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  5. 赤ちゃんが背中や体を反らせる原因は?脳性麻痺と自閉症との関係はあるの?

赤ちゃんが背中や体を反らせる原因は?脳性麻痺と自閉症との関係はあるの?

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抱っこされている赤ちゃんがジタバタしながら体を反り返すのは可愛らしいしぐさです。こうした反り返りは成長過程の中で現れる自然な動きですが、あまり長く続くようだと、まれに脳性麻痺などの症状である場合もあるようです。疑いがある場合は早めに医療機関に相談することが大切です。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015104274
目次 1)赤ちゃんが反るのは大丈夫?
2)赤ちゃんが反るのは大丈夫?
3)赤ちゃんの反り返りはいつからいつまで続く?
4)脳性麻痺との関係性と見分け方
5)自閉症との関係性と見分け方
6)焦りは禁物だけど、早期発見も大切。

1)赤ちゃんが反るのは大丈夫?

育児をしていく中で、予想外にお母さんが手こずることに、赤ちゃんの激しい体の反り返しがあります。ベッドの上で、泣いて反り返ったり、少し動くようになってから遊びで反り返っているのは微笑ましいのですが、まるで「イナバウアー」のように激しく反り返られると、抱っこ紐の中から落下しそうでハラハラすることもありますね。どの赤ちゃんにも見られる動作ではありますが、中には脳性麻痺、自閉症との関連も指摘されることがあるので、あまりひどいようなら注意して観察しておく必要があります。

先輩ママさんたちも不安になっている反り返り。実際のところ、脳性麻痺や自閉症はどれほどの関連性があるのでしょうか?

2)赤ちゃんが反るのは大丈夫?

赤ちゃんはお母さんのお腹の中では手足を曲げており、臨月に近づくにつれ、全身を丸める度合いは強くなっていきます。生まれてしばらくの間はまだ丸まっていた名残がありますが、次第に手足の動きが活発になり始め、筋肉がつき始めると徐々に体が真っ直ぐになってきます。生後1か月ごろになると、抱っこの時や泣くときに体に力が入り全身が反り返る様子が見られます。

■ほとんどは病的なものではない
そして、4か月頃から首が座り、寝返りの準備のために体を反り返らせるしぐさをするようになります。そして多くは6か月頃から反り返りをしなくなります。このように、反り返り自体は病的なものではなく、成長過程で起きる動作なので心配はありません。

■抱っこ方法に問題があるときも?

抱っこのしかたが反り返りを誘発するという説をご存知でしょうか? 赤ちゃんの頭は重く、抱っこ紐による縦抱っこやおんぶは、首が座っていても赤ちゃんにとっては負担がかかることがあります。しっかりと首を支えない抱き方をすると重い頭が後ろに反り、それに伴い全身が反り返りやすいそうです。

赤ちゃんの頭と首を自分の腕で支える横抱っこに変えてみると、気になっていた反り返りが減ったという体験談もあります。横抱っこはお母さんの行動を制限してしまいますが、負担のない範囲で取り入れてみるといいかもしれません。

3)赤ちゃんの反り返りはいつからいつまで続く?

赤ちゃんの生理的な反り返りの多くは、6か月ごろからなくなっていきます。しかし、これには個人差が大きく、私の娘は10か月ごろまで見られました。立ったり、歩き始めるのが遅かったため、反り返ったままブリッジ状態で移動する時期もあり、これは6か月を越えても反り返りの癖がある子にみられる状態だそうです。他の発達の進み具合の様子を見ながら、1歳を過ぎても反り返りが見られる場合は、受診も検討しましょう。

4)脳性麻痺との関係性と見分け方

■そもそも脳性麻痺って?

脳性麻痺は受精から生後4週間までの間に何らかの問題で脳に損傷が起こり、運動障害がおこる疾患です。損傷箇所により、てんかん、精神遅滞、行動異常などを合併するケースもあります。多くは出産前後の周産期に障害が発生しており、最も多いのは未熟児での出産といわれています。他にも切迫仮死、早期破水、出産後では髄膜炎、頭部外傷によるものが報告されています。

■反りかえり以外の症状は?

反り返りが強かったり他の子より長いからといって、それだけで脳性麻痺とはいえません。脳性麻痺にはほかにもさまざまな症状が現れます。通常では一定期間を過ぎれば徐々に消失していく原始的反応が消失しなかったり、現れるはずの反射が出現しなかったりすると、疑ってみる必要があるとされます。

①本来消失するはずが残り続ける反射
非対称性緊張性頸反射(仰向けに寝ている赤ちゃんの顔を横に向けると、向いたほうの手足が伸び反対側は曲がる反射)…通常6ヶ月頃消失
手の把握反射(触れたものを握ろうとする反射)…通常3ヶ月で消失
モロー反射(物音などに驚いて両腕を伸ばす反射)…通常6ヶ月で消失

②出現するはずなのに、現れない反射
パラシュート反射(うつ伏せの状態で抱き上げて下降させると、手を広げ身体を支えようとする反射)…通常6ヶ月以降に出現

特徴である麻痺は2歳までには現れるといわれます。

■診断は?

脳性麻痺の診断はこれらの消失すべき反射が残っていたり、出現するべき反射が現れない、麻痺の出現などの症状を見て診断します。また脳血流障害や損傷の有無を調べるためにMRI検査や脳波検査を行います。

5)自閉症との関係性と見分け方

■そもそも自閉症って?

自閉症とは、実際にはどのようなものでしょうか。自閉症は精神疾患と思われがちですが、実際は先天性の脳の機能障害によるものとされています。しかし、実際に脳のどの部分の損傷によるものかははっきりしていません。

■反り返り以外の症状は?

自閉症の症状の多くは、他者との密接なコミュニケーションを必要としてくる3歳台に表面化してきます。

①社会性の障害
目線を合わせない、他者と遊べない、など対人的な問題。
②コミュニケーション障害
言葉が話せない、意味が理解できない、同じ言葉を繰り返す、相手の手を使って何かさせようとする(クレーン現象)など、言葉、コミュニケーション面での問題。
③活動と興味の障害
物の並べ方、遊び方強いこだわりを示すなどの問題。

■診断は?

上記の症状は他者と関わりだす2~3歳児にならないとわかりにくく、また、診断に高度な専門的な知識を必要とするため、気になる場合は専門病院での受診が必要です。自閉症と反り返りの関係はまだはっきりとしておらず、今後の研究で自閉症の早期発見の目安になる可能性もあります。とはいえ、現時点では反り返しが激しいからといって、それだけで自閉症を疑う必要は大きくないでしょう。

6)焦りは禁物だけど、早期発見も大切。

成長過程には個人差が大きいもの。反り返りが激しい、なかなか治らないからといって、すぐに脳性麻痺や自閉症を心配する必要はありません。ただし、6か月を過ぎても続く場合は、他の症状も含めてどのように続いているかチェックしておくとよいでしょう。また、検診の機会や風邪などで受診したときを利用して小さなことでも医師に相談し、アドバイスを仰ぐようにすれば、何か問題がある場合に早期発見につながることが期待できます。

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ちはちは

1歳と6歳の育児に追われる日々を過ごすママです。子供たちを通じで学んだことや、医療職としてのお役立ち知識をわかりやすくお伝えできればと思います。...

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