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卵管炎とは?原因・症状・妊娠・予防・治療まとめ

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女性には「女性特有の病気」というものがあります。子宮や卵巣・卵管の病気であるこれら女性特有の病気は、痛みの症状が現れた時には重篤化している場合が多いと言われています。ですから、症状を見極め治療や予防に努めていく必要があるのです。いくつかある女性特有の病気の中でも、卵管炎は悪化すると不妊の原因になるとも言われているので気を付けておきたいところです。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030021477
目次 卵管炎とは
卵管炎の原因
卵管炎の症状・兆候
卵管炎が招く影響・妊娠はできる?
卵管炎の予防法
卵管炎の治療・手術法
まとめ

卵管炎とは

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卵管炎とは、卵管内が何らかの原因によって炎症を起こしてしまう病気です。卵管とは女性特有の臓器で、左右両方の卵巣から子宮へ向かって伸びている管のことです。卵子と精子はこの卵管内で出会って受精し、受精卵となります。そして卵管を通って子宮へ着床し妊娠となるのです。

卵管が炎症を起こす原因はいくつかありますが、ほとんどが細菌感染による炎症が原因だと言われています。この病気になり、症状に気付かないまま重篤化してしまうと、卵管に様々な問題を起こして不妊になってしまうこともありえます。ですから、卵管炎のことをきちんと理解して予防に努めたいものですね。

卵管炎の原因

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卵管炎の原因は、ほとんどの場合が細菌感染によるものだと言われています。ですが最近は病原微生物を原因とする卵管炎が急増しており、その中でも特に怖いのが、クラミジアや淋菌などの性感染症を起こす細菌による卵管炎です。
性行為によりクラミジアや淋菌が子宮頚部へ感染します。子宮頚部に感性した細菌が子宮全体に広がり、そこから卵管へ侵入して卵管で炎症を起こしてしまうのです。

最近は、性交渉の低年齢化なども危惧されており、若い世代の中にもこうした卵管炎を抱えている女性は少なくありません。
また、排泄をした時にきちんと後処理をしないことにより子宮が大腸菌などの細菌に感染したことを原因に発症する卵管炎もあります。
この他にも、ブドウ球菌や連鎖球菌、嫌気球菌などの感染症の原因菌により卵管炎を起こす場合があると言われています。

このような細菌を原因として卵管炎を起こしてしまうと、炎症は更に卵巣から下腹部全体に広がります。ここまで悪化してしまうと骨盤腹膜炎という病名になり、大きな手術が必要になってしまいます。
このような事態になってしまう前に、卵管炎を引き起こしてしまう原因をきちんと知っておいて、ぜひ気を付けていただきたいところですね。

卵管炎の症状・兆候

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では、卵管炎が起こる時の症状や起こる前の兆候はどんなものなのでしょうか。

卵管炎は、炎症が軽い内には自覚症状がほとんど現れないことが大きな特徴でもあります。炎症が悪化すると下腹部に痛みを感じたり、性交渉時に痛みを伴う場合があります。

更に炎症が進み、下腹全体に炎症が広がる骨盤腹膜炎の状態になると、熱が出たり下腹部に響く痛みを感じるようになりますが、そうなった時には治療に相当の時間と費用を費やさなくてはいけなくなっているでしょう。ですが、炎症が軽いうちにはおりものが増えるなどの兆候が見られますので、日頃の状態をしっかりと把握して比較ができるようにしておきましょう。

一番避けたいのは、妊娠を望んでもなかなか子どもが授からずに不妊治療をする時になって卵管炎に気付いた…という状態です。卵管炎になると、卵管の先や卵管内に癒着が起きてしまい、卵管の通りが悪くなってしまいます。そのことが原因で、卵管赴任や子宮外妊娠のような異所性妊娠を引き起こしてしまうのです。

異所性妊娠の中でも特に心配なのが卵管内妊娠で、卵管破裂などが起きると大出血を伴い、命にもかかわります。ここまでの状態になってしまうと、手術をして卵管の通りを良くすることも試みられますが、最悪の場合は卵管や卵巣を摘出しなくてはいけなくなり、体外受精でないと妊娠できない状態になってしまうのです。

ですから、まずは卵管炎にかからないように原因菌との接触はできるだけ避けて、万一卵管炎を発症してしまった場合には「おりもの」の状態をきちんとチェックしておきましょう。そうすることで卵管炎にかかってしまっても悪化させるリスクは減ります。

卵管妊娠:日本医科大学多摩永山病院HP

卵管炎が招く影響・妊娠はできる?

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前項でも少し述べましたが、卵管炎にかかってしまうと妊娠にも大きな影響を与える場合があります。
卵管炎になると、卵管の先端や卵管の中に炎症の後遺症である癒着が起こる場合があります。この癒着が原因で卵管の通りが悪くなり、卵子や受精後の受精卵の通りも悪くなります。

そのため、卵子や受精卵が卵管を通らない「卵管不妊」や、受精卵が卵管内で着床して妊娠状態となる「子宮外妊娠」の状態を引き起こしてしまうのです。

子宮外妊娠は、子宮以外の場所で妊娠状態となり受精卵が育っていってしまう異所性妊娠のこと。卵管炎を原因にして起こる子宮外妊娠という症例は意外と多く、重篤化すると卵管破裂を起こして大出血をし、命にかかわる場合もあります。そして、その後命が助かったとしても卵管や卵巣、子宮などを摘出しなくてはならない場合もあります。卵管炎が招く影響とは、それほど大きなものなのです。

では、卵管炎にかかってしまった後、妊娠することはできるのでしょうか?卵管炎を適切に治療しておけば、卵管炎になった後も当然妊娠をすることは可能です

しかし、炎症が強かった卵管炎や慢性の卵管炎だった場合には卵管内に癒着がないかどうかを調べておく必要があります。子宮卵管造影検査などを受けて、卵管内の通りに異常がないかを調べておきましょう。もし、卵管内に癒着があって卵管内の通りが悪いということが分かった時には、卵管内の通りを良くする処置などを受ければ大丈夫です。

いずれにしても、卵管炎を起こしてしまったら適切な治療を受けて、治療後もきちんと状態を検査して適切な処置を受けておけば妊娠することはできます。特に治療後の検査は忘れずに受けるようにしましょう。

卵管に原因のある不妊症:英ウィメンズクリニック

卵管炎の予防法

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このように、卵管炎は重症化・慢性化すると不妊になりやすくなってしまうこともある怖い病気であることがご理解いただけたと思います。では、そんな卵管炎にかからないようにするためには、どのように予防をすれば良いのでしょうか?

卵管炎は、細菌や病原微生物への感染が原因で起こる炎症ですので、原因菌に感染しないようにすることがまず一番の予防になります。
特に最近は、クラミジアや淋菌などの性感染症を原因とする卵管炎が急増していると言われていますので、性交渉の際にきちんと予防をすることが大切です。

相手がどんなに信頼できるパートナーだとしても、性交渉の時には毎回正しくコンドームを使用するように心掛けましょう。若い時に感染した細菌が原因で卵管炎となり、20代・30代になっていざ子どもを授かりたいと思った時に不妊になってしまっていた…という人は、意外と少なくないのです。性に関する予防が、卵管炎の予防につながるということを忘れずに覚えておきましょう。

また、排泄後の後処理にも注意が必要です。大腸菌などの感染から卵管炎を起こす場合もあるので、特に大便後の後処理には注意を払っておく必要があります。「お尻を拭く時には前から後ろに」拭くように心掛けておきましょう。

このように、日常生活のことから気を付けておけば卵管炎にかかるリスクを軽減することができます。毎日の些細なことから気をつけて、怖い卵管炎を予防していきましょう。

卵管炎の治療・手術法

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いくら予防をしていても、病気になってしまうこともあります。実際に、卵管炎になってしまったらどのような治療をするのでしょうか?また手術はあるのでしょうか?

卵管炎の治療は、起きてしまった炎症を抑える治療と、感染した細菌に対する治療が主な治療となります。感染してしまった細菌には、抗生物質を投与して治療します。クラミジアやその他の菌であれば一般的な抗生物質の投与で済みますが、淋菌のような抗生物質が効きにくい耐性菌には注射や点滴で抗生物質を投与します。

卵管炎で起きてしまった炎症には抗炎症剤の投与が必要です。重症化して熱が出るような状態になってしまった時には、点滴治療などでしっかり治療するようです。

こうした治療を施しても症状に改善が見られない場合には手術をします。卵管の炎症が悪化して嚢腫(のうしゅ)ができてしまっていたりする場合には、それらを除去する手術を行います。また、卵管内や卵管の先端の通りが悪くなってしまっている場合には、卵管開口術という手術法で手術します。

卵管炎による癒着を解消するための手術なども行われますが、最近はいずれの手術も内視鏡手術が一般的です。よほど悪化している場合には開腹手術もあるようですが、そうなる前に治療してしまいたいものですね。

付属器炎(卵巣炎・卵管炎):渋谷ひろクリニックHP

まとめ

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ここまでお伝えしてきたように、卵管炎とは悪化してしまうと不妊につながる恐れもある怖い病気でもあるのです。ですから、卵管炎という病気をきちんと理解してできるだけ予防し、万一かかってしまった場合にも適切な治療を受けるように心掛けておくことが大切です。

ここでお伝えしてきたことを参考にしていただき、卵管炎に対処できる女性になれるようにしましょう。卵管炎とは、きちんと予防・治療できれば不妊になってしまうような怖い病気では決してありません。

今は若い世代のあなたも、また子どもが授かることを望んでいるあなたも、卵管炎にきちん対処できれば妊娠も可能だということを忘れずにいてくださいね。

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