1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. 【切迫流産・切迫早産対策】ウテメリン点滴とは?効果・副作用・費用まとめ

【切迫流産・切迫早産対策】ウテメリン点滴とは?効果・副作用・費用まとめ

【切迫流産・切迫早産対策】ウテメリン点滴とは?効果・副作用・費用まとめのタイトル画像

お腹の張りや痛み等を感じ切迫流産、切迫早産と診断された場合、処方されることの多いウテメリン。妊娠中に薬を飲んで大丈夫?赤ちゃんに影響はないの?と不安になるママが多いと思います。今回はそんなウテメリンの効果や副作用、費用をまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015196251
目次 ウテメリン点滴とは?
ウテメリン点滴はいつまでにすべき?利用方法
ウテメリン点滴の切迫流産・切迫早産への効果
ウテメリン点滴の副作用・胎児への影響
ウテメリン点滴の平均費用・保険適用の有無
まとめ

ウテメリン点滴とは?

ウテメリンは切迫流産や切迫早産の治療薬として用いられ、子宮収縮に伴う症状を改善することで妊娠を継続させ低出生体重児出生を予防する働きが一般に知られています。主に16週~35週の切迫流産切迫早産と診断されたママに使用されます。

16週以前は効果が薄く副作用の少ないズファジランが使用されるのが一般的です。リトドリンが処方される場合がありますが、リトドリンはウテメリンのジェネリック医薬品なので効果効能はウテメリンと同じと考えてください。

ウテメリンはリトドリン塩酸塩を主成分とし、英語の uterus(子宮)とmerit(有益な作用)を合わせウテメリンと名付けられています。様に切迫流産、切迫早産のママの為に作られている薬です。

ウテメリンは錠剤で経口する場合と点滴として投与する場合があります。症状が比較的軽く自宅療養で済む場合は錠剤で経口し、緊急を要する場合は即効性の高い点滴として投与されます。点滴での投与となった場合は入院し24時間点滴を行うこととなります。

切迫流産・切迫早産とウテメリン(塩酸リトドリン)ー葛飾赤十字産院

ウテメリン点滴はいつまでにすべき?利用方法

子宮収縮が落ち着き切迫流産、切迫早産の恐れがなくなったと判断されるまで点滴は寝る時もトイレに行く時も24時間体制で行われます。ウテメリン点滴が始まると入院が長引くことが多く1カ月2カ月ウテメリン点滴とお付き合いするママも多いです。

病院にもよりますが、点滴は1週間ごとに差し替えられますが、長期間点滴をしていると血管がもろくなり2~3日で腕が腫れてしまい差し替えになることもあります。1か月も経つと腕は点滴の跡だらけになってきます。

お腹の張りの状態を見ながら徐々にウテメリン点滴の濃度を減らし最終的にウテメリン錠剤で張りが抑えられるか確認します。ウテメリン錠剤で張りが抑えられるようであればウテメリン点滴を外すことができます。ウテメリン錠剤は通常のお薬のように食後等ではなく、6~8時間おき等決まった時間おきに服用します。夜中であって起きて飲む必要があります。ウテメリン点滴が外れ退院できたママはその後自宅安静となり、ウテメリン錠剤を35週まで服用することが多いようです。

また、病院によりますが張りが治まらないママも基本的に35週いっぱいで点滴を外します。点滴が外れると退院することができます。37週まで自宅で安静にし、37週以降は正期産なので動いても大丈夫です。36週から出産まではお家で過ごすことができるママもいますが、そのまま出産になってしまうことも珍しくありません。しかし、36週になれば早産と言っても未熟児等の事はありますが、障がいが残るような問題はないことが多いです。

ウテメリン点滴の切迫流産・切迫早産への効果

切迫流産、切迫早産と診断される症状として、お腹の張りが定期的に起こる、子宮口が開き始めている、出血がある等があります。これらの症状は子宮の収縮が原因で起こることが多く、切迫早産と診断された場合、安静生活を送ると共に子宮の収縮を抑えるウテメリンを使用します。

ウテメリンは子宮の収縮を抑え切迫流産、切迫早産の症状を改善してくれる効果が期待できます。

子宮を始めとする内臓や全身に張り巡らされる血管は自律神経によってバランスがとられ、自身の意志ではコントロールができません。運動している時などの活発活動している時は交感神経が優位に立ち、リラックスしている時は副交感神経が有意に立ちます。

子宮は平滑筋と言う筋肉でできていますが、他の内臓同様もちろん自身の意思で張りをコントロールすることができず、自律神経によって調整されています。子宮の平滑筋は交感神経が優位になった時に刺激されるβ2受容体が存在します。

β2受容体が刺激を受けることで子宮は弛緩します。交感神経が優位になっているときに子宮が収縮します。この性質を利用しウテメリンを投与することでβ2受容体が刺激され収縮していた子宮を弛緩させます。その為ウテメリンを服用すると交感神経が優位に立つようになるため、体は運動をした後のように動悸や息切れ等を感じることがあります。

ウテメリン錠剤に比べウテメリン点滴は直接静脈に投与する為効果が高く安定的に得られ、即効性があります。その為、切迫流産、切迫早産と診断されたママの中でも緊急性の高いママが行う治療となります。張りの強さや頻度によって投与されるウテメリンの濃度は調整されます。効果が薄く張りが治まらないようでれば高い濃度で投与されます。

高濃度で投与しても中にはウテメリ点滴で効果が表れないママがいます。そんな時はウテメリンよりも効果が高いマグセントがあります。マグセントはウテメリンよりも副作用が高いとされています。もし、ウテメリン点滴でも効果が表れない時は先生と相談して薬を変更してみてもいいかもしれません。

役に立つ薬の情報~専門薬学 | 薬・薬学・専門薬学・薬理学など

ウテメリン点滴の副作用・胎児への影響

ウテメリン点滴は副作用が少ないといわれています。今後の生活に影響するような副作用は少ないかもしれませんが、実際にウテメリン点滴を行っている最中は多くのママが副作用を感じることが多いです。

ウテメリン点滴を始めると交感神経が活発になる為、脈が速くなり動悸や手の震え等が起こります。また、頭痛や吐き気、倦怠感、発熱が起こることがあります。これらの症状はウテメリン点滴開始2時間ほどから現れますが、一週間ほどウテメリン点滴を行っていると徐々に体が慣れ落ち着く場合が多いです。しかし、脈が速い状態は続くので少し動いただけで息が上がる等の症状は続くことが多いです。

この他、ママの体に現れる重い副作用として肺浮腫や高血糖などがあります。この場合は先生や看護師さんに相談し処方の調整や副作用を抑える薬の使用を検討してもらいましょう。

ママが一番気にすることは赤ちゃんへの影響かと思います。実際に胎児への実験は行えないので絶対に安心と言う実験データ等がある訳ではありませんが、長年多くのママに使用されている中で赤ちゃんへの体の発達に関わるような影響はほとんどないと言われています。比較的安心して使用できる薬です。

しかし、ウテメリン点滴は行われている間はママの脈が速くなるのと同じようにお腹の中にいる赤ちゃんも脈が速くなることもあります。かなり稀なケースですが心不全などを引き起こす可能性もあります。しかし、早産してしまうリスクよりも副作用のリスクが赤ちゃんへの影響は低いと判断された場合にウテメリン点滴は行われるのであまり心配せずに点滴を受けていいと思います。不安がある場合は自身が納得できるまで先生や看護師さんに質問や確認を行い不安を解消しましょう。

ウテメリン点滴の平均費用・保険適用の有無

妊娠中の検診は保険がきかず市町村からの助成制度を利用しますが、切迫流産・切迫早産は治療費には健康保険が適用されるため3割負担で済みます。

しかし、ウテメリン点滴だけでもウテメリンと点滴管理料で1日数千円かかります。張りの頻度等によりウテメリン点滴の濃度が変わるため濃度によっても価格は変わります。また、ウテメリン点滴をしている時はほとんどのママがお腹の張りや赤ちゃんの状態を確かめる為NSTを使用しますが、NSTも1回数千円かかってしまいます。この他、食費やベッド代等を含めると1日2万円程度かかることが多いようです。

切迫流産、切迫早産は状態が落ち着くまで退院できず、入院が長期間になってしまうことが多いです。1カ月入院をすると60万円程度になってしまう計算です。このような時は高額医療制度を利用すると1ヶ月間の医療費に応じて健康保険から返金が受けられます。また、高額なりそうとわかった時点で限度額適用認定を申請すると病院の窓口で支払う金額を少なくすることができます。

医療費が年間10万円を超える場合は確定申告を行い、還付を受けることができます。切迫流産、切迫早産の入院費は高額になることが多いので少しでも負担を減らすためにいろいろな制度を利用してください。

まとめ

ウテメリンの効果や副作用について書かせていただきましたが、ウテメリンのお世話にならず無事に出産まで過ごせることが一番です。もし、切迫流産、切迫早産と診断された場合は薬も使用されますが安静にするのが一番の薬とも言われています。家族の助けを借りながら安静に過ごせるようにしましょう。

私も切迫早産で緊急入院し2カ月弱24時間体制でのウテメリン点滴を経験しましたが、無事女児を出産出来ました。その後何の問題もなくすくすくと育っております。不安で辛いかと思いますが赤ちゃんの為だと思い乗り切ってください。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事を書いた人

さゆりん

2015年に出産し子育て真っ最中の主婦です。
転勤族の夫にくっついて日本全国を転々としています。

...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. 【切迫流産・切迫早産対策】ウテメリン点滴とは?効果・副作用・費用まとめ