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【徹底比較】hMG-hCG療法・ブセレキュア・ゴナールエフ、効果・費用・メリット・デメリットまとめ

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不妊治療で使われる「hMG-hCG療法・ブセレキュア・ゴナールエフ」3種類の治療法のうちどれが1番効果があるのか?費用や副作用は?など徹底的に比較してまとめました。

目次 hMG-hCG療法とは?
ブセレキュアとは?
ゴナールエフとは?
どれが一番効果が高い?
どれが一番副作用のおそれが高い?
費用はどれが一番高い?
3つの療法のメリット徹底比較!
3つの療法のデメリット徹底比較!
しっかり理解して自分に合ったものを選びましょう
メリット・デメリットを理解して、治療を受けましょう

hMG-hCG療法とは?

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hMG-hCG療法とは、別名「ゴナドトロピン療法」といい、不妊治療で使われる排卵誘発法です。ゴナドトロピンは脳の下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)のことをいいます。

通常ゴナドトロピンが放出されることで卵巣が刺激され、卵胞が成長し排卵が起きますが、排卵障害などでゴナドトロピンがうまく分泌されず排卵が起こらない人や、数ヶ月に一度しか排卵が起きない人がいます。この場合にゴナドトロピンを投与する「hMG-hCG療法」が行われます。

hMGは、卵胞を成長させる薬で、hCGは成熟した卵胞から排卵を促す作用があります。従って「hMG-hCG療法」は、hMGの投与後にhCGによる治療を行うという流れになります。

出典 : みむろウィメンズクリニック

ブセレキュアとは?

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ブセレキュアとは主に、体外受精の採卵で卵子が自然に排卵してしまうのを防ぐ目的で使われる点鼻薬です。体外受精の採卵で卵子が自然に排卵してしまうのを防ぐ目的で使われる点鼻薬です。本来は子宮内膜症や子宮筋腫の治療薬として作られましたが、不妊治療の薬としても使われています。

ブセレキュアは別名「GnRH誘導体製剤」といい、ゴナドトロピン放出ホルモンである「GnRH」と同じ作用のある薬です。GnRHは黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの分泌を促す役割があります。

ブセレキュアは体内で放出されるGnRHより強い効果を持ち、使用するとホルモンが一気に増加します。その後過剰に増えたホルモンの分泌を抑制する働きを利用して、ホルモンの分泌を抑えたい体外受精の採卵時や子宮内膜症の治療使われます。

ブセレキュアで排卵誘発を目的として使用する場合は、卵胞が成熟した段階で短期的に投与します。するとホルモンが急激に分泌され「フレアアップ」という現象を起こし排卵を促す効果が期待できます。

出典 : 浅田レディースクリニック(GnRHアナログ)

ゴナールエフとは?

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ゴナールエフとは、FSH製剤の一種で女性の無排卵や希発排卵などの治療で使用されます。その効果は卵胞刺激ホルモン(FSH)と同じ作用があり、卵胞を育てる働きをします。

排卵誘発の目的で使用する場合、ゴナールエフで卵胞を成熟させたのち、排卵を促す作用のあるhCG製剤を投与する治療法がなされます。ゴナールエフは主に注射による投与で、効果が強いため、クロミッドなどの経口薬で効果が現れなかった場合に使用されます。

そして定められた期間中、毎日注射をする必要があるので自宅でできる自己注射で治療することがほとんどです。また男性の不妊治療にも効果が期待でき「低ゴナドトロピン性男性性腺機能低下症」などによる無精子や乏精子症の治療にも使用されます。

どれが一番効果が高い?

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一番効果が高い治療法は、薬の作用が強い「hMG-hCG療法」と言えるでしょう。しかし個々の体の状態によって治療法は異なりますので、全ての人にhMG-hCG療法の効果が一番高いとは言えません。

■hMG-hCG療法の効果
hMG-hCG療法は、重度の排卵障害やPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の人によく利用されます。他の排卵誘発法で効果がなかった場合に用いられるほど効果が高く、妊娠の可能性を高めることができますが、体への負担が大きくかかり、副作用が現れやすいので医師と良く相談することが重要です。

■ブセレキュアの効果
ブセレキュアは主に、体外受精をしている人に効果があります。体外受精では、一度の採卵で成熟した卵子を複数得ることが必要になりますので、ブセレキュアで卵胞の成長をコントロールします。

ブセレキュアを投与すると卵胞の成長を促す「卵胞刺激ホルモン」の分泌されますが、長期に渡って投与すると分泌量が抑制する働きがあります。排卵を誘発したいときは短期的に使用し、排卵に必要なホルモンを上昇させ排卵を促します。

■ゴナールエフの効果
ゴナールエフは、卵胞の発育状態が良くない方に効果が現れやすく、経口薬で効果が現れなかった場合に用いられます。

どれが一番副作用のおそれが高い?

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■副作用のおそれが一番高いのは?
副作用のおそれが一番高いのは「hMG-hCG療法」です。hMG-hCG療法は効果が強力である反面、副作用も強く現れます。なかでも一番注意したいのが「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」です。

卵巣過剰刺激症候群とは、排卵誘発剤を投与し卵胞が刺激されることで卵胞の外にある卵巣が大きく腫れたり、腹水や胸水が貯まったり、最悪の場合は命に関わる合併症を引き起こしたりする病気です。

■ブセレキュアの副作用
ブセレキュアは排卵誘発の目的で短期的に使用するのであれば、重大な副作用の心配は少ないとされています。主な副作用としては「頭痛」「肩こり」「ほてり」などの一時的な症状がほとんどです。

しかし長期的に使用する場合は、エストロゲンの低下や脱毛、また稀にアナフィラキシー反応など重大な副作用を発症する恐れもありますので注意が必要です。

■ゴナールエフの副作用
ゴナールエフはhMG-hCG療法と同じく注射で薬を投与するので、副作用のおそれが高くなります。発症の可能性がある重大な副作用は、「卵巣過剰刺激症候群」「血栓症」「アナフィラキシー反応」です。hMG-hCG療法に比べると薬の強さが弱まるのでその分、発症率も下がります。

卵巣過剰刺激症候群 - 永遠幸 藤野婦人科クリニック

費用はどれが一番高い?

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費用は薬の量や投与回数に個人差がありますので一概には言えないのですが、一番高いのは「ゴナールエフ」と考えられます。

一般不妊治療は保険適用となる場合が多く、注射代のみで1回あたり約1,000円弱〜15,000円程度。ペンタイプの注射器で薬の量が多い場合が一番高い料金になります。回数は1週間〜10日間毎日打つ必要があり、自宅で自己注射する場合は指導料や手技確認料なども別途必要になります。

「hMG-hCG療法」も一般不妊治療は保険適用となる場合が多く、注射代のみで1回あたり数百円〜数千円程度です。回数はhMG注射が6〜10日間、毎日もしくは1日おきに病院にて投与します。その後hcg注射を1回(数百円)打ちます。

「ブセレキュア」は保険適用外の薬になります。1本8,000円〜15,000円と病院によって料金が大きく異なりますが、1本の量で1日3回、約14日分使用できるので、他の2つに比べると安価になります。

排卵誘発剤の料金設定は病院によって異なりますので、あらかじめ確認することをおすすめいたします。

出典 : SMC諏訪マタニティークリニック

3つの療法のメリット徹底比較!

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1.hMG-hCG療法のメリット
hMG-hCG療法のメリットは「排卵誘発の効果が高い」ことです。不妊治療においてタイミング療法とクロミフェンで妊娠しなかった場合に、次のステップとして用いられるため、高い効果が期待できます。

そこから妊娠する確率は個人の体の状態により大きく数値が変わるので一概には言えませんが、きちんと排卵が起こることで妊娠する確率は上がります。そして無月経症や体外受精など様々な症状にも効果が期待できます。

2.ブセレキュアのメリット
ブセレキュアのメリットは、「重大な副作用の心配が少ない」ことです。主な副作用は、ほてりや頭痛など一時的な症状がほとんどですので、飲み薬や注射薬よりも使いやすいとされています。また、ジェネリック医薬品のため比較的安価で使用することができます。

3.ゴナールエフのメリット
ゴナールエフのメリットは「自己注射で通院の負担を軽減でき、経口薬よりも効果が現れやすい」ことです。本来、注射を打つために毎日通院する必要がありますが、医師の指導を受ければ自宅で注射することができます。また注射から直接投与するため、飲み薬よりも効果が現れやすいとされています。

3つの療法のデメリット徹底比較!

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1.hMG-hCG療法のデメリット
hMG-hCG療法のデメリットは「副作用が現れやすい」ことです。薬の作用が強く効果が現れやすい分、副作用も出やすくなります。とくに卵巣過剰刺激症候群と多胎妊娠になる可能性が高いことで知られています。hMG-hCG療法を行っている患者のなかで卵巣過剰刺激症候群の発症率は約10〜20%、多胎妊娠の確率は約21%と言われています。

2.ブセレキュアのデメリット
ブセレキュアのデメリットは「使用回数が多い」ことです。長期的に使用する場合は月経開始の約1週間前から排卵日まで毎日1日3回使用することになります。ですので長時間の外出をする際は持ち歩き、定められた時間に使用する必要があります。

3.ゴナールエフのデメリット
ゴナールエフのデメリットは「費用が高い」ことです。長くて10日間毎日打つ必要があり、自宅での注射をする場合、自己注射指導料や持ち帰りセットなど注射薬以外の費用がかかります。

さらに必要に応じて定期的に超音波検査を受ける場合がありますので、その際は診察料や超音波検査料なども加算されます。注射薬の量や保険適用内かどうか、そして病院によっても料金が大きく変わりますのであらかじめ確認しておいた方がよいでしょう。

出典 : みむろウィメンズクリニック (hMG-hCG療法)

出典 : 日本産婦人科医会 (多胎妊娠率)

しっかり理解して自分に合ったものを選びましょう

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自分に合ったものを選ぶには、まず病院で検査と医師の診察を受け、体の状態を知ることです。その上でそれぞれの排卵誘発法と自分の病状を照らし合わせてみましょう。

重度の排卵障害であればhMG-hCG療法を。体外受精を行う場合はブセレキュアを。卵胞が育ちにくく経口薬で効果が現れなかった場合はゴナールエフを、など、症状や目的によって治療法は変わります。

間違った治療法を選ぶとなかなか効果が現れなかったり、副作用を引き起こしたりする場合もありますので、しっかり理解して選ぶことが重要です。

メリット・デメリットを理解して、治療を受けましょう

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3つの不妊治療法を徹底比較しましたが、それぞれ薬の強さや費用、使用頻度などが異なり、総合的にどの療法がいいとは言い切れません。しかし自分の体に合った療法を選ぶことで、効果を得られる確率は上がります。

また、どの排卵誘発法にもメリットとデメリットがありますが、メリットだけで選ぶのではなく、副作用や費用などデメリットとなる部分をしっかり理解し、医師や家族と話し合った上で選び、治療を受けることが大切です。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

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この記事を書いた人

しゅか

初めまして☆
1児の新米ママ、しゅかです!
育児は初めてのことだらけですが、
子どもに癒されながら楽しく育児してます♪♪

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