母親学級に行けない場合の出産対策!出産の知識・情報はどこで得たらいい?のタイトル画像
公開 2016年08月07日  

母親学級に行けない場合の出産対策!出産の知識・情報はどこで得たらいい?

19,802 View

初めての出産で、分からないことがいっぱい。そんな妊婦さんのために、産院や自治体などで「母親学級」が開催されますが、都合で参加できないこともあるかもしれません。母親学級に行けない場合の心構えや、知識の集め方などについてご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10144000720

目次 母親学級に参加しない人はいる?その理由は?
母親学級に参加することで得られる情報・知識
母親学級に参加できない場合、どうしたらいい?
まとめ

母親学級に参加しない人はいる?その理由は?

母親学級とは、同時期に出産する妊婦さんを対象に、産前産後に役立つ知識を学んだり、同世代の妊婦さんとの交流を行ったりするセミナーです。近年はプレママセミナー、マタニティセミナーとも呼ばれ、自治体や病院・産院、企業などの主催で行われています。妊婦さんとそのパートナーを対象とした「両親学級」、パートナーのみを対象とした「父親学級」などもあります。

母親学級は任意参加なので、どこが主催する学級に参加しても良いですし、複数のセミナーに参加することもできます。一方、仕事や体調不良などの理由で、母親学級にまったく参加できないというケースもあります。

母親学級は平日の昼間に開催されることが多いため、仕事をしている妊婦さんの場合、妊婦健診で精いっぱいで母親学級までは調整できないこともあります。また、第二子以降の出産の場合は、第一子のときの経験から母親学級はもう必要ないと考えたり、子育てをしながらの参加は現実的ではなかったりするようです。

母親学級に参加することで得られる情報・知識

母親学級の内容は主催者によって様々ですが、大きく分けると「知識を学ぶための講座」と「実習形式の講座」の2種類があります。

【知識を学ぶための講座】
・妊娠中の栄養・食事・体重管理
・出産・入院の準備
・出産の流れ
・母乳の利点、おっぱいマッサージなど
・歯科医師による、妊娠中の口腔ケア指導

【実習形式の講座】
・妊婦体操・ヨガ
・出産時の呼吸法の練習
・赤ちゃんのお世話の練習(沐浴指導など)

新生児の重さの人形を使ってお世話の練習をすることで、母親や父親になるのだという実感がわいてくる人も多いようです。中には、パートナーに妊婦さんのお腹と同じ重量のベルトをつけてもらい、妊婦生活の大変さを体験してもらうという講座もあります。

妊婦体操やヨガは、身体をほぐして産道を柔らかくすることでき、出産が楽になる効果があるようです。入院時の持ちものや入院中の生活は産院ごとに異なるので、産院主催の母親学級に出ることができれば心強いですね。

母親学級に参加できない場合、どうしたらいい?

母親学級に参加する目的は、「出産・育児の知識を得ること」です。母親学級に参加できない場合は、それらの知識を補えるよう工夫をしましょう。以下のようなところで情報を集めることができます。

■担当医や助産師
妊娠の経過を知っている担当医や助産師なら、個人個人の患者の体調やライフスタイルを知っているので、その人に合った情報とアドバイスを提供できます。もし疑問点があれば健診時に尋ねてもいいですし、電話での問い合わせに応じてもらえるケースもあります。

■自治体(保健所、保健センターなど)
自治体の保健師は母親学級の運営を担当しているので、実施内容について教えてもらうことができるほか、疑問に対して専門家の立場から回答してもらえることもメリットです。地元密着した情報も提供してもらえるので、ぜひ相談してみてください。

■書籍
妊娠・育児のための総合的な育児書もありますし、分野別に細かく分かれたものも多くあります。先輩ママの体験談などが多く盛り込まれた雑誌もいくつか発行されているので、読み比べてみてはいかがでしょうか。

■インターネット
パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンからも手軽にインターネットにアクセスできるので、知りたい時に手軽に調べることができます。相談や疑問に答える形のサイトや、口コミや体験談が充実したサイトもあるので参考になります。

本やインターネットを活用するときには、自分のケースに当てはまるかどうかの判断が難しい場合もあるので、情報の選択は慎重にするよう心がけてください。

まとめ

母親学級は複数回で構成されていることも多く、全部に参加するのはなかなか大変かもしれませんが、出産という人生のビッグイベントに臨むに当たり、有益な情報を得ることができる貴重な機会です。妊娠中に抱えがちな悩みを参加者同士で共有できたり、様々な実習を通して少しずつ母性を育んでいけたりといったメリットもあります。

全部に出席することが難しくても、可能な範囲で参加するようにしてみたり、ここでご紹介したような方法で知識を補ったりしてみてください。

Share!