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妊娠初期の流産~原因や兆候、予防と処置方法まとめ~

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妊娠がわかって喜んだと同時に、妊娠初期は母親の体の変化が大きく、精神的にも不安定になりがちです。
少しの出血や腹痛でも(もしや流産するのでは!?)と不安になる方もいらっしゃると思います。
妊娠初期の流産とはどんなことが原因なのでしょうか。予防や処置など、まとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044014958
目次 妊娠初期は最も流産が起こりやすい
妊娠初期の流産、兆候や症状
妊娠初期の切迫流産について
妊娠初期の早期流産、種類と原因
妊娠初期の流産は、ほとんどが胎児側の原因
妊娠初期の流産リスクを下げる予防法
流産の処置方法、病院での対応
妊娠初期の流産、兆候があったら焦らず対応を

妊娠初期は最も流産が起こりやすい

妊娠したら必ずお母さんは赤ちゃんに会えるのでしょうか。穏やかなマタニティライフを過ごして元気な赤ちゃんに会えることが理想ですが、残念ながら現実はそうではありません。妊娠をしたということは、その瞬間から流産の可能性も同時にあるということで、その可能性って実は低くはないんです。

厚生省の統計によると、自然流産の頻度は14.9%になるのだそう。中でも初期の流産が13.3%といいますから、流産をしてしまう場合、多くは妊娠初期であることがわかります。

この数値を見ると、流産が決して珍しいことではなく誰にでも起こりうることだといえますし、特に妊娠初期は注意が必要だということが理解いただけると思います。

統計の数字から流産をみてみると厚生省の報告によると、自然流産の頻度は14.9%、うち妊娠12週未満の早期流産は13.3%、妊娠12週以降22週未満の後期流産は1.6%とされており、流産が妊娠初期に起こりやすいことは明らか

妊娠初期の流産、兆候や症状

流産にはどのような兆候、症状が見られるのでしょうか。参考にしてみてください。

■出血がある
よく見られるのが出血です。出血量には個人差があり、ちょろちょろと少量の人もいれば、多量の血液が一気に流れてくる人もいます。

■腹痛がある
しくしく、ズキズキと生理より大きい痛み、ぎゅーっと締め付けられるような腹痛だと感じる人が多いようです。

■胎のうが小さい、育つのが遅い
経過が順調であれば、5週で胎のう、6週で卵黄のうが見え、7週で胎児の心拍が確認できます。6週なのにサイズが5週のままだったり、7週なのに胎児の姿が見えないなど、成長に異常が見られる場合には、念のため、病院の診察を受けた方がいいでしょう。

ただ、妊娠というのは個人差が大きいですし、これらのことは経過が順調であっても起こりうること。あまり過敏になる必要はないですが、流産の可能性が高いとされる妊娠初期にこのような症状がある場合には、心配をとるためにも受診した方が安心だと思います。

また、よく言われることで、基礎体温が下がる、つわりが無くなるということもありますが、これらには医学的な根拠はないようです。基礎体温は外気温や測り方などで上下するものですし、流産してもつわりが続く人や逆につわりが無くても出産に至る人はいます。心配になったら、かかりつけ医に相談するのが一番安心ですね。

妊娠初期の基礎体温の温度変化から流産するかどうかの予測をすることはできません。きれいな高温期が続いていても流産することもあれば、逆に高温期が少々不規則でも正常に経過することはよくあります。ですから、既に子宮内に胎嚢が見えたのなら基礎体温を続けても実際のところほとんど意味がない

妊娠初期の切迫流産について

流産になってはいないけど、その一歩手前の危険な状態を「切迫流産」といいます。医師に「流産」と言われた場合、それは妊娠の継続ができないということを示しますが、「切迫流産」と言われた場合は、妊娠の継続は可能です。

「流産」と「切迫流産」を同一に考えている方もいらっしゃるので注意してくださいね。ただ、妊娠12週までの切迫流産には効果的な医療処置はないとされているので、母親ができることとしては、安静にするぐらいかもしれません。

安定するまでは心配な状態が続いてしまいますが、その後、順調に赤ちゃんが成長して出産に至ることは多いですから、あまり心配しすぎないで落ち着いて過ごしましょう。

妊娠12週までの切迫流産に有効な薬剤はないと考えられており、経過観察で対処することとなります。子宮に中に血腫(血液のかたまり)があるような切迫流産では安静が効果的とする研究報告もあります。

妊娠初期の早期流産、種類と原因

初期の早期流産には種類があり、状況によって以下に分けられます。

■稽留流産
胎児がお腹の中で成長を止めてしまっているのに外には出てきていない状態です。出血や腹痛などの自覚症状がなく、医師に言われて初めて気づく母親もいます。

■進行流産
その名の通り、流産が進行している状態です。陣痛のような子宮の収縮、痛み、出血と共に内容物が流れ出てきます。進行流産になると止めることはできませんので、この後は完全流産か不全流産となります

■完全流産
これも、名前の通り、流産が完全に終わってしまった状態です。子宮内から胎児や胎のうが完全に外に流れ出たことをいいます。

■不全流産
流産したものの、子宮内に内容物の一部分が残ってしまった状態です。

■切迫流産
先にも書きましたが、流産の一歩手前の状態。この状態から出産に至ることは可能です。

流産の原因は子宮の異常や精子の異常など色々言われるようですが、原因を特定するのは難しいのが現状です。ですが、大半は受精卵の異常が原因だと思われ、この場合、育つことのできない受精卵は自然淘汰されると考えられています。

妊娠初期の流産は、ほとんどが胎児側の原因

妊娠初期に限りませんが、流産をすると母親は自分を責めてしまいがちですよね。(産んであげられなかった。自分のせいでごめんね)と考える方が多いかもしれません。でも、妊娠初期の流産の原因って、胎児側にあることが殆どなんです。

具体的な理由としては、染色体の異常です。たまたま異常があった精子と卵子が受精してしまったケースで、異常があることにより、受精卵が正常に育つことができないんですね。

悲しいことですが、染色体は母親がどう頑張っても治すことはできません。ある意味、仕方のないことですから、周りはもちろんのこと、母親自身も自分を責めないでくださいね。

妊娠初期の流産リスクを下げる予防法

流産をする場合は受精卵に原因があることが殆どなので、流産を完全に防ぐということは難しいのが現状です。ですが、こんなことに注意すれば、少しでもリスクを減らすことができるのではないでしょうか。

■タバコを吸わない
妊婦にタバコがよくないというのはもはや常識ですね。タバコの成分は子宮だけでなく、体全体の血流を悪くしますから、本人はもちろん、周りの方もタバコは控えるようにしましょう。

■アルコールを飲まない
母親が飲酒すると、アルコール成分が赤ちゃんにも運ばれることがわかっています。赤ちゃんはまだ肝機能が未熟で、大人のようにアルコール成分を処理できませんから飲酒は控えるようにしましょう。

■過剰な運動をしない
運動は体に良いはずだからと張り切りすぎると本末転倒です。自分が気持ちがいいと感じる範囲で、無理なく自然にできるものにしてください。

■過剰な仕事をしない
ハードワークはストレスの元。無理をしないように妊娠がわかったら出来るだけ早く職場に報告しましょう。就労時間の調整や、産休など、制度を上手く使えるといいですね。

■過剰な外出をしない
外出はリフレッシュするのにいいことですが、よくあるのが(産後は忙しいから遊べるのは今のうち!)とばかりにスケジュールを詰め込みすぎること。外出するなら体の負担にならないように、休憩を挟みながらゆっくり行動しましょう。

■感染症に気をつける
インフルエンザやノロウィルスなど、毎年流行る感染症はもちろんのこと、妊婦には風疹や梅毒、B型肝炎などにも注意です。

■体を冷やさない
体を冷やすと子宮組織の代謝が悪くなります。冷えには注意して体を温めてあげてください。

■十分な睡眠をとる
ただでさえ体が不安定になりやすい妊娠初期。疲れの自覚症状がない人もいますから睡眠はしっかりとって体を休めましょう。

■ストレスを減らす
母親がストレスを感じると、赤ちゃんにも伝わります。妊娠中はのんびりとした気持ちで過ごしたいですね。

■ビタミンEを摂取する
ビタミンEを摂取すると、血行がよくなり流産の予防になると言われています。

■葉酸を摂取する
葉酸を摂取すると、脳や脊髄の成長を促すことができ奇形を防止することができます。葉酸サプリも多く出てますから自分に合う方法で摂取するようにしましょう。

■薬の服用を避ける
妊婦でも安全に飲める薬はありますし全ての薬が危険なのではありませんが、服用前には赤ちゃんに影響がないかを医師に相談した方が安全です。

葉酸の流産防止への効果

流産の処置方法、病院での対応

流産の兆候が見られると、産婦人科ではまず、超音波などで赤ちゃんの心拍や出血の状況を確認します。そして、流産が確定した場合は、子宮の中の内容物を外に出す処置をしなければいけません。完全流産で、子宮内が空っぽになっていればその後は薬の処方だけで済むことがほとんどですが、稽留流産や不全流産の場合は放置すると母体によくありませんので多くは手術が適用となります。流産の手術は子宮内の残留物を掻きだす手術で掻爬(そうは)手術といいます。

術式にもよりますが、かかる時間は5~10分。入院は必要なく、半日で終わることがほとんどです。保険も効きます。術後は麻酔が切れるまでしばらくベッドで安静にして、感染予防や痛み止め、子宮の収縮剤などを処方されて帰宅となります

妊娠初期の流産、兆候があったら焦らず対応を

妊娠はとても喜ばしいことですが、残念ながら誰にでも流産してしまう可能性はあります。お伝えしたように、流産は胎児側に原因がある場合が多く、母親がいくら焦ってアレコレしようとしても防ぐことはできません。もし流産の兆候を感じたら、どうぞ焦らずに適切な対応をしてください。まずはかかりつけの病院へ連絡して、先生の話に従いましょう。

流産したとしても、妊娠の可能性が閉ざされたわけではありません。誰にでも起こりうることが自分に起きてしまったけれど、それは母親のせいではないですから。落ち込むなというのは無理ですが、冷静な対応をすることが何よりも大切なのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

まる

はじめまして。

3人の男の子を育てているママであり、元保育士です。
長男は10歳、次男・三男は4歳の双子です。
バタバタと賑やかな毎日を送っています。...

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