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高プロラクチン血症とは?妊娠はできる?種類別の原因・治療方法まとめ

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妊娠していないのに生理がこない、妊娠できない、そんな悩みはありませんか?このような生理不順や不妊を引き起こす要因のひとつに考えられているのが「高プロラクチン血症」です。ここでは、女性に知っておいてもらいたい「高プロラクチン血症」について紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030029302
目次 高プロラクチン血症とは
高プロラクチン血症でも妊娠できる?
高プロラクチン血症の種類と症状
高プロラクチン血症の原因は?
高プロラクチン血症の薬、治療方法
高プロラクチン血症の予防
まとめ

高プロラクチン血症とは

■プロラクチンとは
脳の下垂体から出ている乳汁分泌にかかわるホルモンです。女性が出産を終え、赤ちゃんを育てるためにおっぱいをたくさん出そうとするホルモンなので、本来は妊娠、分娩、産後の段階で多く分泌されます。授乳の間、母体に負担をかけないために排卵を抑え、次の妊娠をしにくいからだにするのがプロラクチンです。

■高プロラクチン血症とは
なんらかの原因で、妊娠・出産・授乳をしていないのにプロラクチンが過剰に分泌されてしまい、排卵が抑えられることによって生理がこなくなったり、妊娠を妨げたりする症状が起こることがあります。また、産後でないのに母乳が出ることもあります。この症状を「高プロラクチン血症」と言います。

さくら女性クリニック 

高プロラクチン血症でも妊娠できる?

■高プロラクチン症でも妊娠できるの?
プロラクチンが多く分泌していると、からだは授乳状態と判断し、生理不順や排卵障害が起こり妊娠しにくくなってしまいます。また、プロラクチンは子宮にも影響を及ぼすので、受精しても着床しづらいなどの習慣的な流産を引き起こす要因になることもあります。

授乳中でないのに乳汁が出る以外は自覚症状がないため、不妊治療での最初の血液検査でプロラクチン値を測定し、高プロラクチン血症の診断を受けることが多いようです。プロラクチン値が高い場合は、脳のレントゲンやMRIによる画像検査を行います。

■治療法とは?
診断後は、多くの場合、血中のプロラクチン値を下げる薬剤を服用することによって、正常に排卵ができ、妊娠しやすいからだにしていきます。数値が正常値になったからと言って勝手に服薬をやめてしまうと、またすぐに高い数値に戻ってしまうので、妊娠が認められるまで服薬を続けるように指示する医師がほとんどです。

プロラクチン値が高く、下垂体に腫瘍が認められる場合は外科療法、もしくは放射線療法になります。

以上のような治療によって妊娠できる例も多くあれば、不妊の原因がすべて高プロラクチン血症というわけでないので治療しても効果のない場合もあります。きちんと検査をしてもらい、適切な治療を受けることが大切です。

高プロラクチン血症の種類と症状

■種類
① 潜在性高プロラクチン血症
血液検査ではプロラクチン値が正常であるが、夜間だけ血液中のプロラクチン値が上がっていると考えられる症状を言います。

②マクロプロラクチン血症
症状が現れない高プロラクチン血症を言います。この場合、特別な治療を必要としません。

■症状
①月経不順
年に数回しか生理がこなかったり、今までは正常だったのに急に生理が止まってしまったりします。生理になっても排卵をしてない場合もあります。この場合、基礎体温表は平坦になります。

②不妊症
生理がこなかったり、排卵をしていなかったりすることによって妊娠しにくい状態になります。

③乳汁が出る
授乳中でないのに乳汁が出ることがあります。経産婦の場合、プロラクチン値が正常でも乳汁が出る場合がありますが、生理が順調で、基礎体温が高温期と低温期の二層になっていれば、心配はありません。ただし、乳汁に血が混じっていたり、乳汁でない分泌物が出たりするのであれば、婦人科や乳腺外科を受診してください

④頭痛・視野狭窄・視力異常
脳の下垂体にプロラクチン産生腫瘍(プロラクチノーマ)ができることで起こります。この腫瘍からたくさんのプロラクチンが分泌されてしまい、大きな腫瘍になると視野が狭くなったり、視力低下したりします。めまいや吐き気をともなう場合もあります。

⑤習慣性流産
習慣性流産の症状がある患者に高プロラクチンの状態が見られることがあるようですが、プロラクチン値が高いからといって流産率が高くなる訳ではないようです。

高プロラクチンというホルモン異常が起こることによって、プロゲステロンというホルモンが分泌されにくくなり、黄体機能不全を引き起こします。このホルモンは排卵後、卵胞が黄体になったときに作られ、子宮内膜の機能を高めて、着床をしやすくしたり、子宮収縮を抑えて流産を防いだりする働きがあります。

高プロラクチン血症の原因は?

①プロラクチン産生腫瘍
脳の下垂体にできた腫瘍からプロラクチンが過剰に分泌されることによって起こります。

②視床下部機能異常
脳の下垂体の上部にある視床下部に腫瘍ができたり、機能異常の状態になったりするとプロラクチン値が高くなります。視床下部機能異常は「潜在性高プロラクチン血症」の症状を引き起こすことが多いようです。

③甲状腺機能低下症
甲状腺の機能が低下すると甲状腺ホルモンが少なくなるため、たくさんのホルモンを出すように脳が甲状腺に命令を出します。この時プロラクチンも刺激され、高い値になることがあります。

④長期服薬
胃潰瘍の薬や抗うつ剤に含まれるドグマチ―ルという薬剤を長期間服用することによって高頻度で起こるようです。ピルや降圧剤を長期間服用した場合も、ホルモンバランスが崩れ、プロラクチン値が高くなる場合もあります。

⑤ストレス
1~4でない場合は、ほとんどが精神的なストレスによって自律神経が乱れ、それに伴いホルモンバランスも崩してしまうことによって起きています。

高プロラクチン血症の薬、治療方法

■治療薬
原因が1、2の場合、ドパミン製剤を使います。具体的には「パーロデル」「テルロン」「カバサール」という内服薬を指します。パーロデルは1日2~3回に分けて1錠、テルロンは1回1錠で1日2回程度、カバサールは1週間に1回の服用で、プロラクチンを正常値まで下げる効果をねらいます。

ドパミン製剤服用し始めは、血圧・脈拍が上昇し、立ちくらみやめまい、頭痛などに襲われることがあるので、少量から始め徐々にからだに慣れさせていきます。続けるうちに2~3日でこの副作用は緩和されることがほとんどです。

副作用を出にくくするために、自分に合った飲み方を見つけることも必要です。例えば
・1回分の量を減らす
・寝る前、日中、自分に合った服薬する時間帯を選ぶ
・空腹時の服用を避ける
などがあります。

多少つらくても、「もう少しで副作用が収まる」と言い聞かせて、自分の判断で勝手に服薬をやめてしまわないようにしましょう。一般的にこの治療には最低1年かかると言われています。服薬をやめてしまうと、プロラクチン値が再び高くなります。妊娠が認められるまで、正しく服用してください。副作用がつらい、長引く、またはからだに変化や異常があった場合は、すぐに医師に受診してください。

原因3の場合は、甲状腺ホルモン剤「レボチロキシンナトリウム」を服用し、甲状腺ホルモンを補います。

■治療方法
治療は主に、ドパミン製剤による薬物治療になります。

・原因1の場合
腫瘍が大きく、ドパミン製剤の効果が見られない時は、切開手術か放射線治療になります。

・原因4の場合
服薬を中止するか、中止できない場合は他の薬剤に変えます。それも不可能な場合は、ドパミン製剤の服用になりますが、あまり推奨されていません。

高プロラクチン血症の予防

何の問題もないのにプロラクチン値が高い場合は、ストレスを取り除いてやることが何よりの予防です。

性成熟期である20~30代の女性は、社会生活においてストレスを抱えやすい現状があります。仕事のストレス、対人関係のストレス、中絶や不妊、流産のストレス、たくさんのストレスに囲まれています。ストレスは、からだ全体の機能を調節している自律神経を乱します。こころとからだがつながっていると言われるのは、このためです。自律神経失調状態を改善するには、ストレスをうまく解消することが最善です。

・からだを温める
冷えは女性の大敵と言いますが、からだを温めることによって免疫力が上がり、ストレスへの抵抗力も上がります。血流がよくなり、自律神経やホルモンバランスを整えます。適度な運動、ヨガなどの呼吸法、あたたかいものを飲む、冷え取り靴下をはくなど、からだを冷やさないようにしましょう。

・リラックス
好きな音楽や絵画の鑑賞、読書、瞑想、趣味、旅行などを取り入れて、こころの緊張をほぐします。

・規則正しい生活習慣
忙しいとどうしても食事や睡眠が十分にとれなくなってしまいます。こころもからだも健康にするには、食事・睡眠を規則的にすることが第一です。

まとめ

高プロラクチン血症の診断を受けても妊娠をあきらめることはありません。大抵の場合、服薬で改善し、妊娠できたという報告もたくさんあります。根気強く治療を続けてください。

何よりも大切なのは、高プロラクチン血症にならないからだ作りをすることです。社会にでれば必ずストレスは存在します。いかにストレスと上手に向き合うかが肝心です。規則正しい生活と、自分なりのストレス解消法によって、こころもからだも健康で、妊娠しやすいからだ作りをしていきましょう。

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ponyo

HULAとHAWAIIAN QUILTをこよなく愛する主婦です。
男の子1人、女の子1人の子育てに日々奮闘しています。
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