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眼瞼下垂症とは?原因・症状・対処法・成長過程まとめ

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わが子のまぶたに違和感がある、ものが見づらいみたいーー。そんなときは、眼瞼下垂症を疑ってみる必要があるかもしれません。眼瞼下垂症とはどどんな病気で、原因や成長に伴ってどのような治療をうけることができるのか、まとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030001598
目次 眼瞼下垂症とは?
眼瞼下垂症の3つの種類
眼瞼下垂症の原因
眼瞼下垂症の症状、まぶたのどの部分に症状が出る?
眼瞼下垂症の手術・効果
眼瞼下垂症の術後・過ごし方
まとめ

眼瞼下垂症とは?

産まれた直後の赤ちゃんはまだ目が開いていません。わが子の目が開いたとき、どんな表情を見せてくれるのか楽しみですよね。しかし、赤ちゃんの目が開いたにも関わらず、片目だけ開きにくそうであったり、明らかに左右不対象である場合は眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)の可能性が考えられます。

■眼瞼下垂症とは
まぶたが上がりにくく、眼を十分開けられない状態のことです。目を開いたときに上眼瞼(上まぶた)の縁がかぶさり、黒目の上部分が少し隠れる高さまで下がっている状態をいいます。まぶたが下がっているせいで、上方の視野が狭く感じられたり、外見が悪くなったりといった不都合が起こります。

赤ちゃんの場合は先天的のものがほとんどで、まぶたを引き上げる筋肉である眼瞼挙筋の形成不全で起こります。片眼だけのことが多いですが、両眼ともに症状が出ることもあります。遺伝することもあるとされています。

眼瞼下垂症の3つの種類

眼瞼下垂症には目に開き方(まぶたが瞳の中の黒い部分にどの程度被さっているか)によって、軽度、中度、強度の下垂に分類されます。また、眼瞼下垂の種類には先天性眼瞼下垂、後天性眼瞼下垂、偽眼瞼下垂があります。原因や程度により治療法や効果が異なります。

①先天性眼瞼下垂
生まれつき瞼が下がっている状態で、目が細く、視野が狭いのが特徴です。ほとんどの場合は視力に問題ないと考えられています。赤ちゃんの眼瞼下垂症の多くはこれにあたります。

②後天性眼瞼下垂
もともと普通にまぶたが開いていた人が徐々にまぶたが開かなくなってしまった状態です。ほとんどは長い年月かけて少しずつまぶたを上げる腱膜に緩みが生じてしまう腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)と考えられています。

③偽眼瞼下垂
本当は眼瞼下垂ではないのですが、おでこの皮膚や筋の弛緩により眉毛が下がり、眼瞼を押し下げている眉毛下垂といった状態を表します。眼瞼下垂とは区別されています。

高齢者や顔面神経麻痺後に瞼が重くなったり、眼が開きづらくなる場合は、偽眼瞼下垂が考えられます。

日本眼科学会:目の病気 眼瞼下垂

眼瞼下垂症の原因

■先天性眼瞼下垂の原因
瞼をあげる筋肉である上眼瞼挙筋の形成や発達の不足によるものです。また、その筋肉を動かす神経(動顔神経)の発達異常によるものと考えられています。

症例は少ないですが、ホルネル症候群という先天性の交感神経障害が原因で眼瞼下垂を起こす場合があり、同時に顔面の発汗低下や瞳孔の異常、虹彩の色素異常を伴います。

■後天性眼瞼下垂
加齢に伴って、瞼を上げる腱膜に緩みが生じ起こります。また、ハードコンタクトレンズの長期使用や白内障、緑内障などの眼科的手術の後にも生じることもあります

先天性眼瞼下垂のように神経や筋肉に原因があることは少ないようです。その他にも後天性の原因としては、動顔神経麻痺や重傷筋無力症、外眼筋ミオパチー、Horner症候群、外傷性眼瞼下垂が考えられています。 

■偽眼瞼下垂
種類によって原因も異なり、年齢とともに眉毛が自然下がった状態の眉毛下垂や、上まぶたの皮膚が老化によってたるんだ眼瞼皮膚弛緩症、まぶたを閉じる筋肉が過剰に緊張して開きにくくなる眼瞼けいれん、外傷や甲状腺の病気から起こる眼球陥凹などがあります。

眼瞼下垂症の症状、まぶたのどの部分に症状が出る?

眼瞼下垂症になると、瞼の皮膚が目尻にかぶさり、目つきが悪く、眠そうでぼんやりとした印象になります。両眼性の場合、明らかにまぶたが下がっていることから多くは外見で容易に判断できます。また、片眼性でも左右で目の開きに差があるためすぐにわかります。外見のほか、ひどくなると以下の症状を伴うことがあります。

■頭痛や眼精疲労を伴なうことも
瞼が下がっているせいで視野が狭いため、物を見る際にあごを突き出す様に上げたり、顔をそむけたり、頭を傾けたりします。目の開き方に問題がない様に見えても、実際には目を開けようとして額にしわを寄せていたり、眉毛が上がっていたりすることもあります。その結果、頭痛や肩こり、猫背から腰痛、まぶたを開ける筋肉に過度な負担がかかるため眼精疲労を併発することがあります。

■斜視を発症する可能性もある
眼瞼下垂の程度がひどいと、両眼を均等に使えなかったり、乱視を合併することがあります。視力の発達が遅れたり両方の目でものを見ることが難しくなり、斜視を発症したりすることもあります。見えにくいにも関わらずムリに均等を保とうとするため、めまいを感じる人もいます。また、光の入り方が変わることで「まぶしい」と感じるようになり、自律神経のバランスが狂ってしまい瞳孔が必要以上に開いて自律神経失調症を引き起こす要因にもなるそうです。

■見えなくなってしまうことも
視野がかなり狭くなるため距離感がつかめず、また突然見えない状態になるので、怪我や階段での転倒、自動車事故などが多くなります。
特に、両眼性眼瞼下垂がひどくなると、視力はあるのに目が開かず目が見えない状態に陥ることもあるそうです。

眼瞼下垂症の手術・効果

程度にもよりますが、治療として手術を勧められるケースが多いようです。とはいえ、赤ちゃんの目が見えていれば急ぐ必要はなく、視力が伸びる時期や、見た目も考慮して就学前の2~5歳ころに手術をするよう勧められることが多いそうです。顔の中でも大事な目の印象が変わるため、わずかな左右差でも気になります。術前のカウンセリングで、左右のバランスや二重の形など満足のできるようにきちんと説明を受ける必要があります。

術後は目のガーゼを触らないよう注意しなければならないので、そういう意味ではある程度大きくなって、理解できるようになってからの方がよいともいえます。小児専門の病院か眼科での手術が一般的です。

■施術の概要
開きにくく視野障害を来すまぶたを修復します。希望のラインをデザインし、目頭から目尻まで皮切を入れます。
この切開より眼輪筋や脂肪などの不要な組織を取除きます。まぶたを挙上する筋肉を短縮や縫縮などの強化をして目の開きを良くします。また挙筋自体に問題がある場合はおでこの筋肉を動力源として眼を開ける事ができるように修復する事もあります。皮膚は形成外科的に縫合処理をすることで、傷は殆ど目立たなくなります。

■効果・効能
目が大きく開きパッチリすっきりと見えるようになります。また、目が大きく開くことで若く健康的にも見えるようになります。頭痛、肩凝り、自律神経失調症などの改善がみとめられます。

眼瞼下垂の手術・治療法の種類と特徴
■眼瞼挙筋腱膜前転術(がんけんきょきんけんまくぜんてんじゅつ)
眼瞼挙筋腱膜前転術は、眼瞼挙筋腱膜とつながっている眼窩隔膜(がんかかくまく)を丁寧に剥離・前転(はがして前方移動させること)し、眼窩隔膜や挙筋腱膜(きょきんけんまく)をまぶたの縁にある瞼板(けんばん)という軟骨に固定する手術です。

■眼瞼挙筋(がんけんきょきん)短縮術・眼瞼挙筋腱膜(けんまく)短縮術
眼瞼挙筋腱膜前転術が眼窩隔膜(がんかかくまく)を剥離するのに対し、眼瞼挙筋腱膜短縮術は、挙筋腱膜をミュラー筋から剥がして前転(前方移動)して、瞼板に固定する方法です。また、眼瞼挙筋短縮術は、まぶたの裏側に存在する薄い膜、結膜(けつまく)から挙筋腱膜とミュラー筋をまとめて剥がして瞼板に前転固定します。

■前頭筋(ぜんとうきん)吊り上げ術
前頭筋吊り上げ術は、眉毛を上げる筋肉である前頭筋(ぜんとうきん)とまぶたをつなぎ、眉毛を持ち上げることでまぶたが開くようにする手術です。

眼瞼下垂症の術後・過ごし方

■手術直後から気をつけましょう
手術後は瞼が腫れるため、すぐには効果が確認できません。個人差はありますが大きな腫れは1~2週間後にはひいてきます。内出血が多かった場合には、色素の消失に2~3週間かかることもあります。また、若干の痛みが残りますので、痛み止めを処方してくれる病院もあります。

術後数日は入浴はシャワーなどで簡単にすませます。長時間の入浴は体温が上がり、血流が良くなるため傷口の炎症反応が助長されてしまいます。手術後は、経過観察のため数回病院に通います。抜糸が必要な場合は、術後1週間程度で再来院するところが多いようです。また、溶けて体内に吸収される糸を使用する病院もあります。

■目に負担をかけないように
術後すぐにテレビやパソコンを長時間見ることによって目を酷使することはしないようにしましょう。洗顔については術後当日から傷口を濡らさないようにすれば可能です。傷口をこすったりしないように気をつけてください。

まとめ

わが子に先天性の病気があるとわかると大きなショックを受けるママも多いでしょう。しかし、眼瞼下垂症は決して恐ろしい病気ではなく、経過を見ながら適切な時期に手術を行えばよくなります。

生まれた時からその状態が普通になってしまっているために、子ども自身は自分では気づくことが難しい病気です。子どもがものを見る時に顔を傾けたり、おでこにしわを寄せているなど違和感を感じたら医師に相談してみましょう。

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この記事を書いた人

みほたん

初めての育児に奮闘中のママです。子育ての楽しさや大変さ、その中で見つけた子育てハックを読者の皆さんと共有できたらと思います。大学では、生殖や不妊治療の技術につい...

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