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  5. 日本脳炎とは?原因、感染経路、症状、予防法、リスクまとめ

日本脳炎とは?原因、感染経路、症状、予防法、リスクまとめ

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日本脳炎とは、蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって脳炎を起こす感染症です。高い発症率ではありませんが、かかった場合には重度の障害を引き起こす可能性があり、最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい病です。原因や具体的な症状、予防法などをご紹介します。

目次 日本脳炎ってどんな病気?
日本脳炎の原因・ウイルスの感染経路
日本脳炎の主な症状・潜伏期間
日本脳炎の予防方法および予防接種
日本脳炎に感染してしまった場合のリスク
まとめ

日本脳炎ってどんな病気?

日本脳炎とは、主にコガタアカイエカという蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによって引き起こされる病気です。ヒトからヒトに感染することはありません。潜伏期は、およそ6日〜16日ほどあると考えられています。

日本脳炎の最も恐ろしい点は、 症状が現れたときには既にウイルスが脳細胞の中に入り込み、脳細胞を破壊し始めているということです。さらに、特効薬がないため、子どもの場合は一度発症すると死亡の確率が高いということも挙げられます。仮に助かったとしても、後遺症が残る可能性が高くなります。

東京都感染症情報センター

日本脳炎の原因・ウイルスの感染経路

日本脳炎の原因となるウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルスに属しており、黄熱病を引き起こすウイルスと同じ種類に分類されています。このウイルスは、はじめは豚・馬・サギなどの体内に入りこみ、症状を現さないまま体内で増殖していきます。次に、これらの動物の血液を吸った蚊がウイルスに感染し、ウイルスに感染した蚊に刺されることによって人体に感染します。

このように、日本脳炎への感染経路は、感染した動物を刺した蚊を介するパターンがほとんどであると考えられています。日本脳炎にかかった人を刺した蚊が新たに別の人を刺して、感染が拡大するということはありません。ウイルスを媒介するコガタアカイエカは、水田などに住んでおり、日本中どこにでもいる蚊です。

東京都感染症情報センター

日本脳炎の主な症状・潜伏期間

一度日本脳炎ウイルスが人間の体内に侵入すると、リンパ節で増えながら血液の中を流れていきます。多くの人は、この段階でウイルスに対する抗体を自然に作るため、感染しても症状が出ない場合がほとんどです。実際に症状が現れるのは100~1000人に1人程度のようですが、幼い子どもやお年寄りなど、抵抗力の弱い人は発症の確率が上がるといわれています。

発症の可能性は低い一方、発症してしまうと死亡リスクが高いのも特徴です。特に、子どもの場合は重症化しやすいともいわれています。感染すると、6日〜16日の潜伏期を経て以下のような症状が突然現れるので注意してください。

まぶしさを訴える(光過敏症)
38度〜40度、もしくはそれ以上の高熱を出す
頭痛、めまい
食欲不振、腹痛、嘔吐、下痢
顔から表情が消える(筋肉の硬直のため)
手足が動かなくなる
首の後ろがかたくなる
けいれん
意識不明
呼吸困難
髄膜炎

初期症状は、頭痛や腹痛、発熱など、風邪とよく似ています。しかし日本脳炎の場合は、筋肉の硬直や突然の高熱といった症状がすぐに現れます。このような症状が出てしまったときには、すでに脳にウイルスが侵入しており、炎症を起こしています。

脳が直接ダメージを受けてしまうので、一命を取り留めた場合にも、何らかの後遺症が残りやすくなります。後遺症には重度の精神障害や知的障害、手足のマヒなどがあり、生涯続くこともあります。

日本脳炎の予防方法および予防接種

日本脳炎を予防する上で重要なことは、蚊に刺される機会を減らすように努めることです。具体的には、蚊よけスプレーやローション等を使用したり、夏場でも外に出るときは長袖・長ズボンを着るようにし、露出を減らして皮膚を防御したりしましょう。蚊は体温が高い人に寄りつく習性があるため、平熱の高い子どもは特に注意が必要です

また、予防接種によって日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができるともいわれています。時間の経過に伴って効果が薄れるため、時期をずらして複数回の接種を受ける必要があります。

標準的な日本脳炎の予防接種スケジュール

1期接種
初回接種については3歳~4歳の期間に6~28日までの間隔をおいて2回、追加接種については2回目の接種を行ってから概ね1年を経過した時期に1回の接種を行います。

2期接種
9歳~10歳までの期間に1回の接種を行います。(2期接種は9歳以上13歳未満の期間で1度受けられます。)

日本脳炎に感染してしまった場合のリスク

感染しても無症状のまま抗体が作られる場合がほとんどなので、感染したからといって、ただちに日本脳炎が発症するわけではありません。ただし、以下のようなリスクがあるため注意が必要です。

・症状が現れたときには、すでに脳炎が進行中である
・対処療法しかなく、効果的な薬が開発されていない
・日本脳炎による後遺症は50%程度と考えられているが、軽いものも含めると、何らかの後遺症が残る場合が多い
・小さな子どもの場合、重度の後遺症が残る可能性が高い
・致死率が20〜40%ほどある

まとめ

日本脳炎は、発症すれば重大な後遺症を残したり、死に至るケースもある恐ろしい病気です。一方で、定期的なワクチン接種と日常生活における予防を行うことで、多くの場合は発症を防ぐことができます。子どもに予防接種を受けさせる場合は、しっかりとスケジュール管理をして、決められた回数の接種を受けるようにしましょう。

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