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【妊娠後期】常位胎盤早期剥離とは?原因・症状・予防法・治療まとめ

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医療が発達した現代ではほとんどのお産が安全に行われていますが、中には大きな危険を伴なうことも。そんな危険な病気のひとつが、常位胎盤早期剥離です。早期に発見して適切な対処ができればママも赤ちゃんも守ることができるので、症状や兆候についてしっかり学んでおきましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015206078
目次 常位胎盤早期剥離とは
常位胎盤早期剥離の原因と発生の確率は?
常位胎盤早期剥離の兆候
常位胎盤早期剥離の赤ちゃん・お母さんへの影響は?
常位胎盤早期剥離の治療方法・費用
まとめ

常位胎盤早期剥離とは

現代は多くの出産が安全に行われていますが、それでもお産に大きな危険が伴なうことはあります。そのひとつが「常位胎盤早期剥離」と呼ばれる病気です。

常位胎盤早期剥離とは、通常は分娩後にはがれるはずの胎盤が、赤ちゃんがまだ子宮の中にいるうちに子宮からはがれてしまう病気です。酸素や栄養を供給する胎盤がはがれてしまうために赤ちゃんは酸素不足になり、最悪の場合は母子ともに命が危険にさらされる重篤な疾患です。

常位胎盤早期剥離の原因と発生の確率は?

■常位胎盤早期剥離の原因
常位胎盤早期剥離のはっきりとした原因はわかっていませんが、以下のような病気や原因で引き起こされるのでないかと考えられています。
・妊娠高血圧症候群
・妊娠前からの慢性的高血圧
・絨毛膜羊膜炎
・胎児奇形
・子宮内胎児発育遅延
・前期破水や感染を起こしている場合
・喫煙している場合
・腹部に強い刺激を受けた場合

特に妊娠高血圧症候群は、常位胎盤早期剥離が発症する確率が高く重症化しやすいと言われています。妊娠高血圧症候群では、管理入院になる妊婦さんも多いので、安静に過ごすことが重要です。喫煙は常位胎盤早期剥離のリスクが上がるので絶対にやめましょう。これらにあてはまらなくても、常位胎盤早期剥離が発症する可能性もあります。

■常位胎盤早期剥離の確率
常位胎盤早期剥離が発症する確率は0.3〜0.9%くらいの頻度といわれ、決して高いものではありません。しかし、健診などで事前に発見するのは難しいようです。

常位胎盤早期剥離の兆候

常位胎盤早期剥離は、事前に発見するのが難しいとされますが、それでも兆候はあります。いったん発症してしまうと一刻を争うので、以下のような症状がみられたらすぐに受診しましょう。

常位胎盤早期剥離の兆候
■腹痛
妊娠中はお腹が張りやすかったり腹痛を伴うことはよくあることですが、常位胎盤早期剥離での腹痛は
立っていられないほどの継続的な腹痛が続きます。中にはそのまま倒れて救急車で運ばれる妊婦さんもいます。いつもと違う強い腹痛の場合は病院に連絡しましょう。ただし、常位胎盤早期剥離でも腹痛があまりひどくなく気づかない妊婦さんも中にはいるようです。

■出血
常位胎盤早期剥離の兆候として、出血がある場合があります。量は少ないため、気づかない場合もありますが、少量の出血でも子宮内では大量出血し、貧血を起こしてしまう場合もあります。

■胎動が少なくなる
妊娠後期になると胎動はどんどん激しくなりますが、もし胎動が減っていたり何時間もない場合は赤ちゃんが弱っている可能性もありますので病院を受診して下さい。平均的に約2~3時間に10回以上は胎動を感じるのが正常です。臨月になると子宮の中で赤ちゃんが動ける範囲が少なくなったり下に降りてきているから胎動が減るともいわれますが、弱っているから減っているということも。胎動がちゃんとあるか毎日チェックしましょう。

中には陣痛が来てから常位胎盤早期剥離だと分かり、緊急帝王切開になる妊婦さんもいるほど兆候が少ない病気です。

常位胎盤早期剥離の赤ちゃん・お母さんへの影響は?

軽度であれば赤ちゃんへの影響はほとんどないことが多いようですが、最悪の場合死亡してしまうこともあります。もし助かったとしても胎盤が剥がれた影響により酸素が送られなくなり、重症の胎児機能不全になる可能性もあります。また、低酸素症の影響でまひなどの後遺症が残ってしまう場合もあります。

■子宮摘出の可能性も
軽度なら母体にも問題がない場合がほとんどですが、重度になると子宮を摘出しなければならない場合もあります。また胎盤が剥がれてしまうことで大量出血を起こし、血圧や意識の低下などの危険な状態におちいることもあります。

母体への影響で最も怖いのが播種性血管内血液凝固(はしゅせいけっかんないけつえきぎょうこ)症候群(DIC)を引き起こしてしまうことです。DICが起こると、体内の毛細血管などのいたるところに血栓ができてしまいます。血栓により肝機能不全をおこしてしまったり、血栓を溶かそうとするため血液が止まらなくなり大量出血を引き起こしてしまう可能性もあります。

■常位胎盤早期剥離の死亡率
常位胎盤早期剥離は発症する確率は高くはありませんが、もし発症しそれが重度だった場合は、母子ともに死亡することもある怖い病気です。早期に発見されるほど助かる可能性は高いので、立っていられないほどの強い腹痛や出血、胎動を感じないなどの症状があった場合はすぐ受診しましょう。

常位胎盤早期剥離の治療方法・費用

■常位胎盤早期剥離の治療法
本当に軽度の場合は産まれた後の胎盤の状態で気づくこともあるほどですが、通常は帝王切開となります。上記で説明した播種性血管内血液凝固(はしゅせいけっかんないけつえきぎょうこ)症候群(DIC)の治療も同時に行われます。常位胎盤早期剥離が起きると止血が難しくなるので、お母さんの命を守るために子宮を摘出しなければならない可能性もあります。

少し胎盤が剥がれているが正常に機能している場合は管理入院になり、赤ちゃんがいつ産まれても大丈夫な時期になってから誘発分娩になる場合もあります。早期に発見するためにも決められた回数の健診は必ず行き、検査してもらうことも常位胎盤早期剥離から赤ちゃんとお母さんを守る大切な手段です。

■常位胎盤早期剥離の治療費用
常位胎盤早期剥離のお産はほとんどが帝王切開になります。帝王切開は自然分娩に比べると入院する期間も長く手術になるので、費用は高くなりますが、帝王切開は健康保険が適用になるので、実際に支払う金額は自然分娩の費用と大きくは変わらない金額になることが多いでしょう。

赤ちゃんがまだ小さくて治療が必要な場合は赤ちゃん専用の集中治療室であるNICUに入る場合もあります。この場合も、健康保険が適応され2割負担となります。が負担の費用も未熟児養育医療制度や乳幼児医療費助成などが適応されると、自己負担はほとんどなくなることも多くなります。

まとめ

常位胎盤早期剥離はまだ明確な原因が分かっていない怖い病気ですが、早期に発見できれば赤ちゃんとお母さんの命を守ることができます

通常の陣痛は、痛い時と痛くない時の波がありますが、常位胎盤早期剥離では長時間継続的に痛みが続きます。少しでもいつもと違う症状があれば自己判断せずに、かかりつけの医師に確認するようにしてください。

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ふにふに

20代1児の母です(*^_^*)
可愛い息子くんと毎日たのしく過ごしています♪
趣味は料理!今は専業主婦なのでいろんなものを作って楽しんでます♫...

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