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溶連菌性咽頭炎は人にうつる?原因・感染経路・症状・潜伏期間・治療・家庭での注意のまとめ

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のどの痛みをひきおこす咽頭炎は、子どもがかかりやすい病気のひとつ。なかでも溶連菌性咽頭炎は細菌によって起こる咽頭炎で、治療を怠ると重い合併症を引き起こすおそれもあるので注意が必要です。正しい対処をしてあげられるよう、溶連菌性咽頭炎について学んでいきましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30701000546
目次 溶連菌性咽頭炎とはどんな病気?
溶連菌性咽頭炎の原因・感染経路
溶連菌性咽頭炎の症状・潜伏期間
溶連菌性咽頭炎が引き起こす合併症(リウマチ熱、急性糸球体腎炎)
溶連菌性咽頭炎の検査・診断法
溶連菌性咽頭炎の治療法・治療薬
溶連菌性咽頭炎は他の人に感染するの?
溶連菌性咽頭炎に感染した場合、家庭で気をつけられること
まとめ

溶連菌性咽頭炎とはどんな病気?

溶連菌は溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、多くの種類がありますが、A群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)という菌による感染症が溶連菌性咽頭炎です。子どもがかかりやすい感染症のひとつです。

のどに感染することで咽頭炎や扁桃炎などを引き起こし、発熱などの症状も現れますが、溶連菌性咽頭炎自体は薬で治療できるので、それほど怖い病気ではありません。

溶連菌性咽頭炎の原因・感染経路

溶連菌性咽頭炎の原因は、A群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)とよばれる細菌に感染することです。主な感染経路は以下の3つがあります。

①溶連菌に感染した人のくしゃみ、咳などに含まれる唾液から感染する飛沫感染によるもの
②菌がついた物などを触って、口に入れることで感染する接触感染によるもの
③まれに食事に溶連菌が感染してそれを食べることによってうつる(溶連菌の食中毒)

溶連菌性咽頭炎の症状・潜伏期間

溶連菌性咽頭炎は、主に5~15歳の小児にかかりやすいとされます。発症当日は悪寒を伴う発熱が始まり、急激な喉の痛み、頭痛、腹痛、吐き気、首すじのリンパが腫れるなどが現れてきます、ただし、3歳未満の乳児では熱はあまり上がりません。この段階では、風邪の症状によく似ています。

ところが2日目になると、身体や手足の皮膚に赤い湿疹が出てきます。一度に広範囲の湿疹がでる場合はかゆみ・痛みを伴うことも。3日目になると、舌が真っ赤になりいちごのつぶのようなものがみられます。イチゴ舌ともいわれています。

■発症してすぐの感染力が強い

発症して1週間後くらいから、皮膚の皮がむけはじめます。鼻水、咳といった症状は出ませんが中耳炎や副鼻腔炎を併発することもあります。感染してから症状が出るまでの潜伏期間が2~5日程度。発症したての急性期が一番感染力があるといわれ、兄弟間での感染も多くなります。

溶連菌性咽頭炎が引き起こす合併症(リウマチ熱、急性糸球体腎炎)

溶連菌性咽頭炎は、中耳炎、副鼻腔炎などを合併することがありますが、最も重い合併症がリウマチ熱と、急性糸球体腎炎です。溶連菌に感染して1~4週間が経過して溶連菌に対する抗体が作り出される時期に、何らかの理由でその抗体が心臓・腎臓・関節などを攻撃してしまうなどの理由で起こるといわれます。

リウマチ熱は、発熱、関節炎、心内膜炎をおこし、糸球体腎炎は血尿、むくみ、高血圧を引き起こします。中でもリウマチ熱による心内膜炎になると、僧房弁が変形し弁膜症となり慢性心臓病になり、場合によっては心臓の手術も必要になります。

溶連菌性咽頭炎自体は強い病気ではありませんが、しっかり治療しないとこれらの重い合併症を引き起こすおそれがあります。通常、溶連菌性咽頭炎には抗生物質が処方されますが、症状が良くなったからといって自己判断で中断してはいけません。内服期間は10日程度が多いようですが、医師の指示通り内服し、飲みきることが大切です。

溶連菌性咽頭炎の検査・診断法

問診をおこない、次に喉の発赤や腫れ、皮膚の症状(赤い湿疹などがないか)など全身状態を診察していきます。溶連菌の感染疑いがある場合には、喉の粘膜から綿棒などで採取したものを検査し、溶連菌感染の有無を確認します。

10分程度で検査の結果がでるので、その日に確定診断ができます。培養してチェックする場合もありますが、この場合は結果が出るまでに4~5日かかります。

溶連菌性咽頭炎の治療法・治療薬

治療には、抗生物質を内服になります。症状は抗生物質を2~3日内服すると良くなっていきます。

一般的にペニシリン系の抗生物質が用いられますが、アレルギーがある場合はエリスロマイシン・第1世代セフェム系の抗生物質が用いられます。ペニシリン系の抗生物質を飲んでも効果がみられない場合には、クリンダマイシン、アモキシシリン/クラブラン酸、第2世代セフェム系の抗生物質が投与されます。

症状は良くなっても、自己判断で薬をやめるのは厳禁です。リウマチ熱、糸球体腎炎などの重い合併症を起こさないようにするために、しっかりと最後まで飲みきることが大切です。

治った後も4週間後に尿検査をして、腎臓に影響が出ていないかを確認して治療が終了となります。

溶連菌性咽頭炎は他の人に感染するの?

溶連菌は、人から人へ感染し、子どもだけでなく大人でも抵抗力が弱っていると感染します。中でも、発症した時期が感染力がピークとされており、特に兄弟姉妹間では25%の確率で感染するといわれています。

国立感染症研究所 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

【幼稚園や学校などの集団生活に戻る際の基準】
熱が出ていない→ 抗生物質の内服治療をスタートして24時間以降に登園・登校可能。
熱がある場合 → 抗生物質の内服治療をスタートし、解熱して24時間経過した場合に登園・登校可能。

溶連菌性咽頭炎に感染した場合、家庭で気をつけられること

処方されたお薬をきちんと飲むほか、家庭で以下の点に気をつけてあげましょう。

■食事
喉が痛いので、からいもの、固いもの、熱いものなどは喉への刺激になります。喉にやさしく、消化によい食べ物(うどんやお粥、とうふ、温野菜ニンジン・大根・など)をあげましょう。飲み込むのがつらくて食事がとれないようなら、脱水に注意し、水分をこまめにとりましょう。

■その他
入浴は熱が下がってからにしましょう。熱が出ていなければ入浴してもかまいませんが、温めすぎると皮膚の湿疹のかゆみがひどくなります。お湯の温度が熱くしすぎず、長風呂にならないよう注意しましょう。

湿疹がかゆいからといって、掻いてしまうと悪化するので、爪もきれいに切っておきましょう。また、家族間での感染のリスクをおさえるためにマスク、手洗い、うがいをしっかりと行うことも大事です。

まとめ

溶連菌性咽頭炎は、症状が風邪にも似ていますが、油断すると重大な合併症を引きおこす恐れがあるところが風邪より怖いところです。医師の指示をしっかり守って、内服治療を続けましょう。 

4週間後の尿検査を忘れず受けて、完治できたかどうかの確認を確認することも重要です。自己判断で内服や治療をやめず、しっかり経過を見守ってあげましょう。

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この記事を書いた人

かぼちゃん

子育てをしながら記事を書いています。宜しくお願いします♪...

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