1. >
  2. >
  3. >
  4. 赤ちゃんの片目に目やにが溜まる先天性鼻涙管閉塞とは?原因・症状・治療法まとめ

赤ちゃんの片目に目やにが溜まる先天性鼻涙管閉塞とは?原因・症状・治療法まとめ

赤ちゃんの片目に目やにが溜まる先天性鼻涙管閉塞とは?原因・症状・治療法まとめのタイトル画像

赤ちゃんの目に目やにが溜まってしまい、拭いても拭いても治らない…そんな症状に悩まされていませんか?先天性鼻涙管閉塞の赤ちゃんは、目と鼻をつなぐ管が産まれたときから塞がってしまって涙の行き場がなくなってしまい目やにが溜まりやすいのです。家でもできる対処法や、病院での治療法などをまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015175750
目次 そもそもなぜ赤ちゃんに目やにが溜まりやすいの?
赤ちゃんの片目に目やにが溜まる、先天性鼻涙管閉塞とは?
先天性鼻涙管閉塞の症状・判断方法
先天性鼻涙管閉塞の原因
先天性鼻涙管閉塞の自宅でできる対処法
先天性鼻涙管閉塞の治療法
まとめ

そもそもなぜ赤ちゃんに目やにが溜まりやすいの?

赤ちゃんの目に目やにが溜まっていたり、泣いていないのに涙目になっていたり、まつ毛が濡れていたりと、目の気になる症状を経験したことはありませんか?赤ちゃんのめやにには3つの大きな原因があります。

1.結膜炎
生後数日の赤ちゃんは空気中のほこりや雑菌に弱く、結膜炎を起こしやすいです。目やには、黄緑っぽい膿のような目やにがでます。

2.先天性鼻涙管閉塞(せんてんせいびるいかんへいそく)
通常涙は、目と鼻をつなぐ鼻涙管という管を通して鼻から喉へ流れますが、赤ちゃんの場合はこの鼻涙管が細く詰まりやすいため、涙が抜けていかず、涙目になったりめやにが出やすくなってしまいます。鼻涙管は成長とともに太くなり、詰まりにくくなります。

3.逆さまつげ
まつげが外側でなく内側を向いて目を刺激してしまうさかさまつげにより、目に炎症が起こり、目やにが出てしまいます。赤ちゃんの場合はほっぺたの肉付きのためにまつ毛が目に入ってしまうことも多く、成長とともに治癒する場合もあります。

以上の3つの原因で、赤ちゃんの目には目やにが溜まりやすいようです。

赤ちゃんの片目に目やにが溜まる、先天性鼻涙管閉塞とは?

涙は泣きたいときや目にゴミが入ったときなどに出てくるように思えますが、それだけでなく、普段から意識しない時にも分泌されています。その涙は通常、目と鼻をつなぐ鼻涙管という管を通して目頭にある穴から鼻へ流れます。先天性鼻涙管閉塞の場合は、生まれたときからその鼻涙管が塞がってしまっている状態です。そのため、常に分泌されている涙が上手に鼻涙管を流れていかず、目から涙があふれ、涙目になってしまったり、目やにが出やすくなってしまいます。

赤ちゃんは普段からよく泣くので、涙目になってしまっていても気が付きづらいことがありますが、ふいてもふいても目やにが溜まってしまう赤ちゃんは、この鼻涙管閉塞かもしれません。しかし、この鼻涙管閉塞は出生直後に10~15%の赤ちゃんがなり、珍しくない病気です。

生後3か月までに60~70%の赤ちゃんが、1歳までに90~95%の赤ちゃんが自然治癒すると言われていますので、安心してくださいね。後述する家庭でのマッサージなどが効果的ですが、それでも治癒しない場合は、鼻涙管解放術(ブジー)を行います。

新田眼科>先天性鼻涙管閉塞症の説明

先天性鼻涙管閉塞の症状・判断方法

鼻涙管閉塞の症状は、つねに目がうるんでいる状態になってしまったり、目やにが常にでてしまうことです。泣いていないのに目がうるんで涙目になってしまい、まつげまでも常に濡れている、と言った状態も珍しくありません。また、目やにを拭いても拭いてもすぐに溜まってしまい、朝起きたときなどには目やにが固まって目を開けられないほどになってしまう場合もあります。

鼻涙管閉塞は片側の管だけが詰まってしまい、片目だけ目やにがたくさん出る場合もありますが、両目の場合もあります。割合としては、片目だけ鼻涙管閉塞になってしまう赤ちゃんが多いようです。

しばらく目やにを放置してしまうと、固くとれにくくなってしまったり、赤ちゃんの視野が悪くなってしまい、赤ちゃんが不機嫌になってしまうこともあります。また、目やにが残ると細菌の感染で結膜炎などの病気にもなりやすくなるため、注意しましょう。

先天性鼻涙管閉塞を判断するには、生まれて間もない頃から目やにが多いことや、いつも涙を浮かべているかどうか、泣いていないのにまつ毛が濡れていることがないかどうかを見るようにしましょう。

同じように目やにの症状が出てしまうもので、逆さまつげがあります。赤ちゃんのまつ毛の状態を見て、目の中に入り込んでしまっている場合、目やにの原因は鼻涙管閉塞ではなく、逆さまつ毛が原因かもしれません。逆さまつ毛の場合は、赤ちゃんの成長とともに自然に治ることも多いため、赤ちゃんが嫌がって目をこすったり、目が赤くなったりしていない場合は家で様子を見ても大丈夫です。

目やにが黄色や緑色の目やにの場合は、結膜炎の可能性があります。点眼薬での治療などが必要になってくるため、眼科を受診するようにしましょう。

医療機関では涙管通水検査にて鼻涙管閉塞の検査を行います。目頭にある涙点から生理食塩水を注入し、正常であれば鼻の奥に通過してゆくことが確認できますが、生理食塩水が涙点から逆流する場合は鼻涙管閉塞症であると診断することができます。

このような場合、まず涙管通水検査を行います。これは目頭にある涙点から生理食塩水を注入し、正常であれば鼻の奥に通過してゆくことが確認できますが、生理食塩水が涙点から逆流する場合は鼻涙管閉塞症であると診断することができます。

新田眼科>先天性鼻涙管閉塞症の説明

先天性鼻涙管閉塞の原因

鼻涙管閉塞には先天的なものと後天的なものがありますが、先天性鼻涙管閉塞は、鼻涙管の形成異常から起こります。鼻涙管は赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる時から、徐々に下方に向かって伸びていき、通常であれば鼻の奥に開いて産まれてきます。

しかし、鼻涙管が本来開くところまで伸びずに鼻涙管が出来上がらずに産まれてきてしまった場合、先天性鼻涙管閉塞となります。先天性の場合、点眼薬などで一度症状が緩和されても、しばらくするとまた症状が再開してしまうことが特徴です

先天性鼻涙管閉塞の自宅でできる対処法

先天性鼻涙管閉塞の場合、自宅で出来る対処法をご紹介します。対処法については、医師の指導のもと適切に行うことが大切ですので、先天性鼻涙管閉塞を疑われている場合はまず眼科を受診することをおすすめします。その上で自宅でのケアをしていきましょう。

■目やにをこまめに取る
目やにが柔らかい場合、綿棒を使って目やにの端をチョンと触ると麺棒に目やにが付きますので、そのままその場でクルクルとめんぼうを回します。目やにが綿棒に巻き付き、肌に余計な刺激を与えることなく目やにを取ることができます。

目やにが固まってしまった場合や上記の方法で取れない場合は、清潔なガーゼなどを湯で濡らし、絞ってから優しく目やにを取りましょう。強くこすったりしないよう、注意しましょう。

■マッサージ
マッサージをする場合は手を清潔にし、爪を短く切っておきましょう。赤ちゃんの目の目頭と鼻筋の間を優しくマッサージするようにします。鼻涙管下部方向へ圧力を加えるようにして10回ほど押しましょう。1日に2~3回ほど行います。

方法を間違えてしまうと、炎症に繋がる場合もありますので、マッサージの方法に関しては、医師の指導のもと行うようにしましょう。

■点眼
マッサージの後に、眼科で処方された点眼薬を使用しましょう。

先天性鼻涙管閉塞の治療法

先天性鼻涙管閉塞は、生後3か月までに60~70%の赤ちゃんが、1歳までに90~95%の赤ちゃんが自然治癒すると言われています。

6ヶ月を過ぎると涙の分泌が増え目の症状が悪化することがあるため、鼻涙管解放術という方法で治療を行うこともあります。この治療時期に関しては、医師によって勧めている時期が変わり、生後3か月で治療を行う場合もあるようです。多くの場合は、症状が悪化してしまう6ヶ月以降に行うことが多いようですが、時期は主治医と相談して決めることになります。

鼻涙管解放術は、涙点から細い針金(ブジー針)を鼻涙管に差し込む方法で鼻涙管の閉塞部を突き破る手術です。治療は1回のみで終わる場合もありますが、症状が緩和されなかった場合再度治療が必要な場合もあります。

新田眼科>先天性鼻涙管閉塞症の説明

まとめ

はじめての赤ちゃんだと、目やにがどれくらい出るのが普通なのか、赤ちゃんはよく泣くから涙目なのかな?とわからないことが多いのではないでしょうか。

我が家の長男も産まれたときから目やにがとても多く、拭いても拭いても目やにが溜まってしまっていました。それでも初めての子どもで何が普通かわからず、まつ毛が濡れているのは泣いていたから?と思い込み、小児科の先生に勧められてから眼科に連れて行った時にはすでに生後6ヶ月頃でした。

「寝起きにもまつ毛濡れてるでしょ?」と眼科の先生に聞かれ、「濡れてます。でも赤ちゃんだからかと…」と答えると、「大人は濡れてないでしょ?」とぴしゃりと言われ、先生の呆れ顔が今でも忘れられません。

診察は1分ほどですぐに鼻涙管閉塞と診断されました。両目とも鼻涙管閉塞だったのですが、1ヶ月ほど家庭でマッサージと点眼を続けることによって目やにが出なくなりました。もっと早くに眼科に行っていればよかったと思っています。

赤ちゃんの鼻涙管閉塞は多くの場合自然治癒するようです。マッサージで改善されることもありますので、目やにが多くて気になる場合は眼科にかかってくださいね。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事に関するキーワード

病気 病気・怪我・健康

この記事を書いた人

はるゆり

生まれと育ちは北海道。生粋の道産子が都内在住。
2歳男の子と0歳女の子の母です。
本業は塾講師ですが、現在お休み中です。...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. 赤ちゃんの片目に目やにが溜まる先天性鼻涙管閉塞とは?原因・症状・治療法まとめ