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公開 2016年04月07日  

4世代同居!10人の大家族!「同居してよかった」と心から思っている、私の経験談をお話します

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私は3女1男の4人の子どもと、主人・義両親・義祖母・義妹の10人という大家族で生活しています。今時珍しい4世代同居。時には嫌なこともあるけれど、楽しいこともたくさん!同居は子どもにとって良いことばかり!?子どもが4人いても仕事と子育ての両立ができるのは同居のおかげ!?同居をして10年が経った今だから言える経験談をお話しします。


4世代同居を始めたきっかけ

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私は、長女が生後5ヶ月頃までは主人と3人でアパート暮らしでした。
主人は仕事柄出張が多く、週末に帰って来てはまた出張…1ヶ月家を空けることも珍しくありませんでした。私の実家は車で3時間と遠く、頻繁に帰ることもできません。主人のいない間に子どもに何かあったらどうしよう…と、初めての子育てに不安な気持ちでいっぱいでした。

そんな中、私は慣れない土地で娘と2人でいるよりも、主人の実家にお世話になってしまおうかな~という気持ちが強くなり、主人に相談をしました。
そうです、主人の家族との同居話を持ちだしたのは私だったんです!なかなか同居をしたがらないお嫁さんが多い中、私は少々変わっているのかもしれません(笑)

私の実家は祖父母と同居だったこともあり、私の中で同居しているイメージができていたこと、そして何より楽しかった思い出があるので、主人の実家で同居することに抵抗はありませんでした。お姑さんもとても良い人なので、嫁姑関係も大丈夫だろうという自信がありました。
また、私は当時産休を取っており、長女が1歳前になる前に仕事復帰が決まっていました。保育園のお迎えや病気の時に娘を看てもらえて、同居なら助かるだろうなという考えもありました。

その後、主人の両親の了解を得て私たちの部屋を2つ増築してもらい、同居生活が始まりました!私が抱えていた子育ての不安が減り、子育てと日々の生活に気持ちの余裕ができたことに、まずはホッとしたのを覚えています。

仕事と子育ての両立

当時、私は栄養士として給食委託会社に勤めていました。職場復帰後は栄養士として病院に配属され、仕事と子育てに奮闘する日々が始まりました。
出産前は「フルタイムで働いても子育てできるだろう」と簡単に考えていましたが、いざ子どもを産んで職場復帰をしてみると、その大変さは想像以上でした!仕事を終えて買い物に行き、保育園へ急いで子どもを迎えに行って、同居している家族分の夕飯支度をする毎日…。でも、同居をしているおかげで仕事と家事の両立ができています。

お姑さんも仕事をしており、私より早く出勤して遅く帰ってくるので、家事のほとんどは私が担当しています。家事をしている間に子どもの面倒をみてくれるのは曾祖母。人数が多いので家事の負担は増えたけれど、私が食事作りに忙しくしていても子どもの遊び相手をしてくれる人がいるのは、とても助かりました。

子どもが風邪をひいても、曾祖母にお願いして預けて仕事に行くことができたし、土曜日や日曜日などに職場に呼ばれて急に仕事に行かなければならないこともありましたが、曾祖母のおかげで子どもの預け先に困ることもありませんでした。
お姑さんの仕事が休みの時は、保育園へのお迎えをお願いしたり、私の代わりに家事や買い物・夕飯の支度もしてくれるので大助かり!
保育園から帰ってくると私にベッタリ甘える娘。そんな娘とも思いきり遊んであげる時間があるほどです。

仕事と子育てを両立するには、やはり誰かの協力がないと難しい部分があります。
子どもを育てるだけでも大変なのに、そこに仕事が加わると生活リズムが変わって、お母さん自身の体調も崩れがちになりますよね。

朝早く起きて洗濯をして、子どもに朝食を食べさせて身支度を整え、保育園に連れていった足で急いで職場へ!!私は職場に着いた時点でヘトヘトです…。9時からフルタイムで働き、保育園も閉園ギリギリでのお迎え。時間に追われる毎日は、精神的にも体力的にも疲れてしまいます。

私は最初、何でも自分でやらないと!という気持ちが強くて辛かったです。同居当初は義両親にも気をつかってしまい、娘の保育園へのお迎えも頼むことができませんでした。
ですが、「誰かに頼る」ことに抵抗がなくなったとたん、とっても気持ちが楽になりました。子育てを軽減するために同居したんだから、やってもらえることはお願いしちゃおう!と気持ちを切り替えました。

2人目育児にも同居はオススメ!

私は仕事復帰をして半年後、2人目を妊娠しました。職場ではギリギリまで働き、また産休を取らせてもらうことになりました。
産休の間も家事と子育ての毎日でしたが、少し横になって休みたい時には、遊びたい盛りの長女を曾祖母やお姑さんにお願いして公園に連れて行ってもらったり、遊びの相手をお願いしました。

そして陣痛が始まった時も、寝ている長女を義両親にお願いして産院へ向かい、入院中も長女の面倒を安心してお願いすることができました。長女は義両親と一緒に住んでいるのでよくなついており、義両親のほうも長女が好きな遊びを理解してくれているので安心です。実際、長女は私が出産入院でいなくても、泣くことがありませんでした。

もし私たちが義両親と同居していなかったら…?私がいない間は普段の生活場所を変えてしまうことになるので、きっと長女にもストレスがかかったことでしょう。そして普段ずっと孫の面倒を見ることに慣れていない義両親に、さぞ負担がかかっただろうと思います。

私は産後、お姑さんに家事の全てをお任せしたのでゆっくり過ごすことができました。自分たちの家にお姑さんを呼んで家事をしてもらうのは嫌だ、と言っていたママ友もいたので、この点も含めて私は以前から同居をしていて良かったなと思いました。

その後も、下の子の面倒をみんなに見てもらって、私は長女と遊んだり公園に行ったりと2人の時間をつくることができました。おかげで、長女の赤ちゃん返りはほとんどありませんでした。また、気兼ねなく下の子を預けて買い物や美容室、病院にも行けたので本当に助かりました。

私はよく周りから「同居して偉いね~」と言われることが多いのですが、私からすれば同居をしないで1人で子どもを育てているお母さんのほうが、よっぽど偉い!と頭が下がります。

1人では大変な4人育児!でも同居なら?

現在我が家には、9歳の長女・7歳の次女・5歳の長男・2歳の三女、計4人の子どもがいます。
それぞれ歳が近いこともあり、毎日賑やかを通り越してうるさい!(笑)私1人だと手も目も足りず、誰が何をしているか把握できません。

そんな時、同居の家族には子どもの遊び相手・ケンカの仲裁・小学生組の宿題チェックなど、本当に助けてもらっています。長女も次女も、算数の宿題があると私ではなく義父のところへ行くほど。義父も教え方が上手なので、子ども達も教えてもらう相手をわかっているのでしょうね。

また子ども達は、私や主人に怒られると義両親の部屋へ行ったりと、自分自身で気持ちの切り替えもできているようです。

何よりも私が良かったと思うのは、義両親や曾祖母、幅広い世代生活することで子どもにも刺激があり、親世代だけと過ごすよりも良い経験ができている点です。昔の生活の様子を聞けたり、言葉使いや接し方も自然と学んでいるようです。
曾祖母は畑仕事が趣味なので、子ども達も春~秋は畑のお手伝い。新鮮な野菜を食べることができて好き嫌いの克服にも繋がっています。

私は3年前に起業したので、隙間時間で仕事をこなす毎日です。それでも、誰かが風邪をひいても預けて仕事に行けるし、子ども4人連れて買い物や病院に行くこともなく「子ども4人育児って大変!」と思うことは滅多にありません。同居だったからこそ、4人目を妊娠した時も「何とかなるだろう!」と覚悟を決めて産めたのです。

10年経った今言えること。「思いきって同居をして良かった!」

私の場合は同居の家族と仲が良いということもあり、今まで10年間の同居生活を振り返ると、同居は良いところのほうが多いかなと思います。

同居して良かったな~と1番感じる瞬間は、家族の誕生日などのお祝いの時。大人数でとっても賑やか!明るい雰囲気の中で食事ができるので子ども達も楽しいようです。自分の誕生日には、みんな張り切ってお手伝いもしてくれるし、いつもよりたくさん食べてくれます。こういう時、大家族で良かったと幸せを感じます。

実家が遠い私の場合、いざという時に頼ることができるのは主人の実家になります。別々に住んでいたらきっと遠慮していたと思うので、その点から考えても早いうちから思いきって同居して良かったなと思います。

今は完全分離の2世帯住宅や、ママの両親と同居する家族も増えていますよね。これからの世の中、無理なく仕事と子育てを両立させるには、頼れる人が近くにいることが重要になるのではないでしょうか。同居は悪い面ばかり注目されがちですが、家族が協力しあい助け合うことができれば家族みんなのプラスとなる、とても良いものだと思っています。

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