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公開 2016年02月27日  

チャイルドシートの取り付け方!付ける位置・方法・場所まとめ

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小さい子供、赤ちゃんがいるご家庭で外出時はチャイルドシートは必需品ですね。しかしつける場所や注意点があることはご存知ですか?我が子を守るためにも安心して装着できるようにまとめてみました。


目次 チャイルドシートに関する法律
チャイルドシート取り付け方①付ける位置
チャイルドシート取り付け方②固定のポイント
してはいけないこと・その他の注意点まとめ
乳児と幼児はシートを付ける向きが違う?
後ろ向きを前向きに変えるのはいつ?
まとめ

チャイルドシートに関する法律

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平成12年4月に道路交通法が改正され、6歳未満の乳幼児のチャイルドシート着用が義務化されました。なかには免除される場合もあります。チャイルドシートの法律についてみていきましょう。

■6歳未満の乳幼児は着用義務化
何歳まで着用するの?という疑問の声が多いですが、基本的に6歳未満の乳幼児は全員チャイルドシートは着用が義務されています。着用しない時は法律違反になり、違反点数が1点加算されます。

一方、身長140cm以上の子どもはシートベルトの着用が義務づけられています。シートベルトの構造上、身長140cm以上対象に造られているためです。

■チャイルドシート着用が免除される場合
①バスやタクシー
バスやタクシーを乗車される場合はチャイルドシートが着用免除されます。 

②チャイルドシートの設置数
チャイルドシートを可能な限り設置しても、設置数より多く子どもが乗車する場合(しかしチャイルドシートに座れない子どもに限ります)。

③6歳未満で身長140cm以上の子ども
シートベルトを着用しましょう。

④授乳、おむつ替え
やむを得ない場合は免除されますが、できるだけ停止して行いましょう。


チャイルドシート取り付け方①付ける位置

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チャイルドシートの装着する席はどこでもいいわけではありません。万が一のことを踏まえて設置場所を考えましょう。またチャイルドシートのメーカーや装着する車によっては取り付け方が違うので、チャイルドシートの説明書や車の説明書をよく呼んでから設置しましょう。

■一番安全な席は後部座席中央席
万が一交通事故が起きてしまった際、総合的に安全なのは後部座席中央とも言われています。

正面衝突の場合には、運転席と助手席の間に衝撃で吹き飛ばされても手足が挟まることなく、前席にぶつかることも避けられるからです。また横からぶつかる交通事故の場合には、空間があるためガラスやドアからの直接的なダメージが減少されます。

■助手席に装着は避ける
エアバック付きの助手席に装着すると大変危険です。エアバックが作動し膨らんだ際に、はじけとばされてしまう可能性があります。またサイドミラーが見えなくなってしまったり、赤ちゃんに気が取られてしまって運転にも支障がでやすくなってしまいます。


チャイルドシート取り付け方②固定のポイント

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まずは取り扱い説明書をしっかりと読み、正しくチャイルドシートを装着することが大切です。

チャイルドシートには必ず取り扱い説明書があります。取り扱いDVDが付属されている場合もあります。車の取り扱い説明書もよく読んでおきましょう。

チャイルドシートのメーカーや装着する車によって付け方はさまざまな方法があります。しっかりと正しく付いている状況とはどのような感じなのでしょうか?チャイルドシートを手で横に揺らしてみたり、左右に動かしてみましょう。動きが約3センチ以内であれば正しく装着できていると考えてよさそうです。

大きく動いてしまった時は取り付け方法が間違っている可能性が考えられます。もう一度取り付け方を改めてみましょう。

またベルトにたるみができてしまったり、ねじれていることも注意して確認しましょう。座席の背もたれに隙間がある場合も間違った取り付け方法とも考えられます。もう一度確認してみて下さい。


してはいけないこと・その他の注意点まとめ

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チャイルドシートを正しく安全に使用するために気を付けていきたいポイントをまとめます。

■装着したらもう一度確認!
シートベルトで正しく固定されいるか、バックルに確実に差し込まれているかもう一度確認してみましょう。またハーネスやベルトなどお子様の身体に合わせて調節していきましょう。

■腰や肩など外れていませんか?
腰や肩が外れていると落下してしまう可能性があります。片側の肩しか通していない場合も危険です、きちんと両側の肩と腰が固定されていることを確認しましょう。

■正しい着座姿勢
正しい角度で座れておらず、間違った角度の場合はチアノーゼを起こすおそれがあります。逆に圧迫しすぎにも注意しましょう。またインナークッションが付属されている場合はインナークッションの位置なども確認してみましょう。


乳児と幼児はシートを付ける向きが違う?

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チャイルドシートにはさまざな種類とメーカーがあり、それぞれ付け方が違います。チャイルドシートの付け方には主に後ろ向きと前向きの二つがあり、ここでは向きの違いを説明します。

■後ろ向き
チャイルドシートを後ろ向きにして赤ちゃんを乗せると、運転席から赤ちゃんの顔や様子が見えなくてとても不安ですよね。ですが万が一事故が起きてしまった場合に、後ろ向きのほうが乳児が衝撃を受ける負担を少なくなります。

乳児期は首や腰が座っていない時期が多く、やわらかい体で頭を支えています。そのため背中や肩などで面積を広げていくことで前向きより衝撃を減少させることができます。

■前向き
子どもの成長するにつれて後ろ向きのままだと足が座席にぶつかってしまう、ベルトがうまく装着できないなどの問題が起こってきます。子どもの身長、体重が大きくなってきたら、正しく装着するために前向きにしましょう。


後ろ向きを前向きに変えるのはいつ?

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体重が10kg以上超えたら前向きシートにしましょう。メーカーによってもさまざまですが、最近では13kgまでの製品もあるようです。大体1歳頃には前向きで座っている赤ちゃんが多いようです。

赤ちゃんも周囲が見えてくると前向きに座りたがるようになるようです。ママやパパの顔が見え安心する赤ちゃんも多いようなので様子を伺いながら安心して運転できるといいですね。


まとめ

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チャイルドシートには法律や義務があり、いろいろなルールがありましたね。またチャイルドシートは大体5~6年程使用することが多いようです。子どもの安全を守り、我が子と楽しく安心して外出できるようにじっくりと検討し、ご家庭にあったチャイルドシートを選べるといいですね。

子どもの成長はあっという間なのでその時々に対応できるようなチャイルドシートを使い、子ども親も快適に過ごせるような車内環境を心掛けて下さい。


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