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顕微授精とは?方法・費用・リスク・受精率まとめ

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不妊治療の最終ステップとなる顕微授精。
顕微授精ってどんなことをするのでしょうか?
名前は聞いたことがあってもじゃあどういうものなのか説明できる人は少ないかもしれません。
方法やリスク、費用など、知ってるようで意外と知らない顕微授精のあれこれをまとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174006310
目次 顕微授精とは?体外受精、人工授精との違いは?
顕微授精に向いている対象
顕微授精の方法・スケジュール
顕微授精の費用・保険適用の有無
顕微授精の受精率は?受精しないこともある?
顕微授精のリスク
顕微授精を安全にうけるための注意点
納得して取り組もう

顕微授精とは?体外受精、人工授精との違いは?

■顕微授精とは?
顕微授精とは、その名の通り、顕微鏡を使って受精させる不妊治療のことです。体外で卵子の中に精子を1匹、ピペットというガラス管を使って注入します。一般的な不妊治療では、タイミング法から初めて、効果が無ければ、人工授精→体外受精→顕微授精 と、ステップアップしていきます。

■人工授精、体外受精との違いは?
人工授精とは、精子を採取して活性化してから直接卵子の近くに送り込む方法です。精子は自分の力で卵子の元へ泳いでいきますから、自然妊娠に近い形といえるでしょう。

体外受精とは、体外で卵子と精子を培養し、受精卵ができたら子宮内に戻す方法です。体外で受精卵を作る点で顕微授精と似てますが、体外受精は、精子を卵子にふりかけて自然に受精するのを待ちます。

顕微授精に向いている対象

では、顕微授精とはどんなケースが対象になるのでしょうか。

■重度の男性不妊のケース
無精子症(健全な精子がいない)や、乏精子症(精子の数が極端に少ない)など、重度の男性不妊のケースです。無精子症でも、精巣内に生きた精子があれば、直接精子を採取して顕微授精ができるんですよ。

■受精障害があるケース
体外受精で上手くいかなかった人や、多精子受精(1つの卵子に精子が2個以上受精する)が頻発して起こってしまうケースです。また、卵子の外側を包んでいる膜が分厚いのが原因で、精子が受精しにくいというケースも対象になります。

■抗精子抗体が陽性のケース
女性にも男性にもおこることですが、どちらかの抗精子抗体が強陽性で受精しずらいケース。(女性の体でこれが起こると、精子を異物と認識して攻撃してしまいます。男性の体で起こると精子が自滅してしまいます)

顕微授精の方法・スケジュール

■顕微授精の方法は?どのようなスケジュールでおこなうの?
顕微授精といっても方法は色々あり、やり方によってスケジュールは異なります。投薬をする場合としない場合がありますし、注射も病院でやったり自宅でできたり。頻度も色々です。ここでは大まかなスケジュールを紹介したいと思います。

①卵巣を刺激して卵を育てる
排卵誘発剤などを使って排卵を誘発させます。

②採卵する
卵子を採取します。麻酔をして注射針を使い、取り出します。

③精子採取
病院内か自宅でマスターベーションによる射精をしてもらい、専用容器に採取します。

④精子を選定する
洗浄、濃縮処理をして精子を活性化し、質の高いものを選定します。

⑤顕微授精する
顕微鏡を使って、卵子に精子を一つだけ細いガラス管を使って注入し受精させます。

⑥培養する
受精卵を培養液に入れ分割するのを待ちます。

⑦胚を子宮内に戻す
質の良い胚を選定して子宮内へ戻し、着床を待ちます。

細かいステップがいくつもあることがわかりますね。

顕微授精の費用・保険適用の有無

■顕微授精の費用は?
金銭的負担が大きいとされる不妊治療。顕微授精はその中の最終ステップとなりますから、費用は気になるところですよね。実は、不妊治療にかかる費用って病院によって自由に決められるんです。ですから、病院をどこにするかで費用は大きく異なってきます。

ネットなどの情報をもとに考えるとだいたい30万~60万ほどでしょうか。病院を受診する前に、評判はもちろんのこと、費用面もしっかり確認しておくといいですね。

■保険適用はされるの?
残念ながら保険の適用はされません。

不妊治療には保険が効くものもあって、一般的な治療だとこれにあたりますが、体外受精や顕微授精で使われる薬や処置については保険が適用されないことになっています。1度で妊娠できればいいのですが、数回に渡るとなると…大変ですよね。保険の適用がないものであっても、国や自治体から助成が出る場合がありますので、お住まいの市町村へ問い合わせてみることをお勧めします。

加藤レディスクリニック

顕微授精の受精率は?受精しないこともある?

■顕微授精の受精率
顕微授精での受精率ってどのくらいなのでしょう。気になりますよね。

あるクリニックでは、重度の男性不妊や受精障害の方を対象とした顕微授精の受精率が、60~70%だったそうです。また、2012年に日本産科婦人科学会が報告した顕微授精による妊娠率は、19.0%であり、妊娠あたりの流産率は28.0%。胚移植あたりの生産率は12.6%とのことです。

この数字を多いと見るか、少ないと見るかは人によるかもしれません。後々後悔の無いように、もしチャレンジする場合は、予め情報を集めて医師と話し合いながら納得いく方法をとりたいですね。

顕微授精のリスク

■赤ちゃんへのリスク
顕微授精のリスクとして赤ちゃんへの影響を心配する方は多いのではないでしょうか。確かに、顕微授精って卵子に器具を刺しこんで精子を注入する方法ですから、このときに卵子が傷ついてしまいそうですよね。

ですが、現段階では、顕微授精が赤ちゃんに影響を及ぼすということは証明されてないようです。赤ちゃんに染色体異常やダウン症などの障害がでる確率は、自然妊娠と同じだと言われています。

不妊治療を受ける男女の年齢は30代後半~40代の方が殆どです。女性の年齢が上がると卵子が老化していくことは有名な話で、女性の年齢の上昇と共に、赤ちゃんの染色体異常などのリスクも上がっていきます。

このことから、赤ちゃんにリスクがあるとすれば、それは顕微授精のやり方ではなく、顕微授精を選択しなければならなかった方々の中にそのような要因があるのかもしれません。

■精子を人工的に選ぶリスク
精子を人工的に選ぶということをリスクと考える人もいるでしょう。体外受精は、卵子に精子をふりかける方法ですから、妊娠にふさわしい生命力をもった精子が自然に受精していきますが、顕微受精は受精する精子を選ぶのは人間です。

もちろん、形態的に異常のない精子を慎重に選別するわけですが、自然の力ではないということから、本当に妊娠に相応しい精子かどうかはリスクといえるかもしれません。とはいえ、不妊治療はまだ発展途上でわからない点も多いというのが正直なところ。この先、明確なリスクやそのリスクの回避方法などがわかってくるといいですね。

顕微授精を安全にうけるための注意点

顕微授精は不妊治療で最も高度な技術ですが、だからといって100%安全な治療ではありません。少しでも安全性を上げるために、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。

■安全性を上げるために注意すること
割と多いのが採卵時のトラブルです。採卵時に出血したりばい菌に感染したり臓器を傷つけたり…。また、排卵誘発剤の影響で卵巣の中に水が溜まってしまうこともあります。これらのことは医師に委ねるしかないのですが、自分でできることとしては採卵前後の体の不調に注意をすること。異変を感じたらすぐに医師に伝えるようにしましょう。

日常生活では特に注意をすることは無く、いつも通りでいいようです。ですが、処置を終えて着床までの数日間は安静に過ごしたいと考える方は多いですよね。念のため、ストレスに繋がるような過度な運動は避けた方がいいでしょうし、夫婦生活も控えた方がいいでしょう。精子には子宮を収縮させる作用があると言われています。

アルコールとタバコも妊娠を希望する女性には当然不向きです。特にタバコは血流が悪くなりますから控えましょうね。

納得して取り組もう

顕微授精は今から約20年ほど前に確率された最先端の不妊治療です。体外受精に比べて受精率が高いので希望が持てますが、反面、新しい方法なだけにわからない点が多く不安になるかもしれません。ただハッキリと言えるのは、自然妊娠でも人工授精にしても完璧な方法なんて無いということが現状です。

どんな妊娠であっても、リスクはあるし、それを完璧に回避することなどできませんよね。心配によるストレスは妊娠の敵ですから、何事も前向きに。顕微授精を選ぶのであれば、不安な点は一つ一つ医師に相談しながら納得のいく治療にしていけるといいですね。

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この記事を書いた人

まる

はじめまして。

3人の男の子を育てているママであり、元保育士です。
長男は10歳、次男・三男は4歳の双子です。
バタバタと賑やかな毎日を送っています。...

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