陣痛中によく助産師さんから「深呼吸をしてください」と言われることがあります。これは、お腹にいる赤ちゃんの心拍数が下がっている時に1番多く言われると思います。
陣痛が起きている時というのは、ママもお腹が痛いけれど、生まれようとしている赤ちゃんも狭い場所でギューっと体が締め付けられているのです。そのため赤ちゃんに酸素が行き渡りにくい状態となり、結果として赤ちゃんの心拍数が下がってきます。
その際、ママが上手に深呼吸をして体内に酸素を取り入れてあげると、赤ちゃんにも酸素が行き渡りやすくなります。
何よりも、深呼吸をすることで1番喜ぶのは赤ちゃんです。ママは、訳も分からず言われるがままに深呼吸をするのではなくて、深呼吸をすることの意義を知って、ぜひ赤ちゃんを想いながら呼吸してみてください。ママの気持ちも少し落ち着いて、スムーズな深呼吸へと繋がっていくでしょう。

助産師が教える!どうして陣痛中に「深呼吸」が必要?スムーズで幸せなお産をするために大切なワケ
陣痛中は、助産師さんに「リラックスして~!深呼吸!」と言われる場面が多いです。深呼吸には、お腹の赤ちゃんを助けたりスムーズなお産につながる効果があるんですよ。今回は、陣痛中になぜ深呼吸が必要なのか?大切なそのワケをご説明します。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017019004陣痛中に深呼吸をするのは「赤ちゃんを助けるため」
深呼吸は、スムーズなお産をもたらす
陣痛は、赤ちゃんの出口(子宮口)が開くのに必要な力です。出産前は閉じている子宮口ですが、赤ちゃんが出てくるには10cm開くことが必要。陣痛に伴って子宮口は開いてくるのですが、ここでいきんでしまうと子宮口に余計な力がかかってしまいます。赤ちゃんの頭に押されて、自然と子宮口にグイグイ力が加わってしまうことも。
これらのことから子宮口が少しずつ浮腫んできてしまい、10cm開くまでに時間がかかってしまうことも多いです。ママは意識的に深呼吸をしてできるだけ力を抜いて陣痛中を過ごすと、子宮口が浮腫まずにフワーっと開きやすくなりお産の進みがスムーズになります。
深呼吸で、産後の出血量増加や裂傷を防ぐ
陣痛中についつい力んでしまい、子宮口にグイグイ力が加わることによって、そこが切れて出血してしまう場合があります。裂傷ができてしまうと出血量が増えるだけでなく、産道の奥の方などが切れてしまうと傷が縫いづらいため、縫合が少し大変になることも…。
出血の原因は裂傷以外にも沢山ありますが、ママは陣痛中から意識をして力を抜いておくと、産後の負担がぐっと減りますよ。
深呼吸には、自分の気持ちと身体を落ち着かせる効果が
ママは陣痛の痛みにより、気持ち的にも身体的にもパニックを起こしそうな時があるでしょう。そのような状況下では過呼吸になりやすく、手が痺れたり、呼吸も苦しくなってしまいます。
そんな時、深呼吸はママの心と身体を落ち着かせる1番の特効薬となります。意識的に深呼吸をすることで、緊張をほぐしたり気持ちや身体をコントロールできたりと医学的根拠も沢山あるようです。陣痛中は自分の気持ちをなるべく穏やかに、モチベーションを保つことがとても大切なんですね。
妊娠中から呼吸を意識して、素敵なお産を!
そうは言っても、陣痛の強い痛みがある時に力を抜いて深呼吸をする、ということは容易ではありませんよね。そのため、事前に呼吸の練習をしておくことが大事です。
特に、お腹を膨らませる腹式呼吸が効果的です。
・息を吸ってお腹を膨らませる
・ゆっくりと最後まで息を吐ききる
・吐いた分を吸うイメージで、息を吸いながらお腹を膨らませる
(※お腹が張る、体調が悪くなるなど、身体に異変を感じた場合はすぐに止めてください)
これを寝る前などに少しずつ練習しておくと、実際に陣痛が来た時にもスムーズに呼吸がしやすくなりますよ。
余計な力を抜いて、リラックスした素敵なお産ができるといいですね。

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