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代理ミュンヒハウゼン症候群とは?兆候・原因・症状・診断・治療法まとめ

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代理ミュンヒハウゼン症候群って?あまり聞かない病気ですよね。しかし、子どもに悪影響を及ぼす怖い病気なのです。今回は代理ミュンヒハウゼン症候群の兆候・原因・診断・治療法をまとめました。気付きづらい病気ですので、ぜひ読んでいただきたいと思います。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28061000250
目次 代理ミュンヒハウゼン症候群とは?
代理ミュンヒハウゼン症候群の兆候
代理ミュンヒハウゼン症候群、親の抱える原因
代理ミュンヒハウゼン症候群の子どもへの影響
代理ミュンヒハウゼン症候群、診断の手順
代理ミュンヒハウゼン症候群の治療法
まとめ

代理ミュンヒハウゼン症候群とは?

■代理ミュンヒハウゼン症候群は精神的な病気
代理ミュンヒハウゼン症候群とは、子どもなど近親者が本当は病気にかかっていないのに、病気になっていると嘘をついたり、病気にさせたりし、面倒見ることにより自分の心の安定を図ってしまう病気です。この病気は虚偽性障害の一種です。
似た病名にミュンヒハウゼン症候群というものがありますが、こちらの病気は自分自身について病気を偽ることです。これに対し、代理ミュンヒハウゼン症候群は他人の病気を偽ることですから、無理矢理病気を作り出そうとしてしまい、他人に害が及ぶことが多いのです。

■子どもへの虐待の特殊型
代理ミュンヒハウゼン症候群は、母親に多く見られるものです。他人である自分の子どもについて病気を作り出してしまうのですが、病気を作り出す過程に薬物を飲ませ体調を悪くすることもあるのです。本来ならば健康である子どもは母親によってどんどん病気にさせられてしまうのです。

代理ミュンヒハウゼン症候群の兆候

代理ミュンヒハウゼン症候群の兆候として最たるものは、子どもは健康であるのに病気にさせられてしまっている、ということです。詳細としては以下のようなものがあります。

■持続的・継続的に子どもが病気などにかかっている
かなりの頻度で子どもが病院通いをしている場合です。または、ずっと病院に通っているのにもかかわらず治療が終了しない場合です。

■子どもの体調はいいと医者は思うのに対し、母親は危機的状況を訴えている
医者は子どもを診察しても、何ら体調の悪さを感じないにもかかわらず、母親や養育者はその子どもについて、とても体調の悪さを医者に訴えます。医者が母親を説得しようとしても聞き入れず、他の病院に転院したりします。

■子どものそばを母親が離れない
母親や養育者が子どものそばを離れず、かいがいしく世話をする傾向にあります。

■子どもと母親を離すと子どもの症状が落ち着く
子どもと母親や養育者を離し、病院スタッフなどが子どもの看病にあたるとあっさり体調がよくなります。

■治療の効果がほとんど見られない
通院し治療を受けているにもかかわらず、子どもの状態は回復に向かわないのです。

■過去にいくつもの病院を受診している
現在までに多くの病院を受診していることも多いのです。

代理ミュンヒハウゼン症候群、親の抱える原因

■原因
代理ミュンヒハウゼン症候群は、子どもを世話をかいがいしくする自分に酔っている、他人から褒められたり同情されることについて快感を覚えてしまい、繰り返してしまうとされています。しかし、この病気について原因は明らかになっていません。

■要因
幼少期におけるトラウマや家庭環境が要因になっていることもあります。例えば、愛情をあまり受けずに育ったため、自分が病気になったときに周りから同情されたり、注目を集めたときに快感を覚えてしまったことが一つの要因になっているそうです。そういったことから、過去にミュンヒハウゼン症候群にかかっていた人が母親になったときに代理ミュンヒハウゼン症候群になる傾向が強いそうです。

代理ミュンヒハウゼン症候群の子どもへの影響

代理ミュンヒハウゼン症候群は他人である子どもに被害が及びます。代理ミュンヒハウゼン症候群は自分ではなく他人の病気を作り出してしまうということは先ほどお伝えしました。

では、どうやって病気をねつ造するのでしょうか?病気の作り出しは2種類あるとされており、検査結果のねつ造と子の身体のねつ造があります。検査結果のねつ造の場合は、例えば尿検査で採取した尿に自分の血液を混ぜたりすることで子の体調不良を作り出します。このねつ造は直接的には子の身体への影響はありません。

他方、子の身体へのねつ造は子どもに怪我を負わせたりすることで子の体調不良をねつ造するのです。これは子どもへの虐待行為と同様の行為です。母親本人が虐待の意思が全くなくとも客観的には虐待になってしまっているのです。

検査のねつ造だけならば大丈夫、とは言い切れません。なぜなら、病気を作り出すことにより頻繁に病院通いをしたり必要のない投薬が行われます。こういったことで本来成長に必要な遊びに当てられる時間がなくなってしまったり、本来必要のない長期入院では心身の健全な成長が妨げられてしまいます。

いずれのねつ造によっても代理ミュンヒハウゼン症候群によって、子の健全な成長などがゆがめられてしまう危険性が高いといえるでしょう。

代理ミュンヒハウゼン症候群、診断の手順

代理ミュンヒハウゼン症候群の診断はとても難しいとされています。なぜなら、客観的には育児に熱心な母親に見えるからです。それゆえ、医者の診断にあたっては多数の項目をもとに総合的に診断されることになります。以下のような項目を見ていきます。

■子どもの病歴を調べる
過去に受診した病院や保健所などにも聞き込みを行い、どういった病気をしたのか、どういう経過をたどったのかを詳細に聞いておかしな点はないか確認します。

■母親などの養育者に直接聞く
代理ミュンヒハウゼン症候群にかかっている母親などに直接今までの子の病歴などを聞き、おかしな点がないか確認します。

■母親などの養育者と子どもだけにしない
入院などの場合、母親と子どもだけの状態にしないで様子をみます。こっそり監視カメラを設置し、ねつ造行為をしていないか見ることも必要です。

■3週間は様子を見る
3週間という比較的長期に様子を見ます。このくらい長期であれば、ねつ造行為がなされることが多いからです。

以上のような項目などを元に総合的に代理ミュンヒハウゼン症候群かどうか判断することになるとされています。

代理ミュンヒハウゼン症候群の治療法

代理ミュンヒハウゼン症候群は精神的な病気の一種ですから、母親などの養育者の精神的カウンセリングによる治療がなされます。しかし、本人自身はこのような病気にかかっていると思っておらず、立派な母親だと自負しているところがあります。よって、このようなカウンセリングを実施することはとても難しいとされています。

また、責めてしまうとカウンセリングに出てこなくなってしまうため、客観的に虐待行為をしているようになっていても責めることができません。

一般的に発覚しにくく、治療も困難であることから、潜在的な患者や被害者はとても多いのではないかとされているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?代理ミュンヒハウゼン症候群は発見が難しい反面、被害者である子どもは心身の健全な成長を妨げられている状態です。最悪の場合は生命の危険も生じてしまうのです。

代理ミュンヒハウゼン症候群は、当の本人たちが気づくというよりは、周囲の人々が気づく病気でしょう。お友達親子などでも、気になるようなことがあれば、まずは誰かに相談してみるようにしましょう。

参考:日本小児科学会「代理によるミュンヒハウゼン症候群」

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この記事を書いた人

marin

はじめまして。2歳の娘を持つ母親業をしております。学生の頃は学習塾の講師として小中学生に勉強の楽しさを伝える毎日を過ごしておりました。社会人になってからは旅行が...

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