。

閉経前・閉経後、トータルで約10年と言われる更年期を、
多種多様な漢方の処方で乗り切りましょう。

目次 更年期障害の原因と主な症状
なぜ更年期障害には漢方薬がいいの?
症状別おすすめ漢方薬①月経障害・冷え性・貧血
症状別おすすめ漢方薬②痩せ型・肩こり・便秘
症状別おすすめ漢方薬③気分がふさいで不安神経症
まとめ

更年期障害の原因と主な症状

更年期障害は肉体的・精神的な不調による、自律神経失調症の一つであると考えられています。

まず、肉体的な側面においては、更年期(日本人女性の平均は45歳~55歳)を迎える時期になると、卵巣の機能が衰えはじめます。その結果、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。すると、脳はさかんに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣から女性ホルモン(エストロゲン)を分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量の女性ホルモン(エストロゲン)を分泌することができません。こうした女性ホルモン(エストロゲン)の減少と、卵胞刺激ホルモンの増加によって、ホルモンバランスの乱れが生じます。

また、精神的な側面においては、更年期にさしかかる時期は、子どもの独立・夫の定年・親の介護などと重なることが多く、急激に生活環境が変わります。このような生活環境の変化による精神的なダメージやストレスが、体の不調を引き起こすといわれています。

具体的には、以下のような症状が現れます。

・体のほてり
・大量の発汗
・動悸
・めまい
・ふらつき
・耳鳴り
・頭痛
・吐き気
・食欲不振
・眠気
・手足のしびれ
・むくみ
・だるさ
・冷え
・更年期うつ
・更年期高血圧

なぜ更年期障害には漢方薬がいいの?

「不定愁訴」という言葉を聞いたことがありますか?器質的な疾患がないにもかかわらず、さまざまな身体症状を訴えるものを不定愁訴と言います。

器質的な疾患がないので、検査をしても数値上は異常がありません。このように明らかな原因がわからない場合は、不定愁訴と診断されます。更年期障害という言葉や考え方がなかった時代には、更年期障害のさまざまな症状は、不定愁訴と診断されていました。

そして、この不定愁訴の治療は、漢方治療が最も得意とするところです。
漢方では、漢方独自の考え方である「気・血・水」の3方向から不調を探っていきます。「気・血・水」のうち、更年期に現れるさまざまな不定愁訴は、「気」と「血」の不調が原因であると考えられています。古くは、更年期障害は漢方において「血の道症」と呼ばれたほどです。

更年期障害の症状のうち、頭痛・肩こり等は血の流れが滞る「瘀血(おけつ)」、めまい・集中力の低下・睡眠障害・耳鳴り等は血が不足する「虚血(きょけつ)」、のぼせ・ほてり・動悸等は気の流れに異常が生じる「気逆(きぎゃく)」と捉え、これらを改善する漢方薬が処方されます。

漢方薬は、通常は2つ以上の天然の生薬(しょうやく)を配合してつくられます。だから1つの処方の中に、多くの成分が含まれているわけです。いわば複合薬ですね。

複合薬には、1つの処方でさまざまな症状に対応できるというメリットがあります。これは、複雑に重なり合う更年期障害の症状にピッタリです。医師に相談して、あなたの症状に合う漢方薬を選んでもらいましょう。

症状別おすすめ漢方薬①月経障害・冷え性・貧血

加味逍遙散(かみしょうようさん)更年期障害で最もよく処方される漢方薬です
このお薬は、体力が中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状があり、ときに便秘の傾向がある方の、次の症状に効果があります。

・冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、不眠症

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
このお薬は、痩せ型で体力虚弱、冷え症、貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛・頭重・めまい・肩こり・耳鳴り・動悸などを訴える方の、次の症状に効果があります。

・月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血・疲労倦怠・めまい・むくみ)、めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、シミ、耳鳴り

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
このお薬は、比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える方の、次の症状に効果があります。

・月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、シミ、湿疹・皮膚炎、にきび

症状別おすすめ漢方薬②痩せ型・肩こり・便秘

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
このお薬は、①のタイプの方にも当てはまりますが、②のタイプの方にも有効です。

痩せ型で体力虚弱、冷え症、貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛・頭重・めまい・肩こり・耳鳴り・動悸などを訴える方の、次の症状に効果があります。

「月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血・疲労倦怠・めまい・むくみ)、めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、シミ、耳鳴り」

症状別おすすめ漢方薬③気分がふさいで不安神経症

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
このお薬は、体力は中等度で、気分がふさいで、咀嚼・食道部に異物感があり、ときに動悸・めまい・嘔気などを訴える方の、次の症状に効果があります。

・不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
このお薬は、体力が中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを訴える方の、次の症状に効果があります。

・更年期神経症、高血圧の随伴症状(動悸・不安・不眠)、神経症、小児の夜泣き、便秘

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
このお薬は、体力の低下している方や虚弱な方が、ストレスの発散ができず、神経が高ぶり、イライラするという更年期障害の症状に効果があります。

まとめ

今回ご紹介した漢方薬は、更年期障害に有効な処方のごく一部です。また一般的なクリニックでも保険で処方してもらえますから、お財布にも安心です!

個人差はありますが、約10年続く更年期。この期間を快適に過ごすためには、さまざまな症状に合わせて、継続してお薬を服用することがポイントです。この記事をお読みになって、あなたの心の中の「漢方薬へのハードル」が下がったら、気軽に医療機関に相談に行きましょう!

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この記事を書いた人

ラテママ

在宅ワーク歴16年の元主婦。子ども(男児)は既に35歳!
育児のほとんどを姑がしてくれたので、次は私の番だと思っています。
孫の誕生に向けて、密かに学習中。...

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