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妊娠初期の飲酒はダメ?少量でも?アルコールの赤ちゃんへのリスクとは

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赤ちゃんが欲しくて妊娠したいけれど、お酒が大変好きで飲酒をやめることができないかも?という女性が多くいます。しかし、アルコールは胎児の成長に多大な影響を及ぼすということを知っていますか?ここでは、どうして妊娠中の飲酒が、胎児にリスクがあるのかを考えましょう。さらに妊娠中の飲酒によって胎児にどのような影響があるのかをしっかりと検証していきましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021006542
目次 妊娠初期の飲酒は赤ちゃんに影響する?
飲酒・アルコールが及ぼす影響のメカニズム
胎児性アルコール症候群の可能性
胎児性アルコール症候群になるアルコール摂取量
胎児性アルコール症候群の治療方法
どれくらいならアルコールを摂取しても大丈夫?
胎児性アルコール症候群を予防するには
赤ちゃんのためにも妊娠中は禁酒をしましょう。

妊娠初期の飲酒は赤ちゃんに影響する?

妊娠初期とは、2,3ヶ月頃までのことをいいます。この頃に飲酒をすると赤ちゃんに大きな影響が見られます。

この妊娠初期は、赤ちゃんにとってとても重要な器官が作られる時期です。この時期に、心臓、手、足、目、中枢神経などが作られるからです。赤ちゃんの基本となる器官がすべて妊娠初期に作られるのですね。

飲酒によってお母さんの体内にアルコールが入ることは赤ちゃんにとってかなりのリスクとなります。とくに妊娠初期の飲酒は、顔の特徴的な奇形やいろいろな器官の奇形などの原因になるのです。

ただ、飲酒をすると必ずこのような症状が起こるわけではありません。妊娠初期は、母親本人でさえなかなか気がつかない場合が多く、妊娠に気がつかず飲酒してしまう女性は多いでしょう。

妊娠に気がつきすぐに飲酒をやめれば、胎児に与える影響はかなり少なくなります。このとき妊娠初期に飲酒してしまったことを気にしすぎてしまうこともかえって赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねません。妊娠がわかってすぐに禁酒したのならすてきな赤ちゃんと出会えることだけを考えましょう。

飲酒・アルコールが及ぼす影響のメカニズム

赤ちゃんは、お母さんの胎盤を通して発育に必要な栄養を摂取します。この胎盤は、風邪などのウイルスを遮断する役割も持っています。胎盤は、赤ちゃんとお母さんをつなぐ大切なものなのです。

成人の場合、飲酒をすることで体内に入ったアルコールは、肝臓で分解されます。でも、妊娠中に飲酒をすると、血液にアルコールを含んでしまいます。とくに女性は、男性よりも血中アルコール濃度が高くなります。このアルコールを含んだ血液が、胎盤を通って赤ちゃんへアルコールを運んでしまうのです。

赤ちゃんの肝機能は、まだまだたいへん未熟なためこのアルコールをうまく分解することができません。また、体も小さいので赤ちゃんは、少量のアルコールでもつねに酔っ払った状態になってしまいます。お酒の中に赤ちゃんがいるようなものです。

また、アルコールが分解されるときに発生するアルデヒドという有害物質が胎盤を通して赤ちゃんに運ばれることで赤ちゃんの発達障害などが引き起こされると考えられています。

胎児性アルコール症候群の可能性

妊娠中にお母さんが飲酒することで、次のような先天的異常が見られることがあります。

■発育の遅れ
妊娠中にお母さんが飲酒することで、胎児の発育に遅れがみられます。また、アルコールによって体内で十分に大きくなることができず流産したり死産したりする可能性がたいへん高くなります。

とくに妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官を形成する時期なので、この時期に大量の飲酒をすると何らかの奇形がみられることがあります。

生まれた赤ちゃんは、低体重で低身長のことが多いでしょう。また、赤ちゃんのその後の成長にもアルコールの影響が見られ、身体的発達が遅れることがあります。

■中枢神経の異常
胎児の脳は、妊娠中、つねに発達しています。とくに妊娠後期の脳の発達にはめざましいものがあります。妊娠中に母親の飲酒によってアルコールが胎児の体内に入ると、脳がアルコールの影響を受けいろいろな障害がみられるようになります。

事実、胎児性アルコール症候群の子どもは、正常な子どもの脳よりも少しだけ小さいということがわかっています。とくに脳梁と小脳の発達の障害が多くみられます。左右の脳を結ぶ脳梁の障害では、両者をバランスよく働かせることができなくなり、腹圧名問題などに対処できなくなります。小脳の萎縮は、運動能力などの身体的な問題だけではなく、集中力や注意力といったものにかかわってきます。

このように脳の萎縮は、発達障害、行動障害、多動性障害、学習障害などさまざまな影響を与えています

■特徴的な顔の奇形
胎児性アルコール症候群の子どもは、特徴的な顔立ちをしています。

全体的に平面的な顔立ちと小さな鼻。頭が小さく、あごの発達が遅れ、大きくなるに従ってかみ合わせが悪くなることもあります。目も小さく、また耳は小さく反り返っており、唇が薄いでしょう。

このように妊娠中の飲酒は、胎児に多大な影響を与えてしまいます。以前は、顔の変形などの目に見える障害が注目されていましたが、最近では成長する過程で多動性障害や鬱病などの精神的障害の発症リスクなどにも目が向けられるようになっています。

胎児性アルコール症候群が子どもの生涯にわたって連続してその影響が残ることを考慮して「胎児性アルコール症候群・スペクトラム障害」ととらえるようになっています。

FAS(胎児性アルコール症候群)について (特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)HP)

胎児性アルコール症候群になるアルコール摂取量

どれくらいの量のアルコールを妊娠中に摂取すると胎児性アルコール症候群になるのでしょうか?妊娠した女性にとっては気になることだといえます。

アルコールによる胎児への影響は、お母さんの血中アルコール濃度が問題になります。血中アルコール濃度が多ければ、赤ちゃんへの影響も大きいというわけです。

この血中アルコール濃度は、男性よりも女性が高く、年齢、アルコールの種類、飲み方などに左右されたいへん個人差がおおきといえるでしょう。そのため、これくらいの量で胎児性アルコール症候群になるというはっきりした数値は出せないのです。

ただ、妊娠中に習慣的にアルコールを摂取すれば、胎児性アルコール症候群になるリスクがかなり高くなるといえます。

胎児性アルコール症候群の治療方法

胎児性アルコール症候群は、遺伝的な要因による先天的な異常ではありません。そのため、有益な治療方法が今のところないのです。

将来的には、医療機器などの発達に伴って胎児での治療を模索していますが、未だ実現していません。アルコール依存症の女性の出産に関しては、胎児性アルコール症候群の子どもが産まれる確率がたいへん高いため胎児性アルコール症候群・スクーリングテストを行うことがあります。このテストで胎児の状態が把握できるので、出産時の異常に備えることができます。

どれくらいならアルコールを摂取しても大丈夫?

お酒を飲むことが好きな女性にとっては、ほんのちょっとだけなら大丈夫なのでは?と思ってしまいがちですね。でも、ほんの少量の飲酒でも胎児性アルコール症候群になったという報告もあります。逆にたくさん飲酒しても胎児性アルコール症候群にならなかったということもあります。

一日15ml以下であれば、胎児に与える影響は少ないという学者もいます。しかし、胎児性アルコール症候群の子どもを出産した母親の多くは、毎日ではなく時々60mlから90mlを飲酒していました。これを一日あたりに換算するとその摂取量は、かなり少なくなりますよね。

また、欧米では、少しの量なら胎児には影響はないといわれていますが、これを体格や生活習慣が違う日本人に当てはめることは難しいでしょう。

つまり、これくらいなら胎児性アルコール症候群にはならないというはっきりとした数値はありません

胎児性アルコール症候群を予防するには

胎児性アルコール症候群は、遺伝的な障害ではないので、100%予防することができます。妊娠中は、次のようなことに注意しましょう。

■妊娠中は、禁酒をすること
妊娠初期は、とくに胎児の基本的な器官が形成される時期です。妊娠に気がついたときから、禁酒をしましょう。また、脳は、妊娠中期から後期にかけて著しく発達します。とにかく妊娠中は禁酒することが、胎児性アルコール症候群にならないための一番の予防といえます。

■食事に気をつけること
毎日の食生活の中でもアルコールは頻繁に使われています。たとえばみりんにも少量のアルコールが含まれていますよね。またシチューやカレーなどにもワインなどのアルコールを使うことがあります。でも、アルコールは、加熱することによって飛んでしまうので料理に使うアルコールについては、悪影響は考えられません。

料理をするときには、しっかりアルコールを飛ばすようにしましょう。また、心配な場合は、アルコール成分が1%未満のものを選ぶといいですね。

注意しなければならないのは、チョコレートなどに含まれているアルコールやフルーツケーキなどに使われているアルコールです。これらは加熱していないことが多いので、妊娠中は食べるのを控えた方がよいでしょう。

■ノンアルコールの飲み物に注意すること
最近ではノンアルコールのビールやカクテルが多くみられます。これらの商品の中には、アルコール成分が0のものとアルコール成分が1%未満のものがあります。どうしても飲みたいときは、アルコール成分が0かどうかをしっかり確認して飲んでくださいね。

赤ちゃんのためにも妊娠中は禁酒をしましょう。

今の日本では、お酒を飲むことが好きな女性が増加しているという事実があります。とくに20歳代の若い女性の飲酒率が増加しています。もし、子どもが欲しいと思ったときには、妊娠前からお酒を飲むことを控えるようにしましょう。もちろん妊娠中は禁酒をしましょう。そうすることで赤ちゃんが、胎児性アルコール症候群になることを防ぐことができます

また周りにいる人たちも、赤ちゃんを欲しがっている女性や妊娠中の女性がアルコールを控えていることを理解し、ちょっとくらい大丈夫だからと、無理にアルコールをすすめないようにしましょうね。

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この記事を書いた人

ひかりん

二人の男の子も無事に社会人となり、上の子は家庭を持ちすでに孫が1人いる主婦です。子育ても一段落し、自身の経験も生かしつつ少しでも子育てに悩むパパママの力になれれ...

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