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どうなってるの? 昨今の保活(ホカツ)事情(2) 待機児童数の読み方

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巷では、保育園は足りないという話ばかり。どうして足りないのか、何を見れば両立のしやすい地域が分かるのか、について解説します。

出典:https://www.flickr.com/photo.gne?id=14194805920

都市部では、保育園がまだまだ足りない

平成23年度の総務省調査によると、子育て世代(25~45歳)の女性の7割前後が何らかの形で仕事をしており、その比率は、この10年で5~10ポイント上昇しています。さらに、潜在労働力率(就業希望者数を加味した比率)で見ると、約8割の方が、結婚や出産を経ても何らかの形で仕事を続けたいと考えています。こうした流れとともに保育所を利用する子どもの年々増加しており、現在(平成26年4月)、全国で234万人となっています。



ただ、保育所を申し込んでも入れない「待機児童」の数は、全国でまだまだ多く、6年連続で20,000人を超えており、保育所を確保できず、仕事復帰の時期を泣く泣く遅らせたり、断念したりするママたちも少なくありません。



そのような状況を受けて、政府は、「待機児童解消加速化プラン」をスタートさせ、平成25~29年度までの5年間で40万人の保育定員を増やすという計画を進めています。現在のところ計画通りのペースで整備が進んでいるとのことですが、同じようなペースで利用希望者も増えているため、まだ需要に追い付いていないのが現状です。

女性の年齢階級別労働力率(平成13,22,23年)

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出典:http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/11gaiyou.pdf

待機児童の数では「過酷さ」を比較できない

そして、この待機児童問題は、地域的な偏在があるのも特徴です。



“待機児童問題は都市問題”とよく言われるくらい、その状況を都道府県別に見てみると、東京・大阪・愛知・福岡・宮城など大都市を抱えるエリアで待機児童が多くなっています。都市部では、人口の流入が増えていること、認可保育園など一定の面積を取れる物件が確保しにくいこと、近くに子どもの世話を頼める親と離れ、自分たちだけで仕事と子育てを両立しようとする子育て世帯が多いこと、など、幾つかの理由が重なって、保育園を利用したい保護者のニーズに、施設の整備が追い付かないという状況があります。



ただ、ここで気を付けたいのは、メディアでは「この市(区)は待機児童が多い」と、待機児童の「絶対数」の大小で問題が語られることが多いのですが、そもそも地域ごとに、面積も人口の規模も違いますし、世帯構成も異なります。このため、「保育園に入る難易度」をより正確につかむためには、例えば、「待機児童比率(待機児童数÷認可保育所申込者数)」のような、別の指標も合わせて見る必要があるでしょう。



また同時に、待機児童の定義が自治体(市区町村)ごとに異なっているという背景もあり、単純比較できないということも頭に入れておく必要があります。例えば、待機児童ワースト1を記録し続けている世田谷区ですが、他の自治体と同じ基準で計算すると、待機児童数は半分になると区長はコメントしています。

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この記事を書いた人

長岡 美恵

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