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副乳とは?症状・場所・妊娠との関係・治療の必要性・対処法まとめ

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副乳という言葉を聞いたことがありますか。たくさんの乳房を持つ犬や猫のように、人間にも退化した別のおっぱいがあるのです。副乳がある人の症状や場所、妊娠との関係や治療の必要性などについてまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015188656
目次 副乳の症状は?どこの場所にできる?
妊娠と副乳の関係。まれに母乳が出ることも?
副乳は治療が必要?身体への影響
副乳治療は何科に行くべき?治療法は?
副乳が痛む場合の自宅でできる簡単な対処法
まとめ

副乳の症状は?どこの場所にできる?

副乳とは一体なんなのでしょうか? 私たちの乳房は胸の両側にありますが、人によっては両脇の下から、腹部の左右、恥骨の方向からももの内側のラインに沿って乳頭や乳輪のような、少し陥没したえくぼのようなものが見られる場合があります。これが「副乳」です。

犬や猫は5〜6匹もの赤ちゃんに一度に授乳する様子がよく見られますが、このように哺乳類の動物はたくさんの子どもを出産するため複数の乳頭があり、その乳頭の並ぶ道すじを「ミルクライン」と呼びます。

■ほくろ? それは副乳かも?

人間の場合、母親のお腹の中にいる6週ごろに乳腺のもとができ、9週には通常の乳房になり、残りはなくなっていきますが、このときになくらずに残って発育した乳房が副乳です。

副乳は通常、あまり目立つものではないためほくろに見えたり、気づかない場合も多いのですが、ミルクライン上に対になったほくろがある場合は副乳の可能性が高いと言えます。

副乳がある人の多くは脇の下近くに出る場合が多いようです。生理が近づくと少し膨らみを生じることもあるようです。

妊娠と副乳の関係。まれに母乳が出ることも?

女性は生理が近づくと黄体期に入り、ホルモンバランスの急激な変化によって副乳腺が腫れたり、痛くなる場合があります。このような症状から、副乳に気づく人もいるようです。

さらに、妊娠すると分泌される大量のエストロゲンやプロゲステロンというホルモンの影響でメラノサイトという色素細胞が刺激され、色素沈着や肌荒れなどの変化が現れます。こうした体の変化から今まで気づかなかった副乳が目立つようになり、初めて気づくというケースが多いようです。

■副乳が乳腺炎になることも

色素が薄く目立たなかった副乳も、ホルモンの影響で身体のいろいろな部分の色素が濃くなり黒ずみができやすくなることから、副乳の部分も色素沈着して茶色に変色することがあり、その存在に気付くこともあるようです。

また副乳は今では退化した乳房とはいえ、ミルクラインである乳腺提上にあるため、通常の乳房と同様に母乳が出る場合があります。特に産後3日〜1週間ごろには母乳がたくさん作られるように乳腺組織の働きが活発になるので、授乳期には母乳が分泌したり、副乳腺が腫れてしまうこともあり、乳房の張りや強い痛みが副乳にも感じられることがあります。

ただし副乳には母乳を出す乳口がない場合も多く、活発に生成される母乳が溜まってしまい乳腺炎に繋がってしまうケースもあります。乳腺炎は冷やすことで軽減されることもありますが、もし何度も痛みを繰り返してしまうような場合は専門医に相談した方が良いでしょう。

副乳は治療が必要?身体への影響

副乳の自覚症状には個人差があるため一概には言えませんが、出産や授乳に影響を与えるものではありません。腫れや痛みが出ても、一時的なもので、じきに消失していきます。痛みが強い場合やなかなか治らない場合には、漢方薬やホルモン剤を投与する方法もあります。

まれに、母乳がたまって感染症を起こすおそれがあるといった理由で切除する人もいますが、副乳は基本的には健康上の問題はありません。美容的に気になる場合や、特別なケース以外は除去する必要はなく放置しておいて大丈夫です。

■乳がんと区別がつきにくいことも

ただし、乳房の周辺にある副乳は乳がんとの区別が付きにくく、脇の下など正常な乳房の周りに副乳と思われるようなしこりや痛みを感じる場合には、リンパ節と間違いやすいこともあるので細心の注意が必要になります。その正確な診断は難しく、まれに悪性腫瘍や、乳がんである可能性も少なくありません。

特に妊娠中や出産後には、乳房にも痛みや張りなど変化が現れやすい時期でもあるので、少しでも気になる症状がある場合には自己判断はせず乳腺外科など専門の医師に相談してみましょう。

乳癌の検査の際にはレントゲンであるマンモグラフィーを使用することがあり、微量ではありますが放射線の影響の心配もあります。妊娠中の場合は医師に伝え、エコー(超音波)など安心して検査できる方法を医師と相談しましょう。

副乳治療は何科に行くべき?治療法は?

副乳は基本的には病気が生じなければ治療等は必要ありませんが、乳汁がたまって感染を起こすおそれがある場合などで、副乳を切除するよう勧められる人もいます。

美容目的で切除を希望する場合は、美容外科や美容形成外科の自由診療扱いになり、 保険適用がされないので高額な治療費になってしまう場合が多いようです。

一般的に行われる副乳の切除手術は局所麻酔を使用し、乳腺から副乳にかけて切除する方法がとられています。患部の切除から止血後、縫合が行われ、患部1ヶ所につき30分前後の手術となります。

副乳が小さめの場合は、レーザー治療や電気分解法などの治療方法がとられることもあり、その場合1ヶ所5〜10分程度の手術となります。

■切除の時期は慎重に決めましょう

妊娠中の副乳除去手術は安定期に入るまで手術が難しいという医師や、妊娠中の手術は緊急性がない場合にはおこなわない方が良いという見解の医師もいます。

また、小学校高学年から中高生にあたる第二次性徴期は心身ともに大きく成長する時期であり、乳房の発達に伴って乳腺組織も成長する時期なので、切除には向かないタイミングとされています。

また幼いうちに不十分な切除が行われると、この時期に残った乳腺組織がまた発達してくることもあるので、切除は乳腺の発達が終了してから行うのが望ましいでしょう。

■脇の下にあると副乳多汗症になることも

また副乳が脇の下にあり、その辺りから汗をかきやすく臭いなどが感じられる場合には副乳多汗症の疑いがあります。副乳が多汗症の症状を引き起こしている場合、なかなかその原因を見抜きにくく治療が難しくなってしまう場合もあるので、副乳多汗症を疑がっていると医師に伝えるといいかもしれません。その場合様子を見るか切除するかは、多汗症のレベルにより医師と相談する必要があります。

副乳が痛む場合の自宅でできる簡単な対処法

妊娠すると副乳に痛みを感じたり、腫れたりする場合があるようです。また脇に違和感を感じたり、熱く感じられる場合もあり、初めて遭遇する症状に驚くプレママもいるようです。

■冷やして様子を見ましょう

このようなときには、冷やしたペットボトルや小さな保冷剤をガーゼに包んだりしたもので患部を冷やしましょう。このとき、保冷剤が直接肌に触れないように注意してください。副乳の炎症が完全に治るまでには数日かかる場合もあります。

また水に浸して絞ったおしぼりを保存袋に入れ冷蔵庫で保管しておいたものを使ってもいいでしょう。妊娠中でも使用できるエッセンシャルオイルなどもプラスすればリラックス効果も期待できます。

また副乳の痛みが気になるからといって、触りすぎたり、刺激を与えたりすることは避けましょう。痛みが余計に増したり、感染症を起こすおそれがあります。患部はなるべく清潔に保ち、冷やして痛みが引くのを待ちましょう。ただし冷やしても痛みが引く様子がなく、腫れたり熱を持ち始めたら早めに産婦人科を受診しましょう。

まとめ

動物としての進化の名残である「副乳」。自分の体の中に哺乳類の進化の歴史を感じられるなんて、なんだか不思議な気がしますね。

女性の身体は成長や加齢と共に変化しますが、妊娠によって起こる身体の変化は特に劇的です。さまざまな体調の変化に加えて、副乳の存在に気づくと不安になることもあるかもしれません。

副乳は基本的にはそのままでも問題がない場合も多く、痛みも一時的で徐々になくなっていくことがほとんどです。気になる場合には乳腺外科の先生に相談しましょう。

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この記事を書いた人

あいみー

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