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【助産師が教える】「切迫早産」は赤ちゃんがママに送ってくれている大切なサインです

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「切迫早産なので、自宅で安静に過ごしてくださいね。」医師からそう指示があったら、あなたはどのような生活を送りますか?多くの妊婦さんが不安を抱く「切迫早産」ですが、自宅で安静とはどの程度なのか?どうして安静にしなければならないの?と気になりますよね。ここでは、切迫早産による安静生活についてお話しします。

「切迫早産」とは

妊娠中のママなら1度は聞いたことがある「切迫早産」。
皆さんはこの切迫早産が、具体的にどのような状態のことを指すのかご存知ですか?

日本産科婦人科学会では、切迫早産について下記のように説明されています。

早産になりかかっている状態、つまり早産の一歩手前の状態を切迫早産といいます。子宮収縮が頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態や破水(子宮内で胎児を包み、羊水が漏れないようにしている膜が破れて、羊水が流出している状態)をしてしまった状態のことです。

この説明にある状態は、入院治療をしなければならないほどの「重度の切迫早産」です。

実際にここまで重度ではないものの

・ちょっとおなかが張っている感じがする
・たまに少しだけ黒っぽい出血がある
・自覚症状はないけれど、超音波検査で子宮頚管が少し短めと言われた


このような「軽度の切迫早産」の場合は、医師から「自宅で安静に過ごしてね」と言われることがよくあります。

「自宅で安静に」とはどの程度?

「自宅で安静に」と指示があったものの、一体どの程度安静にしていればいいのでしょうか?

・会社へ行く、また仕事をするのはやめましょう
・重いものを持ったりしなければ、日常的な家事程度であればしてもよい
・おなかが張るようであれば横になって過ごす
・お風呂とトイレ以外は動かないように


など、行動規制の程度はさまざまです。

安静にしていることが切迫早産の進行を防ぐかどうかは、意見が分かれるところです。
動くとおなかが張るので動かなければいい、そんな意味もあります。

しかし意外と知られていない安静の目的は「子宮への血液の流れを良くすること」だといいます。

子宮への血流が良くなる生活を意識しよう!

血液は身体全体に流れていますが、いつも同じように流れているわけではありません。
実は、必要なところに必要なだけ流れるようになっているのです。

例えば、食後は消化器への血流が増えて消化・吸収を助けてくれます。
仕事をしたり考え事をしている時には、脳への血流が多めに必要となるでしょう。
運動をしている時には使われている筋肉が酸素を必要としますが、その酸素を運ぶのが血液です。

このように私たちの身体は、その時々で私たちに必要なことを行ってくれているのです。

お仕事をされている妊婦さんは、日中仕事をしている時の胎動よりも、夜眠る時の胎動のほうが大きいと感じることはないですか?
それは、忙しく働いている日中よりもゆったりと過ごす夜のほうが子宮への血流が増えるため、赤ちゃんが活発になるというわけなのです。

つまり、本来の安静の目的である「子宮への血液の流れを良くする」ためには、他の部位を働かせないほうが良いということ。

例えば、安静にしている間ずっと何かを食べ続けていたり、ひたすらスマホで情報を検索していたり、必要以上に妊娠・出産への不安を抱え続けていたり…。
これらの行動をしていると子宮への血液の流れが悪くなり、より重度の切迫早産に陥る可能性がある、ということです。

おなかが少し張り気味だったり、医師から「切迫早産だから安静に」と指示があった場合には、安静にしながらもゆったりと心地よい音楽を聴いてみる、軽く足首を回すなどの運動を取り入れ、赤ちゃんのための準備と思って楽しんでみると、いいかもしれませんね。

切迫早産は赤ちゃんからのサイン!軽度であっても安静に

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切迫早産は軽度・重度にかかわらず、早産になりかかっている危険な状態ということに変わりありません。
妊婦さんの不安はもちろんですが、おなかの中にいる赤ちゃんも不安だということを忘れないでくださいね。

赤ちゃんも、できるだけママのおなかの中で育ってから生まれたいと思っています。
そのためには赤ちゃんが居心地が良いと感じられる胎内環境を作ってあげたいものです。


ママにとっては、動かずにゆったりと過ごす1日は長く感じるかもしれませんし、具合が悪いわけでもないのに横になって過ごすのは大変なことかもしれません。
しかし「切迫早産」は、赤ちゃんがママに送ってくれているサインです。

赤ちゃんのサインをしっかり受け取って、ゆっくり安静に過ごしてくださいね。

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この記事を書いた人

utico

福岡で活動している助産師uticoです。
妊婦さん大好き、出産大好きな助産師ですが、2015年IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)という資格をと...

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